イベントトラッキングを用いた売上アップ手法(実数公開)

公開日: : 最終更新日:2010/10/11 Google Analytics 使い方


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イベントトラッキングを用いた売り上げアップの手法

 セッション数はほとんど変わらず、売上げが上げることが出来ました。主にイベントトラッキングに
 よるレスポンス管理です。ノウハウをシェアしましょう。

 アウトライン
 1.売上げアップの実践報告(実数有り)
 2.イベントトラッキングとは
 3.イベントトラッキングに設定する値
 4.Amazonアフィリエイトのリンクを効率的に作る
 5.施策その1~アフィリエイトのリンクを追加する
 6.施策その2~PDCAの「C」を行う
 7.アドバンス セグメントによる売上げ分析
 8.施策その3~既存ページを最小限のコストで更新
 9.施策の補足~クリックされる商品を追加する
 10.イベントトラッキングを用いた売上げアップ手法まとめ

 

1.売上げアップの実践報告

 当ブログでの、アマゾンアフィリエイトの売上(紹介料ではないですよ)

2010年9月26日 - 2010年10月2日
・直接リンクのコンバージョン率 3.03%
・注文数 4
・売上げ 8,018円
・誘導 65>>注文数4 6.2%
2010年10月3日 - 2010年10月9日
・直接リンクのコンバージョン率 0.61%
・注文数 11
・売上げ 26,822円
・誘導 116>>注文数11 9.4%

 追記 10/11,23:03

注文数と%を加筆。注文時の誘導数、成約率、ともに上がっていました。
Amazon側でLPOは出来ないので要考察。まサンプル少ないですが。

 注文数で言えば、175%増、売上げベースなら234%増

 金額こそ小さいですが、毎日記事を3つ更新しながら、手間を最小限にしての、
 この成果
というのがポイントです。それなりに再現性はあるかと思います。

 

2.イベントトラッキングとは

 グーグルアナリティクスでは、イベントトラッキングといって、「Webページ上での
 動き(イベント)」を計測できる仕組みがあります。これを今回は用いました。

 例えば、動画再生ボタンを押したとか、ページに60秒以上滞在したとか、何かしら
 動きが取れれば、ページビューにカウントせず、グーグルアナリティクスで
 計測が可能です。

 記述方法は以下の通りです。リンクの<A>タグに入れるのが一般的です。

◆ga.js用
< ~ onClick="pageTracker._trackEvent('amazon','a',location.href,b);">
※ga.jsの場合は、トラッキングコードがhead内にないと動かない場合があります。
◆非同期トラッキング用
< ~ onClick="_gaq.push(['_trackEvent', 'amazon', 'a',location.href,b]);">

 値を4項目入れますが、内容は以下のとおりです。
 ・イベントカテゴリー名
 ・イベントアクション
 ・イベントラベル
 ・イベント値


 

3.イベントトラッキングに設定する値

 さて、前述の用語ですと、ちょっと活用法がイメージし辛いと思いますので、
 具体例で解説します。

 ・イベントカテゴリー
 これは、amazonに。とりあえずベタに。

 ・イベントアクション ・・・aの部分
 ちょっとわかり辛いですがISBNコード。4048680978とか。

 ・イベントラベル
 アフィリエイトリンクを張ってあるURLが取得出来るようlocation.href
 ブログですと、サイドバーにリンクを掲載することもあると思うのですが、その場合
 どのページでクリックされたのかわかりませんよね、その対策。

 ・イベント値 ・・・bの部分
 値段を入れました。ここには数値を入れないとイケません。

 ということで、例えばこんな例になります。

ISBNコード:4797350849 で、2415円の書籍
onClick="pageTracker._trackEvent('amazon','4797350849',location.href,2415);"

 

4.Amazonアフィリエイトのリンクを効率的に作る

 これをAmazonアフィリエイトのリンクに、一通り入れました。
 なお、Amazonアフィリエイトは、以下のブックマークレットを用い、効率化しました。便利。

 amazletツール

 イベントトラッキングの上記書式を、辞書登録すると効率的です。
 「いべ」と変換すると、すぐにイベントトラッキングが入れられるようにしました。

 さて、漢字変換ではATOKがオススメです。
 記事を書くにも、勿論重宝していますが、MS-IMEよりも
 長い単語登録が可能
で、上記メソッドも無理なく登録できるのです。
 ※勿論、MS-IMEでも若干省略すれば可能です。

 

5.施策その1~アフィリエイトのリンクを追加する

 イベントトラッキングが売上げをアップしてくれる訳ではありません。
 あくまで管理しやすくなる、というだけの話しです。

 ですから、具体的に行った施策がポイントなわけですが、それはこう。

今週更新する記事の文末、全てにアフィリエイトを入れる。

 更新する記事数は変えていません
 そして、結果、セッション数も変わってませんでした。比較には好都合。
 

 とりあえず、ここに入れました。それほど目立つ修正ではないかと思います。
 イベントトラッキング

 ただ実はこれだけではなく、勿論、次の改善がポイントです。

 

6.施策その2~PDCAの「C」を行う

 施策を行ってすぐにチェック。グーグルアナリティクスで
 コンテンツ>イベントのトラッキング>イベントカテゴリー>amazon、を
 見ます。
 イベントトラッキング 売上げアップ

 ある程度、アクセス数があれば初日に結果が出ます。
 そこで、すかさず傾向を調べ、PDCAサイクルの「C」=チェック、をします。
 そして、その翌日に向け「A」アクション(軌道修正)を行うのです。

 例えば、こんな感じに検討してみました。

・人気記事のガンダムが、やっぱりクリックされてる・・・
・でも、更新した記事のほうは、意外とビジネス系がクリックされている!
・リピーターは既に Google Analytics 本は持ってるのでは?!

 そこで、翌日の記事では、Google Analytics 関連の記事でも、マーケティング本や、
 ビジネス書籍を紹介しました。・・・すると、やはりクリックされたのです。

 間違いない

 以降、更新する記事には、関連してそうなビジネス書やマーケティング本を
 入れることにしました。

 

7.アドバンス セグメントによる売上げ分析

 なお、イベントトラッキングで売上げ見込みを管理することは、前述の分析の精度を
 上げる上でも重要な意味を持ちます。

 アドバンス セグメントで絞り込みが出来る

 ここがポイントです。商品をクリックした人の傾向や特徴を吟味できれば、
 前述の「C」(吟味)の精度向上が期待できるからです。

 なお、アドバンス セグメントは、
 レポート画面左下「詳細セグメント」>カスタムセグメントを新規作成、で作成可能です。
 イベントトラッキングを用いた売上げアップ手法

 もちろん、この他にも「このページを見た人でクリックしてない人」などでも
 傾向を見たり、など・・・。いずれにせよ、翌日にすぐに絞り込んで、
 その場ですぐに仮説を立てることが大切です。

 ※過去に紹介した「更にプッシュする」というアプローチ法にも通じます。
 オッサリーは課題発見の3ターン | カグア!Google Analytics 活用塾

 

8.施策その3~既存ページを最小限のコストで更新

 さて、次に、全部で700以上ものエントリーがある当ブログですが、それら全てリンクを
 追加、修正するのは現実的ではありません

 そこで、注目度の高い記事から着手することにしました。

 コンテンツ>上位のコンテンツ、「滞在時間順で並べ替え」をします。
 イベントトラッキングを用いたサイト改善

 ここで加重並べ替えが出来れば良かったのですが、残念ながら
 非対応でしたので、上から順にセッションの多いページを調べていきます。

 改善点を教えてくれる「加重並べ替え」は自動なのに超ツカエル!

 このように、滞在時間が長くセッション数の多いページから着手していきました。
 こうすることで、最低限の修正コストで、かつ最大の効果を期待できるようになりました。

 ほんと、修正は少ししかしませんでしたよ!

 

9.施策の補足~クリックされる商品を追加する

 ちなみに、記事と関連のある商品がよくクリックされる、とよく言われます。
 ただ、実際に関連しているものばかりを掲載したのでは、テーマを絞ったブログの場合、
 商品が偏ることがあります。

 折角リピートして読んでくれている人に、毎回毎回同じ商品を紹介しても・・・ですよね。

 そこで、前述の工夫とともに、やはり売れ筋を紹介することにしました。
 やはり、まずは「売りたいもの」より「売れるもの」を陳列するのが基本かと。
 イベントトラッキングを用いた売上げアップ手法

 Amazonで検索をして、検索結果右上にある「カテゴリー」をクリックし、
 「売れている順番」に並べ替えます。そして、上から順にそれっぽいものを選べばOKです。
 リンクはamazletを使うと便利です。

 amazletツール

 キーワードに関連し「売れている順」をAmazonで探すには、以下の手順。
 イベントトラッキングによる売上げアップ手法

 もちろん、Google Analytics で管理できるイベント値は見込み数でしかない
 のですが、それでも毎日のPDCAを回すには、まずは十分かと思います。

 その上で、週1くらいで実際の売上げと比較すれば良いと思います。
 前述の実数では、例えば「次はどうやってコンバージョン率を上げる?」など。

 ある意味、商品探しは楽しかったです!
 へぇ、こんな商品が実は人気あるんだ~、などと発見がありました。

 

10.イベントトラッキングを用いた売上げアップ手法まとめ

 なお、このPDCAサイクルを、実際に回したのは、実は最初の3日間くらい
 なんです。要領がわかり、目立った改善ページも少なくなってきたため、です。

 ◆PDCAサイクルの回し方
 ・売上げに関するリンクにイベントトラッキング組み込み、
 ・毎日、そのイベント値をチェック(PDCAサイクルの「C」)し、
 ・傾向や特徴を考える。
 ・それを踏まえ対策をし、修正すべき点は、効果が出やすいページから。
 (PDCAサイクルの「A」)

 したがって、完璧は追いませんでしたので、本当に楽しく作業できました。
 この動機付けて結構重要だと思いません?サイクルを回すモチベーションになるというか。

 最小点の手間で、売上げアップの最適化を狙う。

 これがアクセス解析の醍醐味、楽しさだと再認識できました。

 ぜひ皆さんもお試し下さい。ご意見ご指摘もお待ちしてます!Twitterでぜひ。
 >>@kagua_biz
 

追記
 ホットココアさんのブログで、OpenXというシステムを使ってクリック率向上の
 実践報告をしていました。「1日のPV数=月の売上」など、参考になります。
 私のは「最小の手間」と言いつつも、こちらと比べればスマートではないですねw。
 ま事例は多いほうがイイ、ということで!

 ネタフルさんで実験!よりクリックさせるバナー広告の設置方法|ホットココア社長日記 @egachan
 

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Yoshihiko Yoshida
ブロガー兼ユーチューバー兼Googleマップトラベラー。個人事業主でネット業界のお仕事24年目です。50代で2児の父。「マツコの知らない世界」「王様のブランチ」などGoogleマップ案内人としてテレビ出演多数。Googleストリートビュー認定フォトグラファー。教育システム情報学会会員。元立教大学非常勤講師。Googleアナリティクス公式コミュニティ・アンサリスト最高ランク「レジェンド」国内初獲得。主な著書「Googleアナリティクス基礎講座」(技術評論社)。趣味はゲームとパン作り。>>もっと読む

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