国内音声配信大手stand.fmが、ブラウザ版を公開していました。現在、トップページと、カテゴリーページと、特定のハッシュタグページなどの一覧ページが公開されており、パソコンの大画面で多くの番組やエピソードをザッピングしやすくなりました。今後、noteなどでキュレーションする人も出てきそうですね。
この記事の目次
ブラウザ版スタンドエフエム
先週、スタンドエフエムの公式番組・なかのひとFMで、先出し情報としてPC版を準備していますと告知していました。
そして、調べてみると、すでに出来ていて、おそらく本日のなかのひとFMで発表がされるものと思われます。
>>stand.fm (スタンドエフエム) 音声配信プラットフォーム | stand.fm
PC版スタンドエフエムのおすすめポイント
新着ページで新作が無限スクロール
とにかく番組アイコンが大画面でたくさんリストアップされて、見やすくなるのがすばらしいです。
そして、画面をスクロールしていくと、どんどん番組が読み込まれ、いわゆる無限スクロールして見れます。
上図のように、最大6列まで表示を広げられますので、わたしの画面ですと画面内に54番組同時に一覧できます。
ザッピングがはかどります。
ハッシュタグページはこれから
URLの規則性を見てみますと、ハッシュタグページも、カテゴリーページも、/section/~~ というアドレスになっています。
他のSNSなどですと、/tags/news などとなってハッシュタグの単語がURLに入ることも多いものです。ですが、そうなっていませんので、ハッシュタグのURLをスタエフ側で発行してからでないと見れない、となります。
現状、エピソードの概要欄にあるハッシュタグからはリンクはでていませんので、トップページにあります、朗読やNFTといったハッシュタグページのみが閲覧可能です。
検索は未実装
残念ながらサイト内検索は実装されていません。
ほかにも、各チャンネルトップページと、配信エピソードのページは、これまでと同じデザインです。というかとくに手は入れられていない感じです。
Web広告が来るかも
新規のページを見てみますと、Google広告のタグが入っていました。
各配信エピソードやチャンネルページなどに広告がでますと、抵抗感のある人も多いかもしれませんが、こうした一覧ページであれば、広告はありかと思います。
TwitterやInstagramのように、たくさんサムネイルがスクロールする間に、広告が挟まれる、というのは受け入れられると思いますので、いよいよスタエフの収益化も広がりがでそうですね。
今後PC対応は進むか~SEO的な課題も
PC対応では先行しているVoicyでは、多くの機能を実装しています。
また、Radiotalkでは個別の配信ページのデザインがリニューアルされスタイリッシュになりました。
Spoonも検索やライブ対応など、PC対応が進んでいます。
Spotifyは言うまでもありません。
今後、国内音声配信もブラウザ対応をし、より多くの人に、いろいろな聴き方を提供するフェーズに入っていきそうです。
スタエフのCEOである中川さんはもともとWebメディア運営の知見ももたれていますので、期待が高まります。
いっぽう、ページのソースコードを見てみますと、読み込む番組を最新にするほうを優先する作りになっています。ですが、そうした動的に内容がかわるページはGoogle検索による集客のSEO的には、あまり有利ではありません。
動的ページでSEOを意識しているサイトでは、そのあたりをちゃんと対応していますが、Googleのキャッシュを見たところ、そうしたクロールはされていませんでした。
ですので、PC対応でSEOによる集客増を期待していた配信者は、運営に機能要望を出すとよいと思います。
また、Anchorのように音声編集も含めたフル対応とはなっていませんし、そこまでいくにはまだまだ多くの機能を実装しなければなりません。そこまでいくには、まだまだ道のりは長そうです。今回も、新たに出来たページとしては、トップページ・カテゴリーページ・一部のハッシュタグページ、と見えますので。
ただ、Spotifyが大量レイオフをして機能拡充がこれまでよりは少なくなりそうな現状では、国内音声配信勢は攻め時ですので、このタイミングでアクセルを踏んでくるかどうか、注目が集まります。
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