PCブラウザで位置情報を偽装して、海外からのアクセスをしているように見せて、調査したいことがあります。JavaScriptによる位置情報の取得の場合は、それでも詐称できるのですが、できないサイトもあり、もし知っている人がいたら教えてください。
海外から見るとどうなるのか
たとえば、Pixivが運営している通販プラットフォームのBOOTHでは、言語設定を英語にしますと、海外発送に対応したUIに変わります。
これはBUYEEというフロントエンドのプログラムが言語を認識して、海外発送への対応を肩代わりしてくれるという便利な仕様です。BOOTH以外にも、Creemaやminneなどのハンドメイド販売プラットフォームでも、同様の機能を実装しています。
そうした海外EC対応プラットフォームなどを調査したいとき、海外からのアクセスと偽装して試したいときがあります。そういうときに、デベロッパーツールによる、位置情報偽装が使えます。
デベロッパーツールによる位置情報偽装
>>Chromeで位置情報を変更してGoogle検索する方法 – ミエルカマーケティングジャーナル
こちらで詳しく書かれています。
デベロッパーツールのコンソールドロワーのメニューからセンサーを選びますと、位置情報を設定できる画面がでるのです。ここで、緯度経度、タイムゾーン、言語などを設定しますと、位置情報を詐称することができます。
ですので、たとえば神戸駅の近くにいると「神戸駅の近くです」と表示させるJavaScriptを組みますと、詐称したときとそうでないときとで、出し分けをすることが確認できます。
>>神戸駅判定
if (lat > 34.6790 && lat < 34.6794 && lng > 135.1785 && lng < 135.1790 ) {・・・
例えば上のソースコードのように、緯度経度を判定することができるのです。そういうときに、デベロッパーツールの位置情報偽装はテストにとても便利です。
ブラウザで位置情報を取得しているの確認
ブラウザの設定メニュー>プライバシーとセキュリティ>サイトの設定>位置情報 から、位置情報をそもそも取得しているサイトなのかを調べられます。
ここに掲載されているサイトを、いちど「ゴミ箱」をクリックし、削除します。そして再度そのサイトへいけば、位置情報を利用してもよいか聞かれるはずです。このアラートがでる場合は、JavaScriptによる位置情報取得となり、前述のデベロッパーツールの偽装が使えます。
たとえば、大手牛丼チェーンの吉野家の店舗検索ページでは、以下のように位置情報を取得しています。
ここで、位置情報を詐称しますと、たとえば、埼玉からアクセスしていても、位置情報を神戸駅周辺に偽装すれば、以下のように神戸駅周辺の吉野家が出ます。
ブラウザによる位置情報詐称が効かない
- minne
- Creema
- BOOTH
など、海外販売に対応しているマーケットプレイスは、残念ながら前述のデベロッパーツールによる位置情報詐称には対応していません。
以前はいけたような気がしたのですが、そうした越境EC変換アルゴリズムのほうが、偽装されないように対応したのかもしれません。
minneやCreemaが実装しています海外通販スキンは、こちらです。以下の記事のようなことを検証したいのですが、今はどうもデベロッパーツールでの位置情報偽装はだめなようです。
- BUYEE
- WorldShopping BIZ
>>海外からminneの作品が購入できるようになりました(2022/11/25更新)|minne(ミンネ)
PCブラウザ版のGoogleマップですと、こんなかんじに埼玉にいながら、ロンドンに詐称すれば、ラーメンと検索しただけで、ロンドンの美味しいラーメン屋さんが見つかります。
もしできる方法を知っている人がいたら教えてください。
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