Adobeがポッドキャスター向けのサービスを準備しています。2021年からProject Shastaとして進められてきたものですが、今回はベータ版ということで、AIによる音声向上をさせる「Enhance speech」機能と、マイクのテスト「Mic Check」機能が公開されましたので、早速試してみました。
AIが音質改善してくれる
＞＞Adobe Podcast | AI audio recording and editing, all on the web
実際の音質は、わたしの配信で紹介していますので、ぜひご確認下さい。AIによるノイズカットがすごいです。
エアコンをつけて録音したので、ノイズがすごいことになってますが、AIがきれいにカットしてくれています。
AIがカットする前のノイズまじりの音声
エアコン環境化で録音した音声の波形はこちら。
見事にノイズがわかりますね。冒頭と最後のまっすぐな太い波形がノイズです。実際に聴きますと、さぁーーーーという耳障りな音が聴こえます。
AIがノイズをカットした音声
波形の高さこそ小さくなって、音量が小さくなっていますが、ノイズが見事にカットされて、無音状態になっています。
ですので、これを、私が普段かけていますコンプレッサー（小さい音を大きく、大きい音を小さくするエフェクト）をかけますと、こんな感じです。
私にはこれくらいがちょうどよいのですが、AdobeのAI的には2番目くらいのゲインが良いのですかね。
AIのポッドキャスト向け音声加工の凄い点
上記の波形をみますと、波形が低音に寄せられているのがわかります。男性の声ということで、少し落ち着いた低音のほうが良いということなのでしょうかね、このあたりはAIならではの解釈ということでしょう。
ただ、たしかに、スッキリしています。いやはや凄いですね。
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