世界的有名ブランドLUSHが、InstagramとFacebookの投稿を非表示にして、投稿をやめると発表しました。TwitterとYouTubeはつづけるそうなのですが、その背景を調べてみました。
ユーザーへの悪影響を懸念 人気コスメがインスタなど一斉に停止 決断のワケ|TBS NEWS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4414321.html
上記のTBSのほかにも、多くの地上波テレビで報道され、そのメッセージが広く知られることとなりました。
じつは、2021年11月22日にプレスリリースはうたれており、感情的な行動ではなく企業活動の一貫として行われていたことがわかります。
世界48の国と地域で11月26日(金)から一斉にFacebookやInstagramなどのSNSアカウントからサインアウトします|ラッシュジャパン合同会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000495.000006160.html
テレビ報道では、とまどう一般の人の声などが紹介されていました。現状では、YouTubeとTwitterとメルマガは通常通り投稿されるとのこと。
いっぽう、経営的には約13億円を失うと報じられていますが、CEOは問題ないとの発言をしているようです。実施あ、かつてチャリティセールを行ったときは、日本円で51億円以上もの寄付を行っています。
また、店舗体験やこうしたパーパスの表明こそがブランド維持に重要という見方もあるようです。
「パーパス経営」とは。 【第1回】なぜ世界はパーパス経営に注目するのか
https://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17469872
LUSHはなぜ広告投資を行わず成長を続けられているのか?
https://markezine.jp/article/detail/32834
これまでの資本主義的なミッションをベースにした企業活動よりも、志(パーパス)や共感をベースにしたほうが、持続可能な体質になり、人も、お金も集まりやすくなる、という考え方の企業が増えていることが、影響していそうです。LUSHのブランドコンセプトやCEOの考え方には、マッチしているのだと言えそうです。
わたしたち自身も、SNS運営をするとき、フォロワー数だけにとらわれず、強い志をもって運用することが、望まれるのかもしれませんね。