ポッドキャストを6ヶ月で150回配信して35媒体にまで増やした話


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ポッドキャスト半年

ポッドキャストを配信して半年がたちました。数字にまったくこだわらず、ひたすら更新することのみを続けてきました。

最初から35媒体だったわけではありませんが、それでもやってわかることもあり、その知見をふまえて記事化することに意義があると思っていますので、参考になれば幸いです。

本記事の執筆は、ポッドキャスト歴1年目のカグア!(@kagua_biz)によるものです。なお、情報は2020年7月31日時点でのものです。ご注意ください。

わたしの配信しているラジオ番組

  • ユーチューバーとしての動画制作の裏話や業界のニュースなど
  • YouTube、ゲーム実況、ゲーム界隈、身の回りのフリートーク
  • 月曜が音声メディアニュースまとめ、土曜日がYouTube関連ニュースまとめ、それ以外が上記のフリートーク
  • 日曜以外毎日約12分ほどのトーク(BGM付き)
  • ICレコーダーとアプリ直撮りしか投稿できないサイト向けにiPhone3台の合計4台同時収録の一発録り
  • 収録、編集、配信・投稿の時間は毎日約1~1.5時間、22時~24時の間くらい

具体的なフォロワー数や再生数などは後述しています。かなり絞り込まれたジャンルであることは、認識しています。

ただ、それでも多くの人に知ってもらいたいという一心で、2020年8月1日時点で35媒体へ毎日配信しています。著作権の問題やそれぞれの特性など、手探りで少しづつ進めてきました。
ポッドキャストを35媒体で配信中

よろしければぜひフォローしてくださると嬉しいです。Apple Podcastか、Spotifyがおすすめです。
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ラジオ番組を毎日配信した

気をつけたことは、毎日配信と配信媒体を増やしていこう、といった2つだけでした。後に、ニュースまとめというコンテンツが導入されますが、それはあまり影響はしていないようです。
ポッドキャストを配信

もともと持っていたフォロワー数を活かすこともしましたが、やはりリスナー層とあっていないため、ほとんどスパムのような感じになっています。すみません。
半年のフォロワー数など

再生数とフォロワー数がいちばん相関しているのが、Spotifyです。ですので、最近はApple PodcastかSpotifyで聴いてください、と呼びかけています。
Spotifyのフォロワー数

ただ、スマホをもてないリスナーにリーチできるのは、動画です。YouTube、niconicoは任天堂スイッチなどゲーム機にアプリがあるからです。
niconico

その流れなのか、Instagram IGTVに配信して、フォロワー数は350ほどいましたが、まったく関係ない投稿をしてた時期のフォロワーだったので、実質ゼロなはずなのに、それなりに再生されています。IGTV、ちょっと見くびっていましたが、思った以上に、動画視聴のプラットフォームとして利用されているのかなと思いました。

また、spoonとツイキャスの反応のよさにも驚きました。ツイキャスなどはフォロワーがまったくおらず、しかも12分くらいしかライブしていないのに、ゼロじゃない日があります。どちらもそのアプリ自体にコアなファンがついているのでしょうか、ちょっと驚きました。

継続するための工夫

えっと、これはとくにありません。といいますのも、わたしのポッドキャストの場合、一発録りで12分、スマホの前に拘束されるだけですので。
ポッドキャストライフ

ですから、日々のネタを考えることが、たまに悩むくらいで、それでもそうした、悩んでいる愚痴っぽいことも配信しちゃっていますので、とくに辛いということはありません。

逆に言えば、辛いと思われているかたがいるとすれば、もっと楽に考えていいと思います。面倒だったら休んでもいいし、「面倒だよねー、でさあ・・・」というダラダラ回にしてもいいし。

日本ではポッドキャストは、ブレイクしても何億も稼げるメディアではありません。そしてそれは今後もきっと変わらないと思います。アメリカの景気の良い話を聴くといつか・・・と思ってしまいそうですが、日本ではきっとそうならないと思います。

なので、続けたい人は続けるのがポッドキャストかと思います。生存確認をたんたんとネットに投稿している、という感じでしょうかね。人それぞれポッドキャストに対する思いはあって正解はありませんが、わたしはそんな感じに思っているので、続けられるのかなと思います。

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音声配信メディアに対する誤解

さて、よく表題のような記事を見ますよね。そして、そこではいろいろな媒体をおすすめしていますよね。ただ、35媒体に配信してみてわかったことがあり、そのうえでこれはちょっと誤解されているとおぼしき点を補足したいと思います。

ちなみに私は、Voicyでは配信できていませんが、クリエイティブ・ラボといってプロジェクトとして番組配信を参加し、その特性も理解しています。つまり、わたしは35媒体+1媒体、ちゃんと自分で配信をして、実際それぞれのプラットフォームの配信のクセや、リスナー層の違いを体験しています。その上で広まっていると思われる誤解をまとめます。

Voicyは審査を通れば配信できる

審査を通れば配信できることは間違いではないのですが、多くの記事は以下のことを知らないで書かれていると思われます。審査の通過率は1%とのことです(他の情報筋からも裏をとっています)。

>>落合啓士 公式ブログ – インターネットラジオのパーソナリティーになりました – Powered by LINE
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このvoicyのパーソナリティーになるには応募フォームから申請して厳正なる審査があって1%未満の合格率のせまき門を通過したものがなれる道。

ですから誤解ではありませんが、誠実な記事であれば「1%の審査を通過すれば配信できる」と書くほうが親切だとわかります。

これからは音声が来る

これも間違いとはいいません。しかし私は、米国が例外だと思います。Listen Note というポッドキャスト専用の検索エンジンがあります。そこがデータを公開しています。

>>ポッドキャストの統計データ: How many podcasts are there?
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一番右のグラフが国別の登録ポッドキャスト数なのですが、ダントツに米国です。逆にいえば、他の多くの国はアメリカの10分の1にも満たないのです。

そしてその先行している米国でさえ、ポッドキャストで成功している人は、YouTubeのように広告収益で成功したのではなく、Spotifyからの独占契約で成功したというモデルです。つまり、先行している米国でさえ広告市場が成熟しているとはいえないのではないでしょうか。

>>人気ポッドキャスターに100億円払う時代ーー音声コンテンツ新時代の未来とは?|Real Sound
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米国でさえこの状況ですから、日本ではまだどころか市場があるのかさえ微妙なところでしょう。潤沢に利益がでていれば、資金調達を3年の間に3回もする企業はでてこないと思います。

もちろん、コロナ渦でユーザー数を増やしたという音声プラットフォームの声は聴きます。そして、Radiotalkなどを見ますと、トップトーカーでは1000件を越えるいいねをもらっている配信も見ます。ただ、RadiotalkやREC.などではいいねは1人で複数回押せます。ユニークユーザー数ではないため、注意が必要です。

国内屈指のトップポッドキャスターでも、マネタイズはオンラインサロンがほとんどです。逆に、耳から直接届く媒体なので、オンラインサロンとの相性はよいような気はしますが、それでもごく一部です。ユーチューバーほど稼げるわけでもありませんし、ほんとうにごく数名の方たちだけなのです、しかも数年かけています。

また、日本の場合は各プラットフォームを合わせれば大きくなるのではないか?という論もあるかと思います。それはたしかにそうかもしれません。しかしそれは、ポッドキャストが来るという特定の配信方法が来る、とは言えないと思いますし、そうだとすると、これからは音声が来るといっているプラットフォームが一人勝ちすることもないはずです。そしてプラットフォームがバラバラでは、広告市場はなかなか育たないと思います。

実際、国内の音声広告は数社しか扱っていませんし、それもまだ実験段階です。また、各音声プラットフォームも投げ銭など、エコシステム構築には苦労しているように見えます。広告については radikoが一人勝ちしている状況に思います。

>>音声広告のオトナル、『Spotify』『radiko』『朝日新聞アルキキ』で広告接触者の購買意向やブランド認知の変化を可視化するブランドリフト調査プランを開始|オトナルのプレスリリース
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つまり、小さい市場を多くのプレイヤーが食い合っている状況ともいえるのではないでしょうか。

ところで、プレイヤーが多い市場で思い出すのは電子書籍です。電子書籍もコロナ渦で成長していると聴きました。その電子書籍の市場も、Kindleが一強ではなく日本ではなぜか多くのストアが存在しますよね。わたしは音声もその状況に似ていると思います。そして、多くの人気電子書籍は複数のプラットフォームに配信しているはずです。そのほうが売れるからです。これは一強が存在しないことの証しではないでしょうか。

ただ、音声メディアはRadiotalkやstand.fmなど、MP3アップロードに対応していないサイトもあり、データを流通させやすいわけではありません。

電子書籍であればEPUBという共通形式(amazonは独自だがEPUBから変換可能)があり、転用が可能です。が、音声はそうもいきません。プラットフォームを決めたらそこと運命共同体の様相がとても強いです。

ですので、そうなりたくない場合は、前述の動画+ポッドキャストが消去法となる、というのが私の結論です。熱量から言えば、各プラットフォームにどっぷりハマれれば、フォロワーは増えることでしょう。ただ、リスナー層がターゲットと合う合わないはあるとは思います。それくらい抱えるリスナー層が異なる印象です。

さて、こちらが直近のわたしのある日の配信の、媒体ごとの再生数の内訳です。デイリーでだいたい100くらいは安定して再生してもらえるようになりました。ありがたいことです。ただ、完聴率などはわかりませんので、実際はもっと低いはずです。ですので、参考にもならないかもしれません。そしてそれらでフォロワーは分散しますので、ファンの醸成というのとも、遠い気はします。
ポッドキャスト再生数の内訳

難しいですねー。逆に35媒体まで増やしてもこのくらいなのですよね・・・、わたしのトーク力の無さやテーマの特殊性もあるかもしれませんが。ただ、音声は一発どりであれば、間違いなく制作や配信のハードルは低いです。炎上のリスクも少ないです(炎上の少なさについてはまた別の機会にでも)。

ただ、せっかく35媒体まで増やしたので、世界で一番多くのサイトに配信しているポッドキャストと見越してギネス申請はしました。今、ギネスって個人でも申請だけはできるのですね。しかも無料。

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音声メディアはファンのため

35配信してみて私がたどりついた結論はここです。音声メディアは前述のとおり、キテいるとは言いがたい状況だと私は思っています。実際、stand.fmで番組を開設して数回で更新をやめてしまったCEOやスタートアップの人たちを多数見てきました。彼らのエンゲージメントをもってしても、そこに継続を見いだせなかったのでしょう。

ですからそれでも継続して、声で何かを届けたい、ユーザーにイヤホンを何十分もつけてもらいたい、という思いは、「文化をつくるんだ」という情熱のみがなしえることだと思いました。そういう点でもっとも成功しているのは国内ですとクラシコムさんだと思います。

>>マーケソリューションとしての『北欧、暮らしの道具店』とは クラシコムのメディア戦略発表会をレポート:MarkeZine(マーケジン)
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フォロワー数を期待して音声メディアを始めようとするならば、そもそも音声メディアはやめたほうが良いです。それくらい厳しい印象です(もっと詳しいエビデンスや数字ももっています)。

ですので再生数のみをKPIとするのであれば、よほどラジオ風の動画を録って、YouTube、niconico、Instagram IGTV、Facebook に投稿したほうが数字は出せると思います。そしてそのデータからMP3を作れるのであれば(ビデオカムとICレコーダーを同時に使うだけなので負担は少ないと思います)、そのままAnchorへ投稿して、Apple Podcast、Spotify、Googleポッドキャストというスタイルがベストです。

ただ、それもわたしのように、リスナーの偏りはあると思います。

各音声メディアでは、そのプラットフォーム内部での独特のカルチャーがあるため、そのなかでフォローバックしたりコメントを書いたりなど、活動をしないとフォロワーは増えません。それくらい回遊はされません(音声メディアはいちど聴く体勢になったら画面って見ませんよね)。また逆に、そのプラットフォーム以外からフォロワーを集めようとすると・・・、

イヤホンを付けてもらうのがいかに大変か。

それを身にしみて痛感するはずです。ですから、そのプラットフォーム内にいる人からフォロワーを集めるほうが効率が良いのです。ですから、フォロワーもそのプラットフォームのリスナーに左右されます。そのことを理解したうえで、それぞれにチャンネル開設するのであれば、そこに不正解はないと思います。もし、媒体ごとにもっと詳しい情報を知りたい方がいらっしゃいましたら、個別にお答えします。なんなりとDMをくださればと思います。

ただ、いずれにせよ、すぐにフォロワーが増える、更新をつづけていけばフォロワーが増える、ということはほぼありません。ですので、予算、という枠組みで考えると失敗してしまうでしょう。文化貢献事業くらいに考えたほうが良いです。

Spotify 新しいコンテンツ王国の誕生 | スベン・カールソン, ヨーナス・レイヨンフーフブッド, 池上明子

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まとめ

  • 35媒体に配信しても再生数がクリティカルに増えることはない
  • 動画プラットフォームでしかリーチできない層がいる
  • そもそもイヤホンをつけさせるのがいかに大変か

iPhoneをもっている人でも、きっとポッドキャストアプリがデフォルトで入っていることを知らない人も多いと思います。ですので、わたしはポッドキャストという言葉も使っていません、ラジオと呼ぶほうが早いのです。そんな状況なのですよね。

ですので、わたしは楽しんでやっているので良いですが、事業として音声コンテンツを考えるならば、こえらぼさんのようなプロと組んでちゃんとアドバイスを受けながら予算組みをすることをおすすめします。

>>声で人柄を伝えてファンを作る ポッドキャスト セミナー | 株式会社こえラボ
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・・・と、こんな感じの父親目線で、SNS、ドライブ、ゲーム、生活防衛ネタが多めでブログ記事を2009年から書いています。よろしければLINE@をフォローしていただけると更新情報を受け取れますのでおすすめです。記事を気に入ったというかたはぜひ。

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