ゲッティイメージズが凄いです。いやはや知りませんでした。あの圧倒的高品質写真が、非商用限定ですとブログで使えちゃうんですね。
こんにちは、ブロガーのカグア!です。ブログを書くのに無料素材集サイトやflickr、Twitter、Instagramを使っていますが、世界的に有名な写真貸出サイトであるゲッティイメージズも、埋め込みに対応していたのですね。
あなたのブログ記事に評判の良い高品質な素材を貼り付けることができます。なお情報は2016年12月時点でのものです。
本記事では、ゲッティイメージズの使い方やアプリの操作方法を解説します。
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この記事の目次
ゲッティイメージズとは
ゲッティイメージズは、写真界のグーグルとも呼ばれ、世界的に有名な写真素材を販売・貸出をする巨大サイトです。写真貸出サイトとしては他に、アマナイメージズやシャッターストックなども有名です。
>>ストック写真、ロイヤリティフリー写真、最新の報道写真 | Getty Images
>>ゲッティイメージズ ジャパン(@gettyimagesJPN)さん | Twitter
>>Getty Images @facebook.com
ゲッティ イメージズ 写真界の“グーグル” 知られざる素顔 週刊ダイヤモンド 特集BOOKS 電子書籍: 後藤 直義, 週刊ダイヤモンド編集部
国内でも、Naverまとめで挿絵的に小さい画像素材が貼り付けられているのを、ご存知の方も多いと思います。弁護士やオリンピック、報道写真など、他の写真サイトでは見られないような高品質の画像が探せることが特徴です。
2014年7月発売の週刊ダイヤモンドで組まれた特集「ゲッティ イメージズ 写真界の“グーグル” 知られざる素顔」によりますと、ゲッティイメージズが1億3千万枚に対し、上場も果たしています日本の有名なフォトストックサービス・PIXTAが800万枚というから、その量が以下に圧倒的かがわかります。
昨日はDMMが募金サイトを立ち上げましたが、そこでもゲッティイメージズの画像が使われていました。報道までをもカバーするストック戦略には驚かされます。
>>『熊本地震緊急支援』 – DMMうわのせ募金
非商用に限り無料開放
ブログの埋め込みなど、画像素材の無料利用が開始されたのは2014年。2013年の通期の業績売上も約920億円、利益率は約35%といいますから(同社発表より)、無料開放してもなお、すでにマネタイズの多様性や土壌はできているということなのです。
なお、非商用限定でブログの埋め込みなどに使える画像は2016年4月21日現在「5,000万点を超える画像」とのことです。通常プランですと、低解像度でも1点1万円からという値段からしますと、衝撃ですね。
個人や中小企業向けには、こちらに著作権について日本語で詳しく解説されています。利用を考えている人は必ず目を通しましょう。
>>写真のコンプライアンス | ゲッティイメージズ
なお、写真を販売する場合は、国内の多くのフォトストックサービスとは少し異なるようです。
自由に投稿して販売する、という仕組みではなく、作品を「応募」するという形態のようです。
>>ゲッティ イメージズ フォトグラファー/クリエイター 応募の流れ
高いクォリティを担保するために、たゆまぬ努力が続けられています。たしかに、いっぽうで良いアングルを見つけますと、写真によってはロボティクスのほうが良い撮影を出来てしまうケースも多そう。あえて門戸を広くしなくても良いのかもしれません。
クリエイターとしてマーケット販売は、買収したiStockというすみ分けなのでしょうね。
>>素材写真とイメージを提供して売るには – iStock JA
ゲッティイメージズの利用規約
利用規約はこちらに書かれています。
>>Getty Images
埋め込みビューワについての記載があります。ポイントは以下のとおりかと。
・ウェブサイト、ブログ、またはソーシャルメディ上に埋め込み可能。
・一部のゲッティ イメージズコンテンツは、埋め込みに利用できない。
・予告なく変更される場合がある。
・コンテンツを削除する権利はゲッティ イメージズが留保。
・要求があったら埋め込みビューアの使用を中止する。
・報道/編集目的(ニュース性のある出来事又は公共の関心対象である出来事に関連する目的)にのみ使用することができる。
使用不可のケースも具体的に書かれていますので注意しましょう。
・営利(広告、販促、宣伝など)。
・推薦もしくは後援を示唆する目的。
・制限規定に違反する使用。
・中傷、露骨に性的、その他違法性のある目的
・埋め込みビューアの文脈に外れた使用。
推薦が不可ということですから、おそらくレビュー記事はアウト。営利も広く指定されていますから、AdSenseなどを張って自分へ収益がでる場合、もしくは問い合わせや商品購入誘導、告知目的での商用ブログもダメな感じですね。
ほんとうにイチ個人のブログにのみ、という感じです。まあ、これだけの高品質画像素材ですから、当然と言えば当然ですね。際限なくなってしまいますし。
本来は最低でも1万円はするものですから、シャアやソーシャルへの投稿なども簡単に出来てしまいますが、請求のリスクを考えますとビジネスマンは安易に拡散したり、ブログに掲載したりしないほうが賢明かと思います。いっぽうで、Getty Imagesを語って悪質な請求をする業者も、かつてはいたみたいですのでご注意を。
なお、商用利用におけるライセンス料はこちらをご覧ください。
>>Getty Images 料金
>>ライセンス契約 – Getty Images JP
もし、間違っていましたらご指摘いただけますと幸いです。
>>カグア!(@kagua_biz)
ゲッティイメージズのビジネス
写真界のGoogleとよばれる所以は、そのビジネスの上手さにあると言えるかもしれません。
・国際オリンピック委員会で唯一の公式フォトエージェント
・ロボティクスによる人間では不可能な撮影
・世界中で活躍するカメラマンをマネジメント
ゲッティイメージズの創業は1995年ですが、1998年にはフォトディスク社、2006年にはiStockを買収しています。元CEOのジョナサンクライン氏は、法律の修士をとり投資銀行に務めたことのあるビジネスマンです。これからも、フォトストック界のリーディングカンパニーとして進化を期待しちゃいますね。
しかし、Flickrでめぼしいカメラマンに声をかけているとは凄いですね。仕組みは非常にシンプルですが、それを形作りビジネスはとても緻密で練りこまれていることがとても印象的です。
あと、上記の電子書籍の記事で驚いたのが、写真のタグ付けなどを人間でもやっているということ。そういったメタデータ専門のチームがあって、世界各国の言語の担当がいてタグ付けや言葉を選んでいるんだそうです。凄いですね。
ゲッティイメージズをブログに埋め込む方法
さてでは、非商用では埋め込みOKということですから、以下に埋め込み方法をご紹介します。
1.サイトで画像を検索する
ブログ埋め込み用の検索画面に行きます。
2.画像を検索
多くの画像が見つかると思いますが、ゲッティイメージズの凄いところはその絞り込みです。
見てください、この項目の豊富さ。構図から色、国、サイズや向きなど、実に豊富です。もう「アメリカ 女性」などと検索しなくても良いですね。
3.サジェストも豊富
もちろん、世界で人気のゲッティイメージズですから、サジェストもたくさん出てきます。
キーワード選びに悩むことはほぼ無くなりそうです。
4.埋め込みボタンをクリック
気に入った画像が見つかりましたら、画像にマウスオーバーさせます。
埋め込みボタンが表示されます。
5.埋め込みコードをコピー
ゲッティイメージズの画像をブログに埋め込む用のソースコードが表示されます。サイズを選びコードをコピーします。
6.ブログに貼り付け
あとは、ブログに貼り付けて完成です。簡単ですね。
スゲー!
ゲッティイメージズのアプリも凄い
出先や通勤・通学途中など、ちょっとした隙間時間にお気に入りのフォト素材を探してストックできます。
>>Getty Images on the App Store
2016年4月21日現在、残念ながらiPhone版だけですが、かなり強力です。
1.素材を検索
ウェブと同様に検索できます。サジェストもばっちり表示されます。
フィルタなど絞込はさすがにPCのようにはいきません。ただ、画像の詳細を表示されますタグをタップして「View xxxxx results」をタップしますと、タグ検索が簡単にできます。便利。
2.埋め込みコードのコピーやシェアも簡単
スマホ版らしくお馴染みのアイコンが並びます。
もちろん、スマホからブログに投稿できるよう、ゲッティイメージズの埋め込みコードをコピーも出来ます。
サインインしなくても、シェアやピンタレストなど、好みの共有方法が出来ます。
わたしはChrome拡張でスマホとPCでURLを簡単に通知し合えるPushbulletを使っています。
>>Pushbullet on the App Store
>>Pushbullet – SMS on PC – Google Play の Android アプリ
>>Pushbullet – Chrome ウェブストア
3.フォローも簡単
もちろん、画像SNSのようにお気に入りのフォトグラファーをフォローして、作品を楽しむということも簡単です。
これらの機能はすべて、非会員でも出来ます。いやはや凄いですね。
関連情報リンク
検索メタデータへのこだわりが語られています。ファンダビリティに関心がある人は必読。
>>消費者の心を動かすビジュアルトレンドとは–ゲッティのADが語る2016年の傾向 – CNET Japan
Instagramと組んで、フォトコンテストをしたこともあります。
>>ゲッティ、Instagramと共催のフォトコンテスト第2弾を開催 | マイナビニュース
iStockはイラストコンテストと開催。
>>応募作品がライセンス販売されるチャンス!ゲッティイメージズが「iStock イラストコンテスト」を開催中 – MdN Design Interactive – デザインとグラフィックの総合情報サイト
よくリアルでも報道写真展とかありますけど、もうそのレベルですよね。ハイクォリティ写真。
>>ゲッティイメージズ、世界的報道写真を集めたiOSアプリ – デジカメ Watch
2016年4月現在のCEOは、元Yahoo!のシニアヴァイスプレジデント。Yahoo!といえばflickrですよね。ほんとビジネス上手すぎ。
>>元Yahoo!のドーン・エイリーがゲッティイメージズCEOに就任 | マイナビニュース
日本のCEOは島本久美子氏。
>>ストックフォトの最新事情をゲッティイメージズが解説 – デジカメ Watch
無料化を打ち出す前の2010年頃にはこんなことも。彼らの名を語っていた悪質な業者という意見ですが。いちおうこちらも。
>>ゲッティ イメージズ ジャパン 弁護士から通知書が届きました。… – Yahoo!知恵袋
GIZMODEでも取り上げていましたね。
>>朗報! ゲッティイメージズの画像が無料でブログ等に読み込めるようになりました : ギズモード・ジャパン
実際にゲッティイメージズを使っているブログ。
>>無料で使える高クオリティ&有名人写真。Getty Images (ゲッティ イメージズ)とは。 – スキナモノート
島本氏の略歴やインタビュー。
>>世界最大の写真データベースを持つゲッティ イメージズとは? | マイナビニュース
まとめ
TwitterやInstagramなどの広がりを鑑みますと、フォトエンベッドはますます広がっていきそうですね。そこで、圧倒的な品質とビジネスモデルで拡大を広げるゲッティイメージズからは、今後も注目ですね。
>>人気の「写真を販売する: 本」一覧はこちら。
<Amazon>
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個人的には、写真の品質に徹底的にこだわっている姿勢や進化の仕方に共感を覚えました。そうなんですよね、ITが本質ではなくて、提供する価値が重要なんですよね。
個人利用では無料で使用OKですから、ブロガーの方や、あまり見たこと無い報道写真や著名人の写真をシェアして注目を集めたい方など、いかがでしょうか。
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