Googleデータポータルを使ったYouTubeアナリティクスのメール配信

YouTubeからアナリティクス
YouTubeチャンネルを共同で運営しているとなると、メールなどで気軽に運用状況を知りたくなるときがあります。じつはメールで簡単に配信できます。

こんにちは、ユーチューバーのカグア!(@kagua_biz)です。

本記事では、YouTubeアナリティクスのデータをメールで受信する方法を解説します。なお情報は2019年3月27日時点でのものです、ご注意下さい。

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第3者へメール通知できる

YouTubeのチャンネル運営状況をメール配信させますと、このような感じになります。Googleデータポータルというサービスを連携させますと、簡単に第3者へ定期的にメール配信できるようになるのです。

まず、Googleデータポータル(後述)からメールが届きます。
Googleデータポータルからメールが来る

メールに添付されていますPDFというファイルを開きますと(スマホなどではたいていPDFビューワーというアプリが入っています)、YouTubeアナリティクスで見られるような、視聴回数などのチャンネル運営状況がわかる、という感じです。
YouTubeからメール配信

毎日メール配信するのか、月イチなのかなど、配信頻度は変えられます。

  • YouTubeのアカウントとメール受信者は同じでなくても良い
  • 毎日なのか月イチなのかメール配信頻度も変えられる
  • どんなデータを配信するのかもカスタマイズできる

とくに、YouTubeチャンネルのアカウント権限がなくとも、メールを受け取れるという点がおすすめかと思います。後述しますYouTube Studioアプリは権限者のみが使えます。

YouTubeからメールを受け取る方法

YouTubeアナリティクスとは

YouTubeチャンネル運営者が、管理画面において、動画の再生状況などを知ることができるツールです。たとえばオーナーがチャンネルの権限者でない場合も、知っておくと便利な数字です。
YouTubeアナリティクス

  • 動画ごとの再生回数
  • 動画を見る前にどこから来たか
  • 視聴者の性別や年代
  • その他、たくさん

チャンネル運営において、多くの情報を知ることができるため、動画投稿やチャンネル登録者数増加に欠かせません。

アプリも出ていますので、スマホで出先から見ることはもちろん出来ます。
>>‎「YouTube Studio」をApp Storeで
>>YouTube Studio – Google Play のアプリ

ただ、YouTube Studioアプリですと保存したいとき、毎回毎回スクショを撮らなくてはなりません。継続的に資料としてトラフィックを保存したいときには、少し不便です。また、そのチャンネルの権限者でなければデータを見ることはできません。

Google データポータルとは

Googleが提供します、さまざまなデータをグラフなどで可視化できるツールです。YouTubeチャンネルの運営データを取り込むことにも対応しています。Googleアカウントを持っている人であれば無料で使えます。
>>データポータルへようこそ – データポータルのヘルプ

たとえば、YouTubeの再生回数と、動画にかけた広告の管理画面(Google広告)のデータとを、同じ画面でデータを見ることができる、などといった使い方ができます。

そして、Googleデータポータルには、そのレポート画面を定期的にメール配信する機能があるのです。今回はこれを使います。

チャンネルデータをメール配信させる

それでは、Googleデータポータルを使ってみましょう。Googleデータポータルにアクセスしましたら、新規レポート作成からはじめます。

新規作成しYouTubeを取り込む

「新しいレポートの開始」をクリックし画面を進めます。「データソースの追加」からYouTubeアナリティクスを選びます。
データソースの追加

好みのディメンション(縦軸)を選ぶ

グラフの追加の中から好きなグラフや表を選びます。
グラフを追加

あらかじめ自動で任意の項目が入ってしまいますが、そこは「X」を押して消去してしまって大丈夫です(データ自体は消えません)。その上で、例えば「動画のタイトル」をそこへドラッグ&ドロップします。すると、動画のタイトルが視聴回数(VIEWS)順に並んでいる表ができるはずです。
動画のタイトル

あとは見た目を調整しタイトルをつければ完成です。
データポータル

その他のデータをレポートに表示させたい、デザインを調整したいなど、Googleデータポータルの詳しい使い方はGoogleのヘルプを参照してみてください。
>>データポータルのヘルプ

メール配信をスケジュールする

レポートが完成しましたら、それをメールで定期配信する設定です。画面上方に時計のマークがありますのでそこをクリックします。
スケジュール設定 Googleデータポータル

宛先欄に配信したい相手のメールアドレスを設定すればOKです。配信頻度は、毎日、週一、4週に一度、を選べます。

これで、メールで気軽にYouTubeアナリティクスのデータを見ることができます。

ぜひ、管理者以外のかたともデータを共有して、YouTubeチャンネルの効率的な運営をしてみてください。

お疲れ様です。

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関連情報リンク

Googleデータポータルの公式・更新履歴。
>>What’s new – Data Studio Help

公式ヘルプはかならず読みましょう。
>>YouTube チャンネルを管理する – YouTube ヘルプ

かつて国内ではGoogleデータスタジオと言っていましたが、いまはデータポータルに改名されています(世界的にはデータスタジオです)。
>>Introduction to Google Data Studio – YouTube

データポータルで困ったことがあれば投稿できるGoogle公式の掲示板です(英語のみ)。
>>Data Studio – The Google Advertiser Community

データポータルは企業でも使われるプロも納得のツールです。これが無料ってすごい。
>>データポータルで同じダッシュボード内のグラフをデータ連携させる方法

ウェブ担当さんの必須ツールになりつつも。
>>GAは貯める装置へデータポータルにシフトせよ (1/2)|ネット通販情報満載の無料Webマガジン「ECzine(イーシージン)」

視聴者維持率は重要。YouTubeにとっても、より広告を見てもらえる可能性が高まるし。
>>視聴者維持率レポート – YouTube ヘルプ

いまやYouTuberもチームで運営が増えてきてる?!
>>YouTube|メンバー募集|ジモティー

APIをつかって完全自作でメール配信、という手も。
>>YouTube APIとは:Data API v3を使って動画情報を取得してみた。 | D2Cスマイル

まとめ

YouTubeアナリティクスのデータを、メールで定期的に読めるなんて・・・と思われたかたも多いのではないでしょうか。しかし、Googleのサービスでは多くのサービスが連携しています。

こうした無料の効率化ツールを使い、さらに効率的にYouTubeチャンネル運営における情報共有を加速させることが、ユーチューバーの生存戦略に欠かせません。

またこうした便利ワザが見つかりましたら共有しますので、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

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