こんにちは。WordPress大好きカグア!です。
今日は、WordPressのカスタマイズネタです。WordPressでは、カスタムフィールドといって本文やタイトル以外にも、投稿にさまざまな情報を付加して保存することができます。
今回は、その機能をつかって、ソーシャル用のタイトルを追加で記録する機能を追加してみようと思います。ご参考になれば幸いです。
この記事の目次
SEOとソーシャルとでタイトルを変える、とは?
集客を考えたとき、検索結果に表示されるタイトルと、自分のタイムラインに流れてきた文章とを、同じ気持ちで見ているとは言えないかと思います。それぞれの状態にそくした文章のほうが、効果が期待できます。
GoogleやYahoo!の検索結果では、文字数が28文字くらいしか表示されません。また、競合と比較したときに、ある程度ひきのあるタイトルであることが望まれます。
いっぽう、ソーシャルでは煽りとは言わないまでも、シェアしてもらえるような共感を呼ぶ文章のほうが、ひきがあります。また、URLを入れても100文字程度は入れられますので、そこも活用したほうが、より拡散します。
・SEO
ユーザーが想起できるキーワードを含み、「端的に」内容を表す。
・ソーシャル
ユーザーに共感を得られるようなエモーショナルな「文章」が良い。
というように、正反対とも言える留意点ですた、タイトルをつくりこんだほうが、集客上は、より効果が期待できるわけです(もちろん、さらにはTwitterとfacebookとでは変えるなどもありますが今回は割愛)。
そこで今回は、WordPressの投稿で、通常のタイトルだけでなく、ソーシャル用のタイトルも保存できるようにカスタマイズしよう、という内容になります。
たった2行でできますので、とっても楽ですよ。
カスタムフィールドで拡張をした
カスタムフィールドとはWordPressの人気の機能です。
記事を投稿するときに、その画面内で本文とは別途入力し、記事データといっしょにデータベースに保存できる機能です。
たとえば、不動産サイトであれば、駅名や部屋の広さなどのカスタムフィールドを追加して、記事入力と表示を効率化するなど、です。
Advanced Custom Fields を使わず拡張した
>>【wordpress】Advanced Custom Fieldsの使いかた – 東京の会社辞めて地方で生きるわ。
データベースに新規に箱をつくるわけなので、実装は結構面倒。なので、たいていは、Advanced Custom Fields というプラグインを使って、サクッとフィールドを作る、という使い方が多いようです。
ただ、後述しますように、ちょっとソーシャル用のタイトル入力欄を作りたいだけなので、そこまでするのもなあと。まあ、あくまで個人的な趣味ですが、今回は自作で拡張することにしました。やってみたら結構楽だったので、無駄に高機能にならなくてすんだので良かったと思います。
カスタムフィールドの実装は簡単
WordPressの投稿画面で、カスタムフィールドのウィジェットを表示させ、追加するだけです。
あとは、投稿するごとに、毎回ソーシャル用のタイトルも入れれば、その記事にひもづいたフィールドとして、WordPressのデータベースに格納されます。
ヘッダーのOGPタグを修正する
データをカスタムフィールドから、たんに書き込んだだけでは、ソーシャル投稿時に拾ってくれません。WordPressのデータベースから値を取得し、ヘッダー内のOGPタグに追記する必要があります。
facebookなどソーシャルではOGP設定からタイトルやURL、サムネイルなどを取得します。ですので、そのかいわいのタグを直します。ここでも、ソーシャルをプラグインで実装していないのでできることとも言え、あまり役立たずホントすみません。
で、こうなっていたのを(ビフォー)、
//echo '<meta property="og:title" content="'; the_title(); echo '" />';echo " ";
こんな感じに変えればOKです(アフター)。これで、ソーシャル投稿用にタイトルが入力されていれば、OGPにはそっちをはきだし、無ければ通常のTITLEタグの中身をもってきます。
if(isset($post->social)){$socialtitle=$post->social;}else{$socialtitle=get_the_title($post);} echo '<meta property="og:title" content="'. $socialtitle . '" />';echo " ";
すると、あーら不思議、facebookなどOGPでタイトル取得しにいく場合は、og:title のほうを見に行って、Googleなどでは通常のタイトルを拾ってくれるようになります。
SEO by Yoast を使わないの?
さて、ここまで書きますと疑問に思った方もいらっしゃると思います。YOASTプラグイン使えば、すぐに出来るよと。
ヨーストは、SEOかいわいでとても人気のあるプラグインです。All in One と人気を2分しているといってもいいくらいでしょう。
>>WordPress SEO by YoastプラグインでSEO対策をしよう〜基本機能編〜 | 株式会社LIG
記事ごとにタイトルタグ用のタイトルとOGP用のタイトルを付けられるとか、記事ごとにnoindexをつけるとかつけないとか、とにかくSEO向けのたくさんのチューニングができるプラグインです。
プラグインも脆弱性とは無縁ではない
プラグイン低使用にこだわるのは、たんじゅんに私が管理が面倒だからですw。
>>WordPressのSEO対策プラグインに脆弱性 – ITmedia エンタープライズ
プラグインでも脆弱性やバージョン管理が欠かせなくなっています。WordPressは世界中にユーザーがいますので、WordPress本体だけでなく、さまざまなところにセキュリティの目配せをしなければなりません。
脆弱性については、JVNが更新がまめで助かります。
>>Japan Vulnerability Notes
前述のプラグインもここに載っていたことがありました。踏み台にされるような深刻なものではなかったように記憶していますが、それでも人気のあるプラグインほど気をつけなくてはなりません。
同じ面倒なら自作を選ぶ
WordPressのバージョンが上がると、それに対応してくれるかなどなど。対応してくれればまだましで、未対応で、かつユーザーが少なくて情報も少ないとなるとちょっともう使うのには躊躇してしまうわけです。あと、YOASTはとても高機能なので、わたしにとっては、学習コストがとても高いのですね。こうやってサクッと手軽に実装しちゃったほうが早いというのはあります。
ならばまだ自分でやったほうが良いだろう、という判断をしています。ですので、とにかく最近はプラグイン関連は少なめにしています。
ただ、これはあくまで趣味というかわたしの好み、というのが大きいでしょうね。
過去記事のソーシャル用タイトル修正時の注意
過去の記事に、ソーシャル用のタイトルをつけることも可能です。
ただそのさい、facebook側でかつてのタイトルがキャッシュされて、そのまま投稿したのではURLが変わっていなければ、前のタイトルが引用されてしまいます。
そういうときは、facebookキャッシュクリアをしましょう。たいていは、facebook公式のデバッガーで大丈夫ですが、それでもクリアできないときは、以下のツールをお使いください。facebook準拠のPOST形式でキレイさっぱりキャッシュをクリアしてくれます。
>>facebookデバッガーで消せないOGPキャッシュをクリアする方法
これをしたうえで、facebook OGP Debuggerを使えば完璧です。
まとめ
ソーシャルとSEOでタイトルを変えることは、集客上とても重要です。WordPressであれば、それが簡単にできます。
なかでもカスタムフィールドは、定型的な入力を効率的に行って、本文にサクッと挿入できるとても便利な機能です。多くのフィールドをつくる場合はプラグインで、少しならば自作で拡張がおすすめかと思います。
興味がわいた方は、プラグインとして自作するのもありかと思います。ぜひ。
集客の壁を越えるには、さまざまな戦術が必要になりますが、これもその一つということです。WordPressではそういう柔軟な集客が可能なので、ほんと便利ですよね。お互いがんばりましょうー。
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