利用者の声がふせんで貼れる、リアルタイムと定性の隙間を狙うONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)

リンクライブ2

Webサービスに対する、ユーザーの本音を回収するツールです。

ホームページにツッコミを入れている人って多いと思います。世の中、完璧なシステムはありませんもんね。そんな声を集めるまた新しいツールが登場しました。その名も「ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)」。

オニツッコミ
>>ONI Tsukkomi「鬼ツッコミ」

なんともふざけた名前と思うなかれ、しっかりと練られたターゲティング戦略のもと誕生したツールです。ありそうで無かったツール、ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)を使わせて頂く機会がありましたのでレビューします。

追記2015年6月16日 ガイアックスと協業を発表しましたね。いやはやすばらしい。

>>ユーザテストを精度高く、簡単に | インバウンドマーケティングのガイアックス

レビュワーの立ち位置

・知人の紹介でツールを知る
・とくに頼まれたわけではない。
・ブログ運営歴10年、アクセス解析歴5年

このブログをいつもお読みいただいている皆さんはご存知かもしれませんが、いちおう。

もともと、このレビューを書かせてほしいと頼んだいきさつは、ツールとしてユニークだったから。ありそうでなかったんですよね。

ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)とは

言葉でいうなら、オンラインテストASPサービスです。

ホームページにツッコミを入れてほしい事業者が、ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)にサイトを登録し、ツッコミ用URLを発行。会員登録をすませたテスターは、指定URLにアクセスしますと、 ホームページに付箋を貼れます。これがツッコミですね。

「このボタンが押しづらい!」「この文言がわかりにくい」

といった、部位に対して付箋を張る、という形でツッコミを入れられるツールです。事業者側は、そのツッコミを集計し、タスクとして分類・管理できます。

また、その集計内容をパワーポイント形式にエクスポートする機能もあり、Web制作者にも有用なツールになりそうです。

・簡単なURLからホームページにツッコミを書き込める。
・管理者はツッコミをタスク管理できる。
・レポートをパワポ出力できる。

サイトやネットショップ運営者や制作業者に便利そうですね。

さっそくツッコんでみた

事業者はログインしますと、まず、サイトのURLなどいくつかの項目を入力します。そして、テスターの性別や年代など属性を入力するだけで、すぐにテスター用URLが発行できます。

URLをもらったテスターは、そこにアクセスし、あとはひたすらツッコミを入力するだけです。デフォルトでは10ツッコミを入れるようになっていて、指定回数ツッコめばテスト終了です。

ツッコミは至って簡単。[ツッコミをする]をクリックし、ツッコみたい箇所をクリック。コメントを入力し保存、たったこれだけです。

オニツッコミ1

ツッコミが終わった箇所には、鬼マークがつきます。事業者側には付箋として表示されます。見やすいですね。

こんな感じにツッコミが視覚化されます

事業者側は集まったツッコミを俯瞰できます。

ツッコミを分類したり一覧したりできます。

なかには的を得ないツッコみもありますので、そういう場合はドラッグして、右側の「見送り」に分類します。このようにツッコミを分類しタスクとして管理したり、絞り込みをして吟味したりできます。

また、驚いたはパワーポイント出力機能。分類されたツッコミを表やグラフにしてスライド化してくれます。

なんとびっくりパワーポイントに出力できてしまいます。

まさかこれがオートマティックにエクスポートしたものとは思えないほどキレイに出力してくれます。これはびっくりでした。

このように、テスター用URL発行→ツッコミ→集計・タスク管理、という工程がマネージメントできるツールになっています。

リンクライブさんに聞いてみた

ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)の開発やサービス内容について、開発元である株式会社リンクライブ代表取締役社長の澤村大輔さん(以後敬称略)にお話を伺いました。

リンクライブ4

-ありそうでなかったツールですね、しかもわかりやすい。

澤村「ありがとうございます。ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)はホームページを改善したいけれど、どこ悪いのか、どの意見を優先すればいいのか、といった、じつは改善スキームにフォーカスしたタスク管理ツールです。」

-なるほど、これって既存のTODOやタスク管理ツールですと、ちょっと汎用的すぎて使いづらいかもしれませんね。

澤村「はい、ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)はお客様の声をテキストで属性ごとに集計し、そのタスクを管理できるところがウリです。ホームページの使い勝手をヒアリングしようと思ったとき、一般的には、モニターを募るか動画やリアルタイムモニターなどを使っていたと思います。しかし、モニター調査では集計されたものに注目が集まりがち、動画では細部を見がち、という両極端なものしかありませんでした。
ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)では、ビジュアル的にもわかりやすい声の反映と、文字データによる集計の簡易さとを備えました。これにより、気づきがえられながらも、その意見のマネージメントができるようになりました。」

リンクライブ3

-たしかに。

澤村「今はまだスマホには対応していませんが、いずれ対応して、さらにはテキストマイニングなどビッグデータの可視化などもしていきたいと考えています。」

-そうですね!もともとテキストになってるって大きいですよね。

「はい。私はもともとあるネットショップの運営をしていました。そのとき直接お客様の声を聞けたらどんなにいいか、と思ったことがきっかけでした。ですから、いずれはショッピングカートのASPさんなどにも導入をしてもらって、多くのネットショップさまにもリニューアルの際に使っていただけたらと思っています。」

-料金プランはどうなっていますか?

「大きく2種類の料金プランを用意しています。継続的なサイト改善をされたい企業様向けの『継続利用型』と、例えばネットアンケートの代わりの手段として単発でツッコミを集めたい企業様向けの『単発利用型』です。いずれの料金プランも、回収したいツッコミ数によって料金は変わってきます。ただ、いずれにせよ本当に納得してから使って頂きたいので、お気軽にお試し頂ける『完全無料のお試しプラン』もご用意しております。 」

オニツッコミ料金

-無料からあるんですね!これは使いたくなります。

「ぜひ(笑)。」

-最後にこのブログの読者に一言お願いします。

「ONI Tsukkomiは、これまで知りたくても知ることのできなかった、ユーザーのリアルな『本音』が聞ける唯一のツールです。従来データ分析結果から想像していたユーザーの本音を把握することで、Webサービス・LPの運営は劇的に変化することになります。無料プランもご用意しておりますので、「ツッコミ」の持つ衝撃を、是非お気軽にお試し頂けると嬉しく思います。」

-ありがとうございました。

取材を終えて

ONI Tsukkomi (鬼ツッコミ)は今までありそうでなかったツールです。さすがにその場で声でツッコむのよりはテスターに負担はかかりますが、それでも洗練されたUIに、操作がおぼつかなくなることはありません。とてもシンプルでわかりやすいシステムに仕上がっていると思います。

いっぽう、ツッコミをもらってもそもそもリニューアルの費用がない、といったサイトもあるわけで、ある程度の規模でリニューアルのさいに裏を取りたい、政策事業者でベータテストをデータ化して進めたい、ネットショップで定期的にモニターしてもらいたい、といった人たちには試してほしいツールだと思いました。

リンクライブさんは立ち上がったばかりのベンチャーですが、これからの活躍が楽しみな会社さんです。

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>>ONI Tsukkomi「鬼ツッコミ」

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