コンテンツSEOは差益ビジネスだ

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差益があるうちにブランディングできないと先はない。

>>キュレーション終了のお知らせ、著作権侵害は非親告罪化で調整
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キュレーションやコンテンツSEOについていろいろと書いていますが、表題のことがあまり認知されてないようにも思いましたので、シェアです。

ライティングコストは上昇中

クラウドソーシングに登録していますと、私のような実績がなかったり、認定ランサーでもない人物であっても、案件の打診がきます。

最近の傾向としては、文字単価を上げましたのでいかがですか?といったものが少なくありません。かつては、1円/文字だったものが2円/文字というものまであります。

2倍に高騰です。

自分でアフィリエイトをしたほうが儲かるケースが増えている


【究極の内部対策】WebコンテンツSEO: 鈴木 将司, 芳川 充: 本

ライター儲かるじゃん!と思うかもしれませんが、本質はそこではありません。たとえば800文字を2円/文字としますと、単純に1600円で原稿を権利付きで納めることになります。

しかし、それを自分で書いて自分のブログに書いて、たとえばそれがアフィリエイトで100円の利益を生むとすれば、そちらのほうが長期的には儲かるはずです。まして高額商品でのアフィリエイトであれば、500円や1000円といった報酬までありますので、権利まで明け渡す必然性は薄れます。

自分で集客するのが大変、と思われる方が多いかもしれませんが、今や、アフィリエイトに関する情報は無数にあります。売上を晒してノウハウをシェアしてくれている人も多くいるほどです。かつては隠す方も多かったですが、時代は変わってきました。

>>デザインなど参考にしたいアフィリエイトサイト見本や事例まとめ18選

すぐに数万円、というのは難しいかもしれませんが、継続的に稼いでくれるコンテンツを納めたほうがメリットが多かった時代とは、確実に変わってきているとは思います。

クーポン系サイトのブームとかぶる気も

ネットの世界で世界的なブームとなったサイトが、クーポンサイトです。現在でも差別化したり、顧客を囲い込めているサイトは運営が続いていますが、一時期ほどの盛り上がりはないと思います。

>>おせち問題のバードカフェはそれからどうなったのか(2014年末追記有):Timesteps

現状多くのサイトでは、高額商品でリピートが期待できるもの、大手で体力があるところが新規獲得をするもの、という位置づけで収まっているかと思います。

一見さんだけ増えても仕方ない、ということに多くの人が気づいた形かと思います。当時から商売の原則にかなっていない(商売の基本は上得意客を大事にすること)という指摘は、当時からありましたので、そこにやっぱり落ち着いたということなのでしょうね。

コンテンツSEOも、著作権侵害という課題をクリアするコストや、コンテンツの高騰という大きなうねりからは、無縁であるはずもなく、今後海外のように独自コンテンツによるジャーナリズム色を強めるか、徹底した差別化で生き残るなどの選択を迫られるとは思います。

フラッシュマーケティングというポジションを獲得したクーポンサイトですが、コンテンツSEOも一定のポジションを獲得できるのか。差益で儲けられるのはいつまでなのか、その見積りの精度が問われています。

コンテンツを安く調達できたからこそのビジネス

コンテンツSEOやキュレーションなどは、以下の前提が成り立つ時代のビジネスモデルと言えそうです。

・クラウドソーシングでコンテンツを安く調達できる。
・アフィリエイトで稼げることに気づいていない。
・Googleがまとめページを優遇してくれている。
・著作権が親告罪で訴訟費用が賠償額よりも高い。

しかし、著作権侵害が非親告罪化へ進んだり、コンテンツ価格が上昇したりと、難しい局面を迎えているのは間違いなさそうです。

>>キュレーション終了のお知らせ、著作権侵害は非親告罪化で調整

差益に気づかれていない間に、次の一手をどう育てるのか。各社の次の一手に注目していきたいと思います。

もちろん、差益承知でやられている方もいらっしゃるとは思いますので、そういった方をどう囲い込むか(ライターさんも無限ではないので)も、今後重要になってくるかとは思います。そのあたりは国内ですと、XXXさんがうまくやられていると思います(ここはあえて伏せ字にします、ほんと上手いなあと思いますね)が、そういうクリエイティブな一手が打てないところは厳しいと思います。

>>考察:DeNAが10億円と70名体制を投じてまで挑んだcomm撤退から学ぶこと

お互いがんばりましょー。


売れるロジックの見つけ方: 後藤一喜, 山本 覚: 本

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