GA4が使いづらいのはモッサリしてるから

GA4が使いづらいのは、各所で聞かれるかと思います。使いこなしている、という方々はおそらく、ルッカースタジオと連携させて普段はダッシュボードのみを見ているですとか、データ探索で作ったレポートなどを定期的に見る、という人かと思うのですよね。かつてUAの本を著述したことある私が、今ある企業でがっつりGA4を使っていて、一番使いづらいなあと思うのは、モッサリして動作が重いことです。

GA4が使いづらいのは当たり前

かつてのUAが、ユーザー/集客/行動/コンバージョンというコンバージョンに向けて、整備されたメニューをたどれば、ある程度の操作が直感的にできたこととは対象に、GA4のレポートはシンプル。

実際に使うのは、ライフサイクル>集客>トラフィック獲得、と、ライフサイクル>エンゲージメント>ページとスクリーン、くらいかと。ただ、その画面もデフォルトではデイリーで開き、かつ10件がデフォルトで、表示されている合計値も違う、となるとUAより機能ダウンしてるくらいですし。

データ探索は、データベース的につかって分析に使うのには便利かもしれませんが、それでも動きがモッサリしていて、一回一回APIたたいてデータ持ってきてるという感じの遅さ。

そして、レポートとデータ探索では、持ってくる根拠となる数値は別。こうなると、どうにも使いづらいのは当たり前という。

>>[GA4] レポートとデータ探索におけるデータの違い – アナリティクス ヘルプ

レポートとデータ探索は、いずれもウェブとアプリのデータに関する実用的なインサイトを提供します。通常、どちらにおいても同じデータが表示されますが、場合によっては表示データに違いが生じる場合もあります。このようなデータの相違はあらかじめ想定されたもの

GA4は使いづらいままです

GA4使いづらい

では、このモッサリした状況が改善されるかというと、おそらくは改善されません。

  • アクセス解析は無料のUAが他のアクセス解析ツールを駆逐したため、無料のツールとしてはほぼ独占市場だから
  • もっさりとした挙動を改善する以上に、Googleにはビジネスで優先すべきことがあるから
  • そもそもGoogleのビジネス全体でいえば、GA4が使いづらい、と言っている人に上顧客はいないから

他のアクセス解析ツールがない問題

これ当時から言われてはいたのですよね。それでも、UAが圧倒的に使いやすかったため、どんどんとみんながそれを使い、他のアクセス解析ツールは駆逐されていきました。

とくに無料で提供するには、アクセス解析ツールはリソースが膨大に食うため、Googleのような世界企業でないとそもそも出来ません。

Googleには優先すべきビジネスがある

そして、Googleはその何%かいくらかが、BigQueryの有料版を使ってくれればいいからです。BigQueryを使い始めたら、もうずっと売上が発生しますし、さらには有料版GA4を使ってもらうということもでき、言うことなしです。

Googleも営利企業ですから、ビジネス優先というのは当然です。無料で使えている人はこうした有料ユーザーがいてくれるからこそなのです。

かつてはGoogleもデータがほしい(ここまであからさまではありませんが、匿名でのデータ取得が規約にもあったような)というのはあったと思いますが、いまやAndroidも含めスマホデータもいくらでもあります。機械学習させようと思えばいくらでもありますので、あえてそうした、モッサリを解消する、なんて面倒なことをやる必要がありません。

使いづらくたっていいじゃない

GA4 使いづらい

逆に考えるんです。

「無料のこんな高機能なデータベースを使わせてくれてるなんて、なんていいヤツなんだGoogleは!GA4最高!」

「もっさりだと!?それがいいんじゃぁーねえか。がんばってる感じするだろぉ。」

「学習コストが高い!?そんな言葉は使う必要がねーんだ。人生は常に学習だからよぉ。」

「お前はこの俺にとってのモンキーなんだよジーエーフォオーーーッ!!」

モッサリしているのは、私たちが生き急いでいることへの警鐘と受け取りましょう。いいじゃぁーないですか、遅くたって。

使いづらくたっていいじゃないですか。使うのが、トラフィック獲得と、ページとスクリーンだけだって。

無料で使えて、その2つはブックマークもできて、すぐに呼び出せるんですから。

レポートだけでも比較を使えばこんなかっこいい視覚化もできます。モッサリしてません。私は毎日見てます。

GA4 使いづらい

コンバージョン率は出せなくても、もう、どれくらいコンバージョンしたかというオーディエンスが、毎日どれくらい積み上がっているか、というライフタイムバリューを見ましょう。

ダブルファネルの右側のじょうごを広げる施策を考えましょう。

GA4の良いところは、タグが入れられるサイトであれば、どんなサイトでも無料で入れられる、です。そのメリットだけを見て、細かいことは忘れるようにしましょう。

そうすると、突然、細かないろいろとやりたいことが見えてきて、GTMをバリバリ使えるようになります。そうすると、こんなようなレポート画面だけでブログの分析がすぐにできるようなレポートも作れるようになります。

レポートなのでもっさりしてません。

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UAで出来たことが出来ない、からメッセージを読もう

GoogleがUAで出来たことを、GA4で実現しないことには理由があるはずです。

それはシステム的に出来なかったこともあるでしょうし、仕様を決めるときにそもそも設計思想に合っていなかったから、というのもあるはずです。

前者はもうさすがに諦めるしかありませんが、後者はそれを読み解けば、Googleがやりたいことがわかり、それに沿った使い方を模索することで、GA4が使いづらいということが少しづつ解消していきます。いや、解消するというよりは、モッサリしていても納得がいくようになるのです。

使いづらいことが納得できないから、使いづらいという不満のほうが大きく感じるのだと思います。

なんだか禅問答のようになってきましたので、これくらいにしますが、私はGA4くらいしか使えないので、仕方ないけど使いつづけますよ!使いづらいGA4だけど、使ってる俺、かっこいい!

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