LINE@(ラインアット)担当者の運用方法とプロプラン事例データ2018

ラインアット運用
LINE@の分析データはPROプランから見ることができます。折角なのでLINE@の運用をされようとする担当者さんに向けて、一通りの運用の流れをまとめてみました。

こんにちは、マーケティング大好きカグア!です。LINE@のアカウント運用もしています。

本記事では、LINE@マネージャーやGoogleアナリティクスの使い方を含めた、私のLINE@運用の指標管理や事例データなどを紹介します。企業様などにもご参考になれば幸いです。

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LINE@の運用準備

LINE@(ラインアット)とは

ラインアットは、LINEが提供するビジネス向けLINEアカウントのサービスです。クーポン発行など、ビジネスに特化した機能を有しています。
>>LINE@で販促・ファンを獲得!無料アプリで簡単に始めるビジネス向けLINE
メッセージ一斉配信 LINE@

  • メッセージ一斉配信
  • 1:1トーク
  • タイムライン機能

一部ではLINE離れという論調もありますが、まだまだ利用している人は多いかと思います。月間1000通までの配信は無料から使えますので、気軽に始めることができます。

LINE@運用アプリのダウンロード

LINE@は、ラインアットアプリで運用管理します。以下から無料でダウンロードできます。PCからでも管理はできるのですが、実際のスマホ画面での確認をしたいので私はアプリで管理しています。
>>「LINE@」をApp Storeで
>>LINE@App (LINEat) – Google Play の Android アプリ
LINE@アプリ

利用プランに対する支払いもこちらのアプリからできます(クレカやLINE Pay)。有料プランにはLINE@アプリの管理メニューからすぐにプラン変更できます。
LINE@のプラン変更

  • 友だちの属性表示 (性別、年齢、地域など)
  • ターゲティングメッセージ (属性別に配信)

とくにプロプランでは、属性がわかるだけでなく、特定の属性に絞り込んでターゲティングメッセージを配信できることも魅力です。ちなみにプロプランの料金は月額21,600円(税込・2018年2月10日時点)です。

それでは、実際のLINE@の運用をみていきましょう。

LINE@の運用準備

ユーザー獲得のためのリード作り

私の場合は、ブログのヘッダーにバナーを掲載しました。LINE@のアカウントへAタグでリンクを貼っただけですが、母数が増えますとやはり登録は増えました。
ラインボタン

ですからこの場合は、とにかくターゲットに響くブログの記事を書くことがミッションとなります。この接点のリーチやインプレッションは、Googleアナリティクスで把握できます。

サイトでのLINE@登録を計測する

上記のユーザー獲得のためのボタンのクリックを計測します。Googleタグマネージャが実装されていればクリックトリガーで簡単に取得できます。クリックでGoogleアナリティクスのイベントを発火させる流れになります。
イベントトラッキング

Googleアナリティクスのイベントトラッキングで計測すれば、コンバージョン設定も出来ますので、集客とLINE@バナークリックの相関など仮説立案のヒントになります。私の場合はそれほど登録数は多くなかったので、Googleアナリティクスでは、デイリーよりも週間で見たほうが参考になりました。
ライン登録の趨勢

このようにしてユーザー獲得のための接点を作り、友達追加数が増えてくるようなトレンドが描ける、もしくはユーザー獲得のためのスキームが安定してきましたら、第1フェーズはOKです。

配信自体は、上記のリード獲得と並行して行い、コンセプトや配信スケジュールにのっとって運用していくわけですが、そのLINE@の配信運用について見ていきましょう。

パラメーター付与しメッセージ配信

GoogleアナリティクスのキャンペーンURLビルダーで、パラメーター付きのURLで告知すれば、アプリなどのノーリファラー媒体でもトラッキングが可能になります。
>>Campaign URL Builder — Google Analytics Demos & Tools
キャンペーンURLビルダー

例えば、以下のようにURLにパラメーターを付与すると良いでしょう。メディア名はGoogleアナリティクスのチャネルレポートで表示されるものの中から選ぶと良いでしょう。
http:// example.com?utm_source=lineat&utm_medium=social&utm_campaign=20180401

  • utm_source=媒体名
  • utm_medium=メディア名
  • utm_campaign=キャンペーン名

>>デフォルト チャネルの定義 – アナリティクス ヘルプ

Google URL ショートナーで、パラメーター付きの長いURLでも、短い文字数にしてメッセージ内での見やすさを高められます。下図のようにすっきりとURLを見せられます。右図はターゲットを絞り込むと約60%に送信できるという状態です。
>>Google URL Shortener
LINE@運用メッセージ送信

あとはワークシートなどで、配信日、概要、配信数、クリック数、CTR(クリック率)などを管理していけば良いでしょう。個人的には、書き出し分、通知に表示される文字、キャッチ画像なども控えておきますと、相関を考察しやすくなって、経験値にできると思います。

LINE@アプリでユーザー属性を分析

LINE@(ラインアット)アプリは以下のような画面になっています。ホーム画面では友達登録数やメッセージ送信などのメニューが集約されています。このアプリからメッセージ配信ができます。
LINE@アプリ

ホーム画面のタイムラインも運用ができます。管理者は以下のように、シェアやいいね数の管理をしたり、具体的なユーザーもわかります。統計情報からは以下の指標を知ることもできます。
LINE@アプリ

  • PV
  • UU
  • 投稿数
  • いいね数
  • コメント数
  • 共有数

「統計情報」メニューでは期間を指定し基本的な統計指標を分析することができます。
LINE@アプリ分析

  • 友達追加数(フォロワー数)
  • 有効友だち数
  • ターゲットリーチ
  • ブロック/友達解除数

友だち追加されたユーザーの属性も知ることができます。以下の3属性ですが、年齢は14歳から50歳までは5歳刻みで細かくセグメントできるようになっています。
LINE@の統計情報

  • 性別
  • 年齢
  • 地域

いずれも実数ではなくパーセントの割合のデータとなっています。Googleアナリティクスで前述のリードを獲得したセッションなどで絞り込んだデータと比較しますと気づきなどがあるかと思います。
目標セグメント

Googleアナリティクスなど運用のまとめ

  • リード獲得とそのモニタリング
  • メッセージ配信とURLの管理
  • ユーザー属性と統計情報の把握
  • 仮説立案などPDCAサイクルを回す

LINE@は、サイトや広告などリード獲得からメッセージ配信そして反響の管理まで、ユーザーとのコミュニケーション接点をデータで管理可能です。規模が大きくなってきましたら管理者を複数置くなどスキームを定期的に見直すと良いでしょう。プロプランであれば100人までメンバーを追加できますので便利です。

とくにLINE@のプロプランはターゲティングメッセージができますので、とても強力なツールになるはずです。

ぜひみなさんもLINE@マーケティングのPDCAサイクルを回してみてください。

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関連情報リンク

LINE@を俯瞰するときに。
>>LINE@(ラインアット)完全マニュアル〜作り方・料金プランなどを解説|ferret [フェレット]

どっちだ!?
>>算数できない人はマーケット記事書いちゃダメ。若者はLINE離れしているのか → してねーよ (1/2)
>>「LINE未読200件」高校生がLINE離れしてインスタに向かう理由 | BUSINESS INSIDER JAPAN

クイックレスポンスが魅力。
>>「LINE@」で店舗と顧客が「友だち」に:日経ビジネスオンライン

今回のわたしの事例を見てもわかりますように、おそらく高い年齢層のユーザーが増えて、若者の割合が減ったからだと思います。
>>若者の「LINE離れ」が進んでるってマジ?その原因は… | カミアプ

大手の事例も最近では多く見られるようになりました。
>>LINEの企業運用ノウハウ①:LINEの基本とトークの送信4つのTIPS ポイントは“友だち目線” | 楽して成果につなげる! 複数ソーシャルメディア統合運用術 | Web担当者Forum

運用代行をしてくれるサービサーも増えてきました。
>>LINE公式アカウント運用代行サービス|サービス|メンバーズ

中小企業でもLINE@のダイレクトコミュニケーションを活用するのはおすすめです。
>>中小企業のLINE@運用代行|成功の秘訣は「友だち1000人を最短で集める」

公式ブログは定期的にチェックしましょう。
>>「管理者」とは?LINE@の運用権限について : LINE@公式ブログ | ラインアットの最新情報や成功事例をご紹介 | LINEの法人・ビジネスアカウントを使った集客のコツ

まとめ

ラインアットは通知としてメッセージ配信できることが最大の強みでもあり、弱みでもあります。タイミングや頻度、言葉遣いなど、煩わしさを感じられないように運用する慎重さが不可欠です。

そうした試行錯誤も、前述のような数値化をして見える化をすることで、経験値として社内でノウハウ化できるはずです。ぜひ履歴を数字で残してみてください。

LINEの利便性がまったくゼロになるということはないでしょうからね。お疲れ様です!

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