Googleアナリティクスでは、自分好みの見やすいレポートをゼロから作る機能があります。それがカスタムレポートです。
こんにちは、カグア!です。日々、カスタムレポートを見てサイト運営をしています。ある程度、成果を求めるサイト運営をしている場合には、不可欠のテクニック、それがカスタムレポートです。
本記事では、カスタムレポートの基本と使いどころのコツを解説します。
この記事の目次
カスタムレポートとは

カスタムレポートの作り方
1.レポートのカスタマイズ
カスタムレポートはゼロからレポート(表)を作れる機能です。とはいえ、そもそもどういう表を作っていいのかがわからない、という人も多いと思います。
ですので、もともとあるレポートを「カスタマイズ」するところから、はじめてみましょう。集客>トラフィック>参照/メディア を選び、折れ線グラフ上方の「カスタマイズ」をクリックします。
すると、そのレポートをひな形としたカスタムレポート作成画面に移動します。ここから改造していくと、とっつきやすいです。
もちろん、上部メニュー「カスタム」から「新規作成」でゼロからも作れます。
2.カスタムレポート作成画面の基本
レポートのタイプ
エクスプローラー(表の縦軸をクリックすると、その詳細が深掘りできる)、フラットテーブル(深掘りはできないが横に指標を25個まで並べられる)、地図(マップを表示できる)の3タイプが選べます。
指標とディメンション
表の縦軸がディメンション、横軸を指標といいます。▼をクリックすると項目が選べ、ある程度自由に変えられます。縦軸横軸で可能な組み合わせがあるため100%できる自由に変えられるわけではありません(実際に選べなくなるのでわかりますので安心してください)。
フィルタ
レポートに標準の状態で絞込を掛けられます。たとえば、モバイルだけのレポートを作るなどもできます。
適用するビュー
設定すれば他のアカウント全体にも作ったレポートを適用できます。
3.指標などを選んでみる
好きなディメンションや指標を選ぶことができます。選べる項目は200以上にもおよぶため、上図のように検索して選ぶこともできます。
なお、作った項目はドラッグしますと順番を入れ替えられます。また、わきにある「x」マークで削除が可能です。
4.フィルタを適用してみる
カスタムフィルタの便利なところは、標準でフィルタをかけられるところです。
上図のように、絞り込みたい項目と値を指定し、条件を設定すれば、そのレポートではつねにフィルタがかかった状態で開くことができます。もちろん、内部のデータ自体を除去してしまうわけではないので、ビュー自体にフィルタをかけるよりも安心して絞り込めますね。
5.フィルタの注意点
いっぽうで、2015年11月23日現在、カスタムレポートのフィルタはAND条件しか使えません。たとえば、「モバイル」かつ「新規ユーザー」は絞り込めますが、「iOS」もしくは「Android」といったOR条件での絞り込みはそのままでは出来ないのです。
ORを使いたいときは、「正規表現」を選び「iOS|Android」というように、「もしくは」を意味する「|」(パイプ)を使って、ORと同等の処理をさせます。
6.カスタムレポートの共有
保存したカスタムレポートは共有ができます。
画面上方メニューから カスタム>共有 としますと、URLが表示されます。それを、共有したいユーザーに伝えてください。
URLをもらった側は、それをクリックしますと、同様のカスタムレポートを保存するかどうかの画面がでますので、そこで保存しますと、同等のレポートを使えます。
ただし、共有といいつつも実際には複製(コピー元がレポートを改変しても、共有した側にも反映されるわけではない)なので、注意してください。
なお、公開もできますので、良い物ができましたらぜひ公開してみてはいかがでしょうか。
カスタムレポートの事例
それでは早速カスタムレポートを作ってみましょう。いっぽうで、ネット上にも多くのカスタムレポートが作成され公開されています。参考にしてみてください。
>>Google アナリティクスで参照元とURLを見るレポートをソリューションギャラリーにアップしました。 | 運営堂
たとえば、以下のカスタムレポートでは、目標完了数を日々追いたいときなどに便利です。
Googleアナリティクスのレポートは、じつは標準では一番左にある指標で並べ替えがなされる仕様になっているのです。ですから、重視したい指標を一番左にもってくることで、より効率的に日々の数字を追うことができます。
利用可能なディメンションと指標は以下になりますが、日々更新されますので、みなさんも便利な指標がありましたらぜひ教えて下さい。
>>ユニバーサルアナリティクスで利用可能な指標とディメンション2014年春
まとめ
カスタムレポートでは、独自にディメンションと指標を組み合わせてレポートを作ることができます。
・最大で指標を25個並べられるフラットテーブルというタイプもある。
・一番左の指標でソートされる。
・フィルタが使える、ただしANDのみなのでORは正規表現を使おう。
・作ったレポートは共有が可能。
ビジネスを加速させるためには、標準のレポートだけではなく独自のレポートを作成し、より効率的にデータを見られるようにしたいものです。そのとき、ぜひカスタムレポートを活用してください。
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