ユニクロのバナー計測がイベントトラッキングに変更

売れてるバナークリックがわかります。

こんにちは、カグア!です。

ユニクロさんとGoogleアナリティクス

ユニクロさんはGoogleアナリティクスを使っている企業として、有名です。かなり昔から、バナークリックと売上の相関を取るなど、先進的な取り組みで知られていました。

以前は、トップのバナー画像のリンクの<A>タグに、サイト内検索のパラメーターを組み込んでいましたが、先日見た時は、イベントトラッキングに変わっていました。内容は、ページ、どの部分か、URL、といった分類。これらを収益と紐付けて分析可能です。

<a href=”#” onclick=”_gaq.push([‘_trackEvent’, ‘L1_top’, ‘L1-HML25_tops’]);”>
<a href=”http://store.uniqlo.com/jp/store/men/sale” onclick=”_gaq.push([‘_trackEvent’, ‘L1_top’, ‘L1-HMmenu_sale’, ‘/store/men/sale’]);”>
※<>は全角にしてますので注意。

ページ内リンクにも、イベントトラッキングを絡めている感じですね。全部のリンクに入っているようなので、かなりの作業量。自動で組込むような仕組みとか、作られたんでしょうかね、だとしたら凄い。

公式BLOGでも、イベント利用の事例が紹介されています。ただ現在は、目標達成されたためイベント機能は外しています、とのこと。ユニクロさんも今だけかも!

>>アナリティクス 日本版 公式ブログ: サッカーショップ加茂 – Google アナリティクス・イン・ビジネス

イベントトラッキングの書式

イベントトラッキングは、以下のような書式で記述します。

_gaq.push([‘_trackEvent’, ‘イベントカテゴリ’, ‘アクション’, ‘ラベル’]);”

最近ではCVに設定出来るようになったり、イベントフローも見られたりするようになりました。イベント周りは充実していってる印象です。

クリックされるバナーというより「売れるバナー」を調べ、デザインノウハウにしているのかと思います。イベントトラッキングの詳しい使い方はこちらをどうぞ。

>>Event Tracking Guide – Google Analytics ? Google Developers

イベントと売上の関係を見る

勿論、eコマースとも連携していますので、バナークリックと収益の関係を調べられます。

イベントトラッキングに移行した理由を考えてみる

イベントトラッキングは、昨今増えていますページ遷移しない、画面遷移に対応出来ます。

代表的なものとして、jQueryを使ったページ遷移や、スマートフォンなどの画面遷移(jQueryMobile)など。イベントで計測出来るんですね。そのあたりは、石本さんのスライドが詳しいです。こういった流れも考慮しての、今回の計測なんでしょうかね。

>>jQuery MobileでGoogle Analyticsを使うために気をつけなければいけないこと | MOL

ユニクロさんは、そもそもトラッキングコードで、カスタム変数に媒体を記録しているっぽいです。Googleアナリティクスを使った解析手法や設計に今後も注目です。

[‘_setCustomVar’, 8, ‘screen’, ‘pc’, 1],

>>アナリティクス 日本版 公式ブログ: カスタム変数 概要

◆関連情報

>>アナリティクス 日本版 公式ブログ: 新しい Google アナリティクスのご紹介:イベントを目標に設定できます
>>Google Analyticsで6つ以上のカスタム変数を利用する裏技 | MaxMarketing.jp
>>Google Analyticsのイベントトラッキングを利用した簡易アンケート – ある1つのサンプル
 

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