最近、近所のコンビニエンスストアに行きますと、風景がちょっと変わっていることに気がつきました。駐車している車がやけに多いのです。
この記事の目次
駐車場に車が増えた
朝、コンビニエンスストアに行きますと、いつもは数台しか停まっていない駐車場が、ほぼ満車です。業務用の大きなバンもあれば、乗用車もありさまざまです。
街道沿いの大きな駐車場のある店舗ならまだしも、近所のちょっとしたお店でも増えている気がします。
ただ、これまでは休日でもあまりそういう光景を見たことがありませんでしたので、ちょっと違和感を感じたわけです。もちろん、客はそれなりに入っているコンビニエンスストアです。
よく見てみますと、みなさん運転席でモグモグ。なるほど、2%の出費を節約し皆さん駐車場で食べているのですね。今回の消費税増税の軽減税率ですと、そりゃそうなりますよね。
税金って、「それをしちゃダメだよ！というほうに高い税率を課せば人々はそれをしなくなる」という社会的な仕組みですからね、本質は。資本主義が行き過ぎて、だまっているとどんどん宜しくない方向に行ってしまうことを社会的な仕組みで防ぐ、というものですからね。
ですから、うまく機能すれば市民を良い方向へ導けるはずです。今回の増税も、その原則論から考えれば、イートインはしないほうがいいよ、という結果を招いても仕方ない、ということになります。
場所代として2%払ってね、という解釈になるのも自然なことかと思います。
ですから、近所のコンビニエンスストアでは、イートインを廃止し荷物置き場にしているところもありました。まあそうなりますよね、税金的によろしくないよと言われたようなものですから。
軽減税率をめぐる風景
さて、Twitterでも軽減税率についてたくさんの投稿がされていますね。
＞＞#イートイン脱税 – Twitter検索 / Twitter
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正義マン、イートインポリス、などという言葉も。
＞＞“イートイン脱税”!? 持ち帰りの消費税8％で会計し、イートインで食べたら法的に問題は？弁護士に聞いた – FNN.jpプライムオンライン
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お店側も大変。
＞＞「イートイン脱税」したくないのに…「中で食べる」と告げても店員の半数が8％処理 コンビニ50店調査（税理士ドットコム） – Yahoo!ニュース
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うちの近所はトレイに入れてくれました。
＞＞東京新聞:「イートイン脱税」混乱 店は申告頼り スペース撤去、コップで区別:経済(TOKYO Web)
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イートイン脱税という言葉はなかなかのインパクトがあり、いっきに認知されたように思います。誰しも脱税者とは言われたくないものですものね。
わたしも1ヶ月くらいしてようやく慣れました、「イートインで」とレジに伝えることを。慣れてしまえば、それほど苦ではありません。ちゃんと10%で計算してくれれば、堂々と食べられますし、2%払ったんだぞ！という、少し大きな気持ちで食べられますので、少し気持ちいいです（偉そうですがｗ）。
埼玉化する日本 (イースト新書) | 中沢明子
変わっていく風景
このまま軽減税率が進めば、こんなふうに変わっていくのかなぁと妄想してみました。もともとイートインはニーズがあって増えてきた印象ですので、これらに制限がかかった形なので、ちょっと歪んだ発展をしていくのかなとも。
- 駐車場が狭いコンビニはますます苦戦
- 夏や冬などアイドリングの騒音が増える
- 飲食する人の車内でゴミが増える
- イートインの稼働率が高くなりコンビニオーナーの不満が高まる
- イートインをたまり場にしてた人の来店が減る
ちょっと考えただけですが、コンビニオーナーにとっては、ちょっと逆風なものが多い印象です。そもそもスタッフのレジ操作の負担増もありますし。
こうなってきますと、コンビニ各店での自衛策が広がっていくような気はしますが、そこはフランチャイズなので、どこまで許されるのか、はたまたコンビニの24時間問題ともあいまって、またひと悶着あるのか。
ミニストップとかはイートインが売りなコンビニだと思いますので、ちょっと気の毒にとは思います。政治ってほんとやっかい。
新しいビジネスがうまく生まれて解決するほうへ向かってくれればいいのですけど、何か良いアイデアはないかな・・・。
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