アンケート母集団の精度を上げるダミー設問とは

アンケート調査のクォリティを向上させます。

ダミー設問とは

アンケート調査など、サンプル母集団からは不正な回答を排除したいもの。

ダミー設問とは、不正回答を除外するための手法です。会津大学のこちらのPDFが詳しいです。

>>Webアンケートの信頼性を高めるシステムの提案(PDF)

不正回答するモニターのもう一つの傾向としては、選択肢をランダムに選択するということが挙げられる。このような不正回答を排除するために、一つのアンケート内にダミー質問を設置している。ダミー質問とアンケート回答内容やモニター情報の間で、論理矛盾が発生しているかをシステムによってチェックし、矛盾していたアンケート回答を排除している。

ある選択肢を選んだならば、この設問ではこう答えないとオカシイ、という論理的矛盾をはらむような設問を組み合わせるわけですね。

身近にあるダミー設問

今では、ネットの副業やお小遣い稼ぎとして定着しているモニター。ここにもダミー回答は含まれています。

以下は、ネットリサーチの草分けgooリサーチさん。

>>調査票チェック項目 : gooリサーチ

なりすまし回答が増加する原因になります。よって「次にあげるデジタル機器についてお答えください」という設問に、ダミーの項目を設定し、選択肢も工夫する必要があります。

例として、カーナビを持っているかどうか、という設問を、次のデジタル機器を持っていますか?とし、カーナビ他、選択肢を追加し本題を気づきにくく工夫しています。


アンケートの作り方・活かし方 (PHPビジネス新書): 大久保 一彦: 本

Googleアナリティクスで不要なデータを除外する方法

アクセス解析においても、不要なデータを除外し、母集団の条件を整える、ということは分析の基本中の基本です。

Googleアナリティクスにおいて、主なデータ除外方法として、以下の手法があります。

カスタムフィルタ
(そもそも記録する時点で絞込・除外する。例:特定のIPアドレスを除外。)

セグメント
(訪問やユーザー単位で絞込・除外する。例:スマホの訪問以外を除外。)

アドバンスフィルタ
(表示してるレポートのデータ内で絞込・除外する。例:オーガニック検索で(not provided)を除外。)

カスタムレポート、マイレポート内でのフィルタ
(自作したレポート内で絞込・除外する。例:自社サイトからの参照トラフィックを除外。)

もちろん、そもそも期間指定など指定する、という行為も精度を上げる必須の作業です。

なお、カスタムフィルタだけは、計測時にそもそもデータを除外してトラッキングします。つまり、データを取捨選択して記録しますので、取り損ねたデータは二度と復活できません。慎重に運用しましょう。


実例でよくわかるアンケート調査と統計解析: 菅 民郎: 本

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母集団を適切に設定して分析。