キュレーションサイトを作るときに、拡散を期待しない人はいないと思います。ただ、拡散の導線をしっかりと設計することはあまり語られていないように思いましたので、まとめてみました。
こんにちは、カグア!です。最近はSEOだけでなくソーシャルの取り込みのPDCAにも、まじめに取り組んでいます。理由はいつかお話しますが、なかでも今日はキャッチ画像についての所見。
ご参考になれば幸いです。
この記事の目次
キュレーションサイト立ち上げの前提知識
本記事を読んでいただく前に、前提となる知識やノウハウをまとめておきました。まずはこちらをお読み下さい。ソーシャル経由で集客したりエンゲージメントを高めたりするための、マーケティング的な前提知識です。
キュレーション・サイト例
著作権的な議論はいったん置いておきまして、まずはキュレーションやまとめサイトの代表的なところを。
キュレーションというよりはすでにメディア化に舵を切りましたが。
>>BuzzFeed
日本のまとめサイトのトレンドを作った草分け。
>>NAVER まとめ[情報をデザインする。キュレーションプラットフォーム]
アグリケーションというかソーシャルニュースというか。
>>グノシー 無料で読めるニュースまとめ
SEO的にも強力な仕掛けで瞬く間にブレイク。ソーシャルソーシングサイトでも「Meryみたいな」という発注案件が多数。
>>MERY [メリー]|女の子の毎日をかわいく。
ソーシャル投稿などのノウハウ
ソーシャルの前に炎上マーケティングなる事象も。
>>炎上マーケティング – Wikipedia
シェアされ共感される投稿はある程度、ノウハウは探せる。
>>Facebookでシェアされる投稿を計画的に作ろう!シェアされる3要素と投稿9パターン- SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)
エンゲージメントがそもそも売上やビジネスに関することであるかが重要。
>>「ソーシャルメディアをやめたら売上が落ちた。」となる前に
キャッチ画像のデザインパターン。参考になります。
>>ブログ集客を加速させる、アイキャッチの必要性とデザインパターンについて | 株式会社LIG
OGP画像のサイズ等。
>>OGP設定のHTMLソースと Facebook, Twitter Cardsの設定を全部まとめてメモ! | *Web Design 覚え書き*
キュレーションサイトにおける集客
キュレーションサイトでは本文の多くを、まとめ=他サイトからの引用(に近いもの)で構成します。ですので、一部をのぞいては、基本的にはSEOでの集客は弱いとされています。
検索エンジンではコピーコンテンツは評価が低いとされているためと言われています。まあ、それはそうですよね。
本家よりもコピーサイトのほうが、上位にきて広告や売上など、マネーをもっていかられた面白い気はしませんし、それを検索エンジンが助長したら、それこそ良いコンテンツが生まれにくくなって、検索自体しようとしなくなりかねません。
検索だよりから拡散主体へ
そういう点では、キュレーションサイトの集客の基本は、拡散であり、いかに共感されシェアされるかということになります。
より多くの人に拡散されるか、フォロワーを多くもつアカウントに拡散してもらうか、その両方なのか、を狙えるような投稿システムを考えるべきかと。
煽りを狙うのではなく、注目してもらうために
上図は当ブログでのPOCKET数のグラフです。POCKETというのは「あとで読む」といった忘備録的にURLを保存するサービスです。記事の注目度や重要度の目安として、参考にしています。
注目していただきたいのは、そのヤマが2回来ているところ。これは先日、あらためて内容を見返して、タイトルとキャッチ画像を再構成してソーシャル投稿したところ、再びバズったと見てよいでしょう。
POCKETですから、同じ方が間違って2回クリックしたわけではなく、新規の方が改めて記事に気づいてくださって保存してくれと想像できます。つまり、初回投稿時には見逃してしまっていたか、それ以降の新規読者と考えられます。ありがたいことです。
みんなのスルー力は向上していると思う
翻って私たちは日々流れてくる情報のスルー力は上がってきていると思います。選別眼といっても良いかと。
煽りタイトルは私は好みではないですが、見逃してしまった方のために、注目されるように再構成して再投稿するということは、悪く無いと考えるようになりました。
かつてはまったく注目されていなかった記事が、最近の投稿で拡散しまくったケースも。わからないものですよね。
ユーザーに対して目につきやすい形でコンテンツを提供できるようにする、というのはキュレーションサイトでは必須の考え方だと思います。
ソーシャル投稿ではキャッチとタイトルをしっかり伝えよう
さて、前置きが長くなりましたが、つまりキュレーションサイトでは、拡散されいかにクリックしてもらうかが重要です(コンバージョンについては今回は割愛しています)。ただ、そのときに、ユーザーにどのように拡散されるのかを、運営者側でコントロールすべきではないか、ということです。
たとえば、多くのキュレーションサイトではタイトルだけでも共感をえられるように、長いタイトルが流行っているように見えます。しかし、スマートフォンアプリなどでは、TOP画像のように、じつは極端に短くなってしまうものです。
重要部分をタイトルの前のほうに書いておけば良いのかもしれませんが、そこで意味がわからなければユーザーはキャッチ画像から判断するしかなくなる。そのときに、キャッチ画像がクリックしたくなるものでなければ、せっかくの拡散も活かし切れないと思いません?サイト制作者の方は、いまいちどそのクリエイティブを確認してみてください。
タイムラインでは画像に見慣れている?
なお、タイムラインでどういうネタが話題になっているのかは、ついっぷるランキングがオススメです。Yahoo!のリアルタイム検索のバズワードでも良いのですが、こちらは画像も出るので、よりユーザー目線で把握できて便利。
>>ついっぷるトレンド|Twitterで【いま】盛り上がってる話題は?
インスタ人気もそうだと思うのですが、タイムラインには画像がいっぱい。画像を見ることにほんと見慣れちゃっているからこそ、まずそこの土俵に上がらないと、見向きもされないという気がしています。
キャッチ画像事例で引き出しを増やそう
キュレーションサイトやニュースサイトのキャッチ画像をいろいろと見てみましょう。前述のリンクに、その作り方や考え方、ノウハウはありますから、こちらではひたすら見ていく!
バズフィードのキャッチ画像。人気YouTuberのサムネっぽくもある。
>>「site:buzzfed.com」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
ライフハッカー。イラストも多めですよね。
>>「site:www.lifehacker.jp inurl:640」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
前述のLIG。やっぱり人の顔が多いですね。キャラの層が厚い。
>>「site:liginc.co.jp 240×160」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
画像にツッコミ、ということではやっぱり外せない「BOKETE」(ボケ、ですがw)
>>ボケて(bokete) – 写真で一言ボケるウェブサービス
やっぱり何か一つ突っ込みどころがあるというか、キャッチーですよね。
キャッチ画像と記事キャッチは変える
MERYなどでは、トップページにリスト表示されるキャッチ画像やサムネイルが、本文に一切登場しないものまであります。ただ、それでもまったく違和感はありません。(画像の転載については是非はあるでしょうが)うまいですね。
で、トップ画像のハリーポッターの記事のシェア画像ですが、実際の記事は以下です。キャッチ画像と本文のキャッチ画像と変えてますよね。
WordPressであれば、アイキャッチ画像にアップする画像と、エントリーの最初に掲載する画像を変えれば良いだけです。ただ、そのあたりをプラグインでやられている方は面倒かもしれません。
私はそのあたりは、ソーシャルを重視し始めてからは手動でやっています。自動化よりも手作業のほうが効果が大きいという判断です。
まとめ~続けることで見えてくる
昔、お笑い芸人でありパラパラ漫画クリエイターである鉄拳さんがこういった趣旨の発言をしたいたように記憶しています。同じ芸をやるのでもメイクをすることで、まず足を停めてもらえる、と。
ソーシャル投稿も「流れる」という意味では、まず足を止めてもらうことって大事だと思うんですよね。良いコンテンツであれば読まれる、というのはちょっともう厳しいのではないかなあと。誰にどういうプラットフォームで、どういうコンテンツを提供するか、という導線をしっかり設計しないと、大切なお客様のコンテンツを制作側が死なすことにもなりかねません。
そういう点で、キャッチ画像はまさにその名のとおり、キャッチすることが役目であり、そこは投資してもリターンの大きいところだと思います。以下のサイトには本当にいつもお世話になっています。ありがとうございます。
>>ぱくたそ – フリー写真素材・無料ダウンロード
>>写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】
facebookページはクリック数が出ます
正解はないわけですが、いかに気に留めていただくか、を試行錯誤するしかないとは思います。ただ、粘り強く取り込めば、気づけば道ができているものと信じています。
facebookページのクリック数なども変わってくると思うんですよね。もちろんビジネスである以上その先の成果が結びつかなければいけませんが、精度向上には続けるほかないかなあと思います。
そういう点では、キャッチ画像クリエイティブのスピードはじつは重要だったりすると思っていて。ツールの修得には日々時間をかけています。
キャッチ画像の導線と作り込みを工夫しつつ試行錯誤を継続。何があたるかはホントわかりません。お互いがんばりましょうね!
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