Googleアナリティクスでは、独自に計算をさせて指標として使えます。計算指標という機能です。それをちょっとわかりやすくしてみました。
こんにちは、カグア!です。Googleアナリティクスの新機能が出ますと、とりあえず試しています。
データインポートと、計算指標を使って、面白いレポートが作れましたので、ご紹介します。
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計算指標とは
>>Googleアナリティクス応用:計算指標で独自の計算式を使う
Googleアナリティクスで、2015年に追加されました新機能です。既存の指標などをつかって独自に計算結果を指標に入れられます。
今回は、こんな感じに指標を作ってみました。ようは単純に、売上をセッションで割っていますので、1回の平均単価ってどれくらい?みたいな指標になればと。
データインポートとは
Googleアナリティクスでは、3つのデータ計測方法があります。1つは通常のトラッキングコードによるデータ送信、2つ目はMeasurement Protocol。
そして、3つ目がデータインポートです。これは、予めCSVなどでデータを作っておき、それを手動(もしくはAPI経由)で、直にGoogleアナリティクスにデータ送信する方法です。この方法の特徴は、事後でもデータ追加ができることです。
アナリティクス設定>プロパティ>データインポート から設定が可能です。「+新しいデータセット」を選びますとCSVファイルで簡単にGoogleアナリティクスに直にデータを取り込むことが出来ます。すげえ。
詳しくはまたいつか記事にしようと思いますが、ようはもともとあるデータのどれかにひも付けて、新規にデータを取り込める、ということなのです。
今回は、地域IDに紐付けて日本語地域名を取り込むことにしました。TOKYOとかKANAGAWAとかわかりにくいですもんね。
UTF-8でCSVファイルを作る
上記の設定画面から、EXCELで扱えるCSVファイルの雛形をダウンロードできます(上図1行目だけが入っている)。そこに、紐付けたいデータを埋めていきます。
地域IDはGoogleアナリティクスでカスタムレポートで地域IDのレポートを作り、セカンダリディメンションでGoogleアナリティクス上の地域名を取得しておきます。それをEXCELにエクスポートして、TOKYOやSAITAMAなどを手打ちで日本語名にして、あとは1行目をGoogleアナリティクスのデータインポートの雛形に合わせます。
これで一旦CSVファイルに保存し、テキストエディタなどでUTF-8に保存しなおせばOKです。
予めカスタムDで箱を作っておく
お気づきになったと思いますが、上記ga:dimension1は、カスタムディメンションのスロット1です。上書きとしてアップロードも出来るのですが、今回は新規にデータを追加したかったので、その箱が無いといけません。
予めカスタムディメンションで都道府県名などとした箱を作っておく必要があるのですね。そうしますと、地域IDとひも付けたCSVをアップ後、ga:dimension1のデータが、そのカスタムディメンションに入る、というわけです。
データインポートの結果(事例)
たとえば、平均単価は沖縄なども高いのだけれども、ページビューの割合でいうと、東京、埼玉が多いなとか。
バブルチャートで1ヶ月を見てみますと、徳島、鳥取はPVは少ないものの平均単価が高く、大阪はPVは多けれど単価低いかもとか。
まあ、結局このあたりは、そもそもどういうデータ計測を仕込んで、どういうアプローチをすれば糸口がつかめるのか、私は実際にやってみないとわからないのですが、たま~に、うぉぉぉぉぉぉ!という気付きが得られることがあるので、常にいろいろな仕込みはするようにしています。
また、そういう仕込みの裁量をいただけるよう交渉しておきます。そういう地道な仕込みが、創造的な一手に繋がるのだと信じています。
まとめ
計算指標はカスタムディメンションやデータインポートと絡めますと、とても強力なレポート作成の味方になります。
ぜひ、皆さんも、独自の切り口でデータ収集してみてくださいね。
プロが教えるいちばん詳しいGoogle アナリティクス 4 | NRIネットコム株式会社, 神崎健太
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