YouTubeでASMRチャンネルが大量BANとトレンド入り

Twitterで、2022年6月7日に、YouTubeのASMRチャンネルが大量BANされたと、トレンド入りしていました。BANについては公式の発表はないため、正確な数字は追えないものの、有名アカウントがBANされたり、休止を発表したりと、タイムラインは騒然としていました。その背景には、YouTubeの規約変更があったようで・・・。

6月にはいりASMR界隈がざわつく

「お客様のコンテンツを審査しましたところ、YouTubeのコミュニティ ガイドラインに対する重大な違反または度重なる違反が発見されました。そのため、お客様のチャンネルをYouTubeから削除しました。」

というようなメッセージをYouTubeから受け取ったことを、6月2日に投稿しています。そして、そのレスに複数のASMRユーチューバーが反応しています。

そして、2022年6月7日ファンの人にもひろがり、「YouTube君」というワードでトレンド入りしていました。

YouTubeでASMRチャンネルが大量BAN

BANされたASMRチャンネル

タイムラインを追っていきますと、BANされたASMRチャンネルでは、改定されたYouTubeの規約にひっかかったと思われる傾向があったようです。

>>YouTubeの規約改訂の影響で、VTuberの「ASMR」動画が非公開対応になる事例が発生 – MoguLive

「未成年者」にVTuberが該当する場合、ASMR動画・配信が規約違反となる可能性が浮上しています。VTuberの場合「見た目が未成年に見える」という理由で、この規約に抵触する可能性があるためです。

キッズセーフティな規約変更に抵触した可能性を考えている投稿が多いとのこと。

ASMR VTuberの対応はさまざま

すでに復活の申請をして復活したチャンネルもあれば、ASMR音源のバックアップとしてすでに、PIXIVFANBOXで展開していたチャンネルもあるなど、対応はさまざまのようです。

退避先として手を挙げるプラットフォームあるなど、YouTubeが折れることはないでしょうから、それぞれのASMRチャンネルの対応には注目が集まりそうです。

いっぽうで新たな100万VTuberも誕生

ASMRではありませんが、新星のように現れまたたくまに100万人に達したVTuberもいます。

しかし、VTuber市場はほんとうに大きいですね。

音声配信ではSpotifyもおおらか

いっぽう、音声配信の世界的大手Spotifyでは、ポッドキャストランキングの上位50に、大人向けサイトのお試し聴き配信がランクインしています。

Spotifyはおおらか

こちらは、ガチの大人向けのアノ声がはいっています。いわゆるラジオのエロトークや下ネタトークとは一線を画す内容ですが、BANなどされずランキングで存在感をはなっています。

もちろん、Spotifyは以前、ジョーローガン氏の偏ったコロナ意見番組を放置していた前科がありますので、この件もたまたまもれただけかもしれません。

>>Spotifyで“炎上”した「反ワクチン」のポッドキャストを、実際に聴いて見えてきたこと | WIRED.jp

動画投稿サイトのトップであるYouTubeは、地上波テレビで規制がきびしくなっていったように、今後も規制は厳しくなっていくのでしょう。

しかし、インターネットの奥深いところは、こうした他の媒体が無数にあることです。ですから、賢い人達は、こうしたことを予見し、あらかじめフォロワーを別サイトへ誘導し、課金自体は別サイトをメインにしていたり、LINE公式アカウントなどでリードをもっていたりと、収益化手段を分散させています。

海外でもすでにユーチューバーが、パトレオンの登録をうながす決まり文句を毎回の動画でいうなど、クリエイターエコノミーで露出するプラットフォームと収益化のプラットフォームをわける動きが広がっています。

日本でもそうした、収益化とインプレッションの分離は進むのでしょうか。

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