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TPP大筋合意に基づく「著作権侵害の非親告罪化」対応の3ステップ

公開日: : ライティング技法


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非親告罪

TPPが大筋合意を果たし、著作権の非親告罪化が確定となりました。一部例外はあるものの、キュレーションメディアを運営されている方々は、対応しておきましょう。

こんにちは、カグア!です。以前もTPPについては記事にしましたが、先日ついに大筋合意に向けて前進したようで、多くのネットサービスは影響を受けそうです。

以下まとめましたので、追加情報あれば今後このエントリーに追記していきますね。

関連記事
>>DeNA新キュレーションのライター25人の引用状況をチェックした
>>ピクシブ関連会社がキュレーションを2月公開予定、まとめ1件500円

Web担当者に関わるTPP大筋合意とは

>>TPP合意内容 著作権の保護期間70年に NHKニュース

NHKが今朝TPP大筋合意を報じました。とくにWeb制作者や担当者に関連すると思われる条項は著作権に関する項目です。

・著作権者の告訴がなくとも取り締まれるようになる。
・損害額を立証しなくとも裁判所が賠償命令をできる。
・著作権保護が作者の死後50年から70年になる。

ポイントは大筋上記の項目。これまでは、著作権者が親告したり被害額を立証したりしなくてはいけなかったため、その手間や負担から泣き寝入りが多かったのですが、その現状に一石投じられました。

STEP1:TPP大筋合意についてざっくり把握する

TPPが大筋合意を果たしました。すでに政府からも公式に合意の概要が告知されました。

>>環太平洋パートナーシップ 協定( TPP協定 ) の概要
内閣官房TPP政府対策本 部 平成27年10月5月(PDF)

これにともない、著作権侵害と疑われる所作や記事、二次創作などに関連するサイトやサービスは、対応することになります。

>>キュレーション終了のお知らせ、著作権侵害は非親告罪化で調整

STEP2:著作権の非親告罪化の解説を読む

すでに各所でオーソリティからのコメントがまとめられています。pixivが大変そう。

ねとらぼの記事がコンパクトでわかりやすいです。さくっと読みたい方はこちら。
>>TPPで二次創作どうなる? 官房サイトで概要公開 「非親告罪化」も「収益に大きな影響を与えなければセーフ」 – ねとらぼ

より詳しい解説は赤松さんのエントリー。コミケやpixivなど影響を具体的に言及しています。
>>★ホントは怖いTPP ・・・「非・親告罪化」で日本の漫画界はどうなる? | 赤松健の連絡帳

引用の範囲についてはわたしもかつての記事で言及しています。
>>キュレーション終了のお知らせ、著作権侵害は非親告罪化で調整

wikipediaはまとめとしても一読。
>>日本の著作権法における非親告罪化 – Wikipedia

STEP3:著作権侵害コンテンツに対応する

今回のポイントは例外の存在です。ただ、売上に影響しない範囲ということでは、個人レベルのコスプレや小規模販売などは免れる見通しですので、大規模展開しているWebサービスやキュレーションは、何らかの対応をしなくてはならないでしょう。

著作権侵害のポイントを確認する

・引用の範囲を超えているものはNG。
・主従関係でいえば従に収まっているか。
・著作権者の利益を損ねていないか。

これらに該当するような記事やライティングは、早急に見なおすか記事削除などを検討しましょう。赤松氏はニコニコなどでは大量削除がくる、とまで言及しています。

利用規約の該当部分を見直す

故意による商業的規模の著作物の違法な複製等を非親告罪とする。ただし、市場における原著作物等の収益性に大きな影響を与えない場合はこの限りではな
い。・ 著作権等の侵害について、法定損害賠償制度又は追加的損害賠償制度を設ける。

概要ではこうななっていますので、責任や著作権の扱い等該当する箇所は相当ありそうですので、法務部と連携して施行されるまでに準備をしておきましょう。具体的なアクションも想定しておきましょう。

また、法務部では、今回の合意で「法的損害賠償金」ルール導入が決まりましたので、これまでは見過ごされてきたような軽微な侵害についても訴えられるリスクが増えることになり整える必要がでてきます。

制作環境を整える

ライターやキュレーターなどコンテンツ制作者との足並みを揃えることも忘れてはいけません。

>>Pixabay – 無料の写真
>>ぱくたそ – フリー写真素材・無料ダウンロード
>>写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】

これまで以上に著作権に気をつけた素材の利用を徹底します。引用についても、著作権情報センターのガイドは一読しておくことをオススメします。
>>著作物が自由に使える場合は?|著作権Q&A|公益社団法人著作権情報センターCRIC

死後50年かつ70年未満作品をチェックする

保護期間が死後70年まで延長しましたので、50年過ぎたものを無料コンテンツとして扱っている場合は対応しなくてはなりません。ただ、これについては、また今後70年から伸びるのではないか、という意見もあり今後も注意が必要です。

キュレーターなどに徹底する

著作権侵害コンテンツは告訴なしに取り締まりを受けることになりますので、それらを通達徹底します。ある程度情報はリークしていたので、すでに対応を進めているところも多いとは思います。

著作権を知るオススメの本

クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本: 鷹野 凌, 福井 健策

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電子書籍業界で著作権に詳しいライターの鷹野さんが書かれた著述です。デザイナーやライターだけでなく、制作にかかわる方は全員読んでおいたほうが良いと思います。わかりやすく具体的な内容で、出版当時もとても売れていました。

タイムラインでの反応まとめ

まとめ

著作権の非親告罪化と保護期間死後70年に延長、が大きなトピックとなります。

引用の範囲を守り、著作権をしっかり守って運営をしているサイトは問題ありません。ただ今後、関係者間で意識がズレてしまっていますと、侵害事案になりかねません。関係者でしっかりとナレッジ共有しておきましょう。

また、各社の対応や利用規約などをキャッチアップし、ガイドラインの施行も含めしばらくはさまざまな動きに注目する必要があると思います。もちろん、侵害された場合は、損害額立証が不要になるということも覚えておくと良いでしょう。

「権利はお互い尊重しましょう。」

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Yoshihiko Yoshida
フリーのマーケター。Googleアナリティクス公式コミュニティ・アンサリスト最高ランク「レジェンド」国内初獲得。アクセス解析を中心としたコンサルティングや設定、メディア運営に従事。「マツコの知らない世界」Googleマップ案内人として出演。Googleストリートビュー認定フォトグラファー。教育システム情報学会会員。元立教大学非常勤講師。主な著書「Googleアナリティクス基礎講座」(技術評論社)。趣味はデジカメとパン作り。>>もっと読む

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