ゲーミングPCは高い、と思っていませんか。じつは昨今のeスポーツブームとの相乗効果で、売れに売れまくっていてかなり安い価格になってきました。※2016年11月20日時点 ※うーん、やっぱり最安でもRAM8GB、GTX1050搭載機で最安「税込」79800円くらいですねえ。
その経験を踏まえて、わたした試した方法を含めた5つの方法をご紹介します。どれも合法ですのでご安心ください。それぞれに注意点、メリット・デメリットも掲載しておきましたので、お読みください。
この記事の目次
安いゲーミングPCを買う基礎知識
FPSなど3Dゲームの推奨スペック
格安とはいえ、ゲーミングパソコンで必要とされるスペックを確認していきましょう。
FPSゲームとして人気のある「バトルフィールド」。その推奨スペックはこちらです。
>>「バトルフィールド 4」PC版の必要&推奨動作環境が公式Twitterで発表に。GPUはGTX 660あるいはHD 7870以上推奨 – 4Gamer.net
- クアッドコアCPU
- メモリ8GB
- GTX660以上
GTX660は、現在エントリーGPUとして不動の人気を誇るGTX750Tiより少しスペックのよいGPUです。ですから、比較としてGTX950を試してみたところ、問題なさそうです。そして、そのGTX950が大丈夫ということであれば、最新GPUであるGTX1050も大丈夫そうです。
>>GeForce GTX 950 vs 660
ですから、おそらくネックになるのは、GTX1050の最大消費電力にたえられる電源を持つパソコンを用意する、ということです。
パソコンの電源に注意
じつはパソコンの入門機など、安いパソコンですと、じつは装備している電源ユニットは300Wくらいまでが主流です。いっぽう、GTX1050はエントリー向けGPUと位置づけられていますが、それでも最高負荷のときには、200W近くを消費します。
>>週刊ドスパラTV 第9回 10.27放送より – YouTube
最低でもPCに6万円はかかる
そもそも、パソコンには以下の部品が必要です。
- PCケース
- CPU
- CPUファン
- マザーボード
- メモリ
- HDD(SSD)
- OS(Windows)
- 電源
まあCPUグリスやコードなどもありますが、大まかにいうとこんなもんです。で、それぞれがまあ5千円くらいして、一番高いのがCPUとWindowsです。それぞれ最低でも1万円ちょっとします。そして、これはさすがに値引きというか安いものに代替できません。
そして、なにげに大きいのが消費税。
53,450円、安っ!
と表示されていても、消費税や送料などを入れますと・・・、
57,726円(´・ω・`)
世の中そんなに甘くないですね。ですから、まあ税込みで最低でも6万円はかかる、と見ておきましょう。グラフィックボードを買うまでに、そもそもこれだけかかるのですから、4万円でも売れるのがわかりますね。
8%って結構大きいですよねえ。
最新情報で判断する
ネット上を検索しますと、かつてのグラフィックボードでの話が書いてある情報もあります。最新のGTX10シリーズは本当にコスパがよく、それを基準に書かれた記事や、店員さんに相談などして、最新情報で判断されると良いと思います。
ゲーミングパソコンを安く買う方法
Photo:license by 139689832@N04
さて、それでは以上をふまえて、トリックでも何でもない、どれも合法である「安くゲーム用PCを買う方法」をご紹介しましょう。やっぱり本命は、本体の6万円をどう下げるか、ですね。
自作パソコンに挑戦する
自作パソコンというと不安に思う人もいるかもしれません。しかし例えば、ドスパラなどでも自作キットが販売されています。
こちらでは、最安パソコンは、税別で約5.5万円で販売されています。少しの手間で、ベースの価格を下げられることになります。
とはいえ、いっぽうで、BTOパソコンショップSEVENでは、ほぼ同等のスペックで組み立てて製品として購入が可能です。
>>Core i3 6100 BTOパソコン一覧|パソコンショップSEVEN
ただいずれにせよ注意が必要なのは、電源のワット数。安い新品パソコンでは電源やメモリ、ハードディスクなどでコストを抑える傾向があります。電源のワット数が少なくとも500Wはないと高負荷のグラフィックカードはさせませんので、結局、新品の安いゲーミングパソコンを買ったほうが良かったとなりかねません。
安い新品のパソコンを買うときは、電源に注意してください。
メリット
とにかく新品なので、メーカー保証なども利用可能。
デメリット
最近のBTOパソコンショップは優秀なので製品を買っても相当に安い。
アフィリエイトで自己購入する
これは安く買う方法というよりは、キャッシュバックに近い方法です。多くのBTOショップでは、アフィリエイトといって販売促進のための広告プログラムをやっています。
それを自らも申請して、そして自分の広告経由で購入する方法です。「自己購入」としてきちんと認めているショップも多いので、おすすめの方法です。たとえば、2%の報酬でしたら、10万円パソコンですと2000円が報酬として、翌々月などに振り込まれます(各広告アフィリエイト会社によって異なります)。
おすすめは次の3つです。私は3つとも契約していますが、一番使っているのはバリュコマさんですね。管理画面が使いやすいのが気に入っています。
ドスパラ、TSUKUMO、SEVENなど、ゲーミングパソコンで実機のあるショップが豊富。バリューコマースの最低振込報酬は1000円です。
楽天リンクシェアは、マウスコンピュータ、パソコン工房などが参加しています。最低振込額が1円からというのが嬉しい。
A8はアフィリエイトの草分け。ドスパラやマウスコンピュータなどが参加。最低振込額は2パターンから選択。
メリット
前述の方法と自己購入を組み合わせられるとさらにお得。
デメリット
自分でブログを書いたり、アフィリエイト会社に申請する、振込は数ヶ月後など、報酬のわりにそれなりに手間がかかる。
掘り出し物に期待する
BTOパソコンショップでは、ごくまれに激安掘り出し物パソコンが売られます。上記はドスパラですが、1人1台限定といったような本当の格安PCが販売されることがまれにあります。アウトレットなども含め。
そのときに、安く本体を入手しておけば、あとはグラフィックカードを追加するだけです。ただし、このときも電源には注意しておきましょう。
たとえば、Amazonなどでは定期的にクーポンを出しています。こちらのゲーミングPCはなんと10000円のクーポンがつくので、新品でありながら、約9万円という破格の値段になっています(※2016年11月20日時点)。
mouse ゲーミングPC デスクトップパソコン G-Tune LG-I560821SG95X-ZB/Windows 10/i5 6400/8GB/SSD120GB/HDD1TB/GTX950: パソコン・周辺機器
メリット
ショップの保証がついたり、新品だったりと嬉しい。
デメリット
掘り出し物が見つかるかどうか、さらには買えるかどうかは運次第。あとは電源不足など希望するスペックではない可能性がある。
ベースは中古パソコンを買う
たとえば、こちらは大手ゲーミングPC販売のドスパラの中古ショップです。
メモリ8GB搭載していて2万円台です。中古パソコンは、情報漏えいの観点からよくHDD無しがありますが、上記の中古PCは問題なさそうです。メモリも8GBあれば、そこそこ動きます(電源ワット数未確認)。
ただし中古である程度のスペックでも、電源には注意です。仮に、電源ワット数が問題ないと仮定しますとこんな感じになるかと。
>>人気の「GTX1050」最新一覧はこちら。
Amazonで詳しく見る
Tiにこだわらなければ、GTX1050なら新品でも税抜約15000円です。
玄人志向 ビデオカードGEFORCE GTX 1050搭載 GF-GTX1050-2GB/OC/SF | 玄人志向 | グラフィックボード
2.3万円+1.5万円*消費税、となりつまりこうなります。
4.1万円でゲーミングPC!
※電源を買い換えなくて良い場合
PS4 Pro よりも安い!
前述したように、もともとのPCがどんなに安く作っても税込みで6万円しますので、さらに安い価格で買おうとすると、本体にメスを入れる、ということになります。約4万円ならば、PS4 Pro よりも安いですね!
電源を変えなくてはならない場合も
しかし!
ここで気をつけなくてはならないのが電源です。タワー型PCが仮に見つかった場合でも、電源が300wくらいのものも結構多いのです。それですと実は厳しい。ですので、電源を500wのものに変えるなど対応しなくてはならないでしょう。GTX1050でも最高負荷時には200W弱まで電力を使います。
そして極めつけはこちらの動画。なんとハードオフで買った格安ジャンクパーツからなんと1680円でモンハンベンチなどを動かす格安ゲーミングPCを作っています。ポイントは、格安でWindowsのリカバリーCDを入手したところ。やっぱり、固定費用をいかに下げるかがポイントなんですよね。
とはいえ、電源に不安があってもたとえば、GTX730など格安のグラフィックボードで、かつゲームの必須スペックを上回っていればアリです。たとえば、オーバーウォッチの最低グラフィクはGTX460でメモリ4GBです。GTX460は、補助電源不要のGT730よりもベンチマークは低いです。
>>Overwatch Supported Video Cards – Blizzard Support
上記の動画も含め、どこまでスペックを求められるのかと、楽しむ気持ちで安いゲーミングパソコンを追求するのが良いかと思います。
>>GeForce GTX 460 vs GT 730
メリット
運が良ければ本当に安いゲーミングパソコンが手に入る。企業向けのリールアップPCが最近は出回るようになり、1万円前半で格安の中古PCが手に入るようになりました。約1.3万円中古PCとGTX1050を組み合わせて、コジコジさんが、PUBGをプレイする動画をアップしていますので、参考にしてみてください。
3万円でゲーミングPCが出来ちゃう時代になり、これは嬉しいですね。
デメリット
中古なので新品よりは寿命に不安は残る。電源が足りないことがある。良い中古が見つかるとは限らない。
中古ならリノベPCが5万円台から
追記:2017年5月10日:最新1050Tiを搭載してWindows10にリフレッシュしたドスパラ中古がおすすめ。手間を考えると間違いなく最安ゲーミングPC。
>>リノベーションゲーミングPC Dell OptiPlex 3010 SFF特集ページ | ドスパラ中古通販サイト
BTOパソコンを買う
じつは、すでにゲーミングパソコンは、以前に比べますとかなり安価になっています。
前述の掘り出しものではないですが、PCのほうは最低スペックにしてあまりこだわらず、グラフィックカードをGTX1060にして10万円以内に収める、などのほうが賢いかもしれません。
新品であればショップの保証や、サポートも期待できますし、何より最新で組めますから。おすすめのBTOショップを以下に掲載しますね。おすすめはドスパラさんとSEVENさんですね。安くて早くて、実績があるから部品の検査品質も頼もしい。
>>ドスパラ(公式)
>>パソコン工房【公式通販サイト】
>>FRONTIERダイレクト
>>ツクモコンピュータ
>>BTOパソコン通販 パソコンショップSEVEN
>>デルコンピュータ
たとえば、2016年11月21日時点で、TSUKUMOでは、Core i3 で GTX1050 搭載 SSD、メモリ4GB のデスクトップPCが、なんと送料・消費税込みで、
(;゚д゚)ェェェ 7.9万円です。
ただしメモリは4GBなので最低ですが、他ショップでも探しますと、ギリギリ7万円台のグラボ搭載のゲーム用パソコンが見つかるはずです。手間やリスクを考えたら、BTOパソコンという選択肢が納得、という方も多いとは思います。
ブックマークやホーム画面に入れておいて、定期的にチェックしましょう。
メリット
手間がかからない、保証などショップのサポートもつく。アフィリエイト自己購入と組み合わせるとこれが一番かもしれません。
デメリット
他の方法よりは高くなる。とはいっても10何万も変わりません。
関連情報リンク
やっぱり最強グラボほしいですね。
>>新最強グラフィックボード『GeForce GTX 1080』を組み合わせて最新FPSゲームをしたらとんでもない結果にwww : オレ的ゲーム速報@刃
ベアボーンという選択肢も。
>>ゲーム性能は小型PC最強、ZOTACの「MAGNUS EN1070」をテスト – AKIBA PC Hotline!
かつてグラフィックカードの入門機だったGTX950でも2万円はしていた。
>>ASCII.jp:【鉄板&旬パーツ】補助電源なしVGAで最強のGTX950に注目 (2/2)|鉄板&今が旬なパーツを性能検証!!
ついにSSDもテラバイトに!すげえ。
>>1TB SSDがついに普及期に、「買える価格」になったテラバイトSSDの活用法を考えてみた – AKIBA PC Hotline!
ほんと衝撃でした、性能はかつての最高モデルだったGTX980と同等という。
>>249ドルで買えるVR対応グラボ「GTX 1060」の登場でVRに価格破壊が! | VR Inside
PS4のコスパってほんといいですよね。
>>PlayStation 4 Proレビュー:すごいパワフル、でも気づかないかも…|ギズモード・ジャパン
高い価格のPCは、徹底的にいじれる「伸びしろ」。
>>ASCII.jp:Core i7-6850Kの“常用”オーバークロックに挑む!【倶楽部】|ここでしか読めないネタの「連載」「特集」が満載!ASCII倶楽部情報局
ゲーム機もブラウザアプリを使えばPCと同等くらいに高いスペックですよね。
>>[E3 2016]西川善司の3DGE:E3 2016で見えたMicrosoftのXbox戦略(2)「Project Scorpio」のスペックを予測する – 4Gamer.net
安いゲーミングPCながら自分好みのケースを作りたいならDIYは必須。
>>KHF PC作業記録(古いPCケースを加工)
>>アクリルの加工方法-穴開け-ホールソー
GT730なら負荷がかかっても70W程度。かつファンレスモデルもあるので、電源が少ないPCには選択肢になりうるかも。
>>ASCII.jp:エコでも性能は大切! 内蔵GPUより低消費電力なGeForce GT 730 (2/3)
まとめ
なんかじつは、手間を考えますと、ショップブランドの10万円弱クラスを狙うのが、一番安心かもという、すごく当たり前の結果に。最近のショップはほんと安いですね。ある意味、自作代行みたいになってきたようです。
>>人気の「Amazon.co.jp ほしい物ランキング: デスクトップ」最新一覧はこちら。
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