映画のキャンペーンサイトなど、動画再生がコンバージョンとして重要なケースってたくさんありますよね。ただ、動画再生はプレイヤーの挙動を検知できないといけませんでのなかなか難しかったところ。
こんにちは、カグア!です。今年になって動画再生の計測まわりのトピックが散見されたので、自分用にまとめてみました。
追記:2017年1月20日 GTMでVIDEOタグを計測する方法を追加。
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この記事の目次
動画再生のトラッキング
動画再生は再生ボタンのクリックなど、プレイヤーの挙動をイベントトラッキングで計測します。
かつてFlashで動画を再生していた頃は、Flashのアクションスクリプト内に、Googleアナリティクスのトラッキングコードを仕込んでバーチャルページビューなどで計測していた頃もありました。なつかしい。
今は、YouTubeのiFrame API や、HTML5のVIDEOタグなどから、プレイヤーの挙動を検知できるとのことで、いくつかの手法が存在します。
プロが教えるいちばん詳しいGoogle アナリティクス 4 | NRIネットコム株式会社, 神崎健太
jQueryで動画を貼り付けて計測
Googleアナリティクス公式ヘルプフォーラムでも有名な山田さんが解説されています。
>>埋め込みYoutubeプレイヤーの再生状況をGoogleアナリティクスで解析する方法 | SEM Technology
YouTubeの埋め込みタグではなく、動画IDからjQueryで動画をイベントトラッキングで計測する方法とソースコードを紹介しています。
動画を多用するサイトでは、「Youtube動画を最後までみたらコンバージョンとする」といった1つレベルの高いカスタマイズもできるようになります。
YouTube公式のiFrameAPI。
>>iframe 組み込みの YouTube Player API リファレンス | YouTube IFrame API | Google Developers
YouTube IFrame APIで計測
Web業界では有名なレインボーの井上さんがソースコードを公開してくれています。
>>YouTube IFrame APIで埋め込んだ動画をGoogleアナリティクスで計測する 株式会社レインボー・ジャパン
こちらもDIVでjQueryにアタッチした動画を計測するときに、YouTube IFrame APIを利用しています。井上さんは2012年にもYouTube計測のコードを公開してくれていて、上記リンクで2014年に新たにコードを紹介してくれています。
VIDEOタグ貼り付けならonplayで計測
公式ヘルプフォーラムで山田さんが回答してくださったトピックが盛り上がりました。
>>videoタグを使用した動画再生のトラッキング設定 – Google プロダクト フォーラム
なんとVIDEOタグで貼り付けた動画であれば、onPlay といったvideoタグならではのイベントが使えるので、そこでイベントトラッキングすればOKという。
ただ、videoタグは挙動を確認する必要があり、上記トピックでもiOSについては議論されていました。また、スマホの場合、WebViewアプリというのがありますので、そこでも注意など。
>>[iOS]UIWebViewのVideoタグハンドリング | Developers.IO
onPlayの他のイベントハンドラについてはこちらに書かれていました。たくさんあるのですね。
>>HTM 5の<audio>および<video>要素の全イベントを監視してみる
YouTubeチャンネルのGoogleアナリティクス欄は別
ちなみに、YouTubeチャンネルでもアクセス解析とおぼしき設定があります。
マイチャンネル>動画の管理>チャンネル>詳細設定 から、GoogleアナリティクスのプロパティIDを設定できます。Googleアナリティクスであらかじめ、YouTubeチャンネルページ計測用のタグを発行しておき設定します。すると、YouTubeチャンネルのアクセス状況が、そのGoogleアナリティクスで確認できます。ただ、再生時間などはわかりません。あくまでチャンネルページのみの解析となります。
マイチャンネル>動画の管理>アナリティクス はYouTube標準のアクセス解析です。こちらは、アップロードした動画で人気なものはどれか、平均再生時間は?など、投稿した動画全般を管理・解析できます。
チャンネルは上図にありますように、AdWordsとも連携できますので、どんどん活用したいですね。
GTMでVIDEOタグ計測
VIDEOタグですと、onplayなどのイベントハンドラが使えそうですけども、GTMを使ったときにはどうするのか。
>>解決済み: GTMを使ったvideoタグの動画再生回数トラッキングについて – Google 広告主コミュニティ
山田さんが神回答されています。これは動画再生を計測したいウェブ担当者は必読ですね。
まとめ
・YouTube iFrame API を使って動画貼り付けならば計測可能。
・VIDEOタグならばイベントハンドラが使えるので計測可能。
・ただし、VIDEOタグはデバイスやアプリで挙動確認が必須。
YouTubeやVIDEOタグでの動画プレイヤーは、Googleアナリティクスでえトラッキングが可能です。
キャンペーンサイトや動画によるブランディングなど、いろいろな場面で使えそうです。ご興味ある方は試してみてはいかがでしょうか。
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