結論から言うと、吸気ではなく排気を改善し、グラボツールで動作を下げたら、グラボの温度が下がりました。グラボの温度が84度前後で、ファンが爆音を出しまくっているので、グラボの温度を下げるためにしたいろいろ試しました。最終的にフォートナイトの最高画質でレイトレしても70度台にもなりました。
この記事の目次
グラボがフォートナイトの最高画質で84度と熱い
フォートナイトの最新版は、Unreal Engine5.1 という最新のグラフィックスを実装し、美麗にアップデートされました。その恩恵をえるために、RTX2060でレイトレーシングや最高画質でプレイしていたら、常にグラボが爆音を上げて、ファンがまわりっぱなしで、温度も熱いので、困っていました。
上図は、MSI アフターバーナーという、グラボの調整ツールでグラボの温度を調べた結果です。Windows標準のタスクマネージャーでも温度は出ますが、そこでも、フォートナイトの最高画質でプレイすると、83度や84度で、ものすごく熱いです。
私は、玄人志向のRTX206です。価格がだいぶ落ち着いてきましたね、RTX2060ならもう3万円台ですか、いやあほんと良かったです。でも3060あたりほしいなあ。
玄人志向 NVIDIA GeForce RTX 2060 搭載 グラフィックボード 6GB デュアルファン GALAKURO GAMINGシリーズ GG-RTX2060-E6GB/DF | 玄人志向
フォートナイトの最新版は、最新レイトレの美麗グラフィックスを実装しているのがウリなので、せっかくならフルグラフィックで見たいじゃないですかぁ。ですので、グラボの温度を下げる方法を試み、結果として温度を下げられました。
グラボの温度が熱いので80度から下げる
グラボ80度台になったPCの排熱フローと熱い原因
もともとミニタワーPCだったため、排熱フローはほぼ無い状態でした。ですので、ファンを2基無理やり追加しPC下にノーパソ用の冷却ファンも置いて運用していました。それでも、フォートナイトをプレイしてRTX2060が稼働すると、爆音がはじまり、83度など80度以上になる稼働でした。
- ミニPCケースでもともとファンレスなケース
- 吸気はPC下にノートPC用の台座ファンから(下)
- その吸気を対流させる12cmファン(左下)
- 電源上にグラボ冷却用8cmファン(右)
- 電源自体のファン(右下)
- グラボの下にRYZEN7のロープロCPUクーラー
悩ましいのがミニPCケースなので、グラボの下にCPUがあり、CPUクーラーもロープロなので(スペース的に選択肢がなかった)、熱を外に逃がすフローを作りづらい、という点。
グラボが熱くなる原因が2つもあります。
ですでの、そもそもファンが3つくらいついているPCケースに変えれば、おそらく解決するものと思います。今は、標準でも12cmファンが3つ付属するものもあるので、場所や時間やお金があれば、そのほうが早いでしょう。
NZXT H5 Flow ミドルタワー PCケース White CC-H51FW-01 CS8550 | NZXT
ファンはしっかり回ってるんですけどね・・・。いかんせんミニタワーPCのケースですので、熱がこもってしまうのはダメでした。
内部ファンを外への排熱ファンに変更した
内部の左下にあった12cmファンを外しました。もともとここに付けても下からの吸気に役立つのかなと思いつつも、当時は、できるだけたくさんのファンを付けたいということに囚われていました。
しかし、思い切って外して、排気ファンにしました。ファンには空気の流れを示した矢印がかならず刻印されていますので、間違えないように取り付けます。
改めて考えてみると、排気ファンが電源ファンしかなかったのですよね・・・。グラボも含めたPCケースのエアフローって、ほんとバランスなのだと実感しました。
内部にはもうスペースがないため、グラボなどのパーツ以外は付けない覚悟で、残った蓋をはずし何とか内部から配線もとり、そこに見た目は悪いですが、ファンを固定してみました(上図)。
よい方法を思いつかなかったらいずれ両面テープで固定します。
3M スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 粗面用 幅25mm長さ1m KPR-25R
これでグラボの排熱フローで、物理面でできることはやったので、あとはフォートナイトの設定で、順に最高画質からオフにしていく、という検証をしていけば、そこが私のグラボ環境でのベスト設定、ということになります。
グラボの熱を下げつつ最高画質の設定
上図がわたしのグラボの熱を下げつつ、最高画質でのグラボの設定となります。画質はすべて最高を維持しつつ、70度台をキープできました。それでも20FPS前後をキープできていますので、アクションは厳しいですが、わたしがよくプレイするモードであれば十分です。
- GPU CLOCK OFFSET 最低
- MEM CLOCK OFFSET 最低
- POWER TARGET(%) 最低
ようはグラボの性能はすべて最低にしたうえで、PCケースの排熱フローを最適化した、という感じです。
上図の状態でファンは 74%の回転数ですので、まだ余裕があります。ただ、1基のファン自体はPCケースの外にありますので、ファンの騒音はそれなりにします。ただ、当初の爆音という感じではありません。
騒音計測アプリで測ってみますと40db前後。これは、図書館ほど静かではないものの、エアコンの室外機ほどはうるさくないという、絶妙な静かさかな、と思います。
参考:>>騒音値の基準と目安 | 騒音調査・測定・解析のソーチョー
ですので、ちょっと工夫すれば、ゲーム実況などでも十分使えるかと思えるほどにはなりました(ファンを内蔵できるケースに変えるなど、まだ伸びしろがある)。
ですので、最新フォートナイトの最高画質で、ここまでグラボの熱を下げる方法がわかったので、今回は以上としたいと思います。
でも前述のように稼働スペックを下げる運用ならば、私にはRTX3050くらいでもいいのかも、と思ってきました・・・。
MSI GeForce RTX 3050 VENTUS 2X 8G OC グラフィックスボード VD7986 | MSI
それとお金ためてPCケース買いたいぞー。
と思っていたら、比較comの記事のレビューで、前面2基ファン、背面1基、上面に水冷用のファン2基、というミドルタワーを使っていました。今回の検証をやってみてわかるその排熱フローの素晴らしさ・・・。
>>GeForce RTX 3050 のベンチマーク – the比較
人気ユーチューバーの瀬戸さんもファンの騒音対策をしてました。
こちらの動画もとても参考になりました。ありがとうございます。
グラフィック設定で変わるのかを検証
すべてのグラフィック設定を最高にしますと、フォートナイトは超絶きれいです。右のような光と影とのコントラストがまるで実写のようです。
しかし、するとすぐに80度を超えました。ファンを100%までにして、最大回転数にしますと、爆音とひきかえにようやく70度台には下がります。しかしk,70%でも85度になってしまいました。
いろいろ試したなかで、グラボの熱を下げるのに効果があったフォートナイトの設定は以下です。やはり、レイトレや反射や影など、リアリティを表現するビジュアルを使えば使うほど、熱を出すという感じです。
- NANITE 3D解像度
- 仮想の影
- グローバルイルミネーション
- リフレクション
- ハードウェアレイトレーシング
逆に最大にきれいになる設定は以下です。まずはこの設定にして30FPSなど許容できるFPSにし、Xtreme Tunerで、クロック数と上限最大パフォーマンスなど、スペックをすべて低くしておき、そのうえで、上記の影響が大きい設定から1つ1つオフにしていくとよいでしょう。
グラボのファンが壊れてないか念のため検証
ちなみに、ファンで疑ったのはグラボのファンが壊れていて、適切に熱を逃がせなくなっている可能性です。
玄人志向の公式サイトにいき、RTX2060で使えるツール、Xtreme Tunerというアプリがありましたので、それをインストールしました。
>>NVIDIA GEFORCE RTX 2060 搭載 グラフィックボード | 玄人志向
まず、PCの蓋をはずし、扇風機で風をあてて、一番冷える状態にしました。ファンも100%まで動作させます。
Xtrem Tunerのほうでも試しました。しっかり74度まで下がっています。いっぽう、ファンを最小にしますとすぐに84度まで達しましたので、ファンには問題がないことがわかりました。
玄人志向のRTX2060にはファンが2基搭載しているのですが、FAN2は操作できず、個別にはファンの回転数を変えることはできないっぽいです。
最大性能を、最小まで下げますと、やはり稼働が抑制されるからか、温度を下げることができました。
さらにちなみに、ファンを最大の100%まで回して、クロック数や上限をすべて最小に下げたところ、フォートナイトをプレイしていても50度を切ることができました。
グラボの熱を下げる方法はわかりましたので、いったん蓋をしめて、さらに検証を進めることにします。良かったー。
いつか欲しい・・・。
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