データ欠損の報告が多数。
追記 2015年2月16日17時49分 復旧の報告が各所で報じられています。データ復旧についても復活している声もあるようです。戻らないという方は、フィードバックして待ちましょう。
>>24時間分の計測データ欠損がでました – Google プロダクト フォーラム
追記 2015年2月15日 Googleアナリティクスステータスダッシュボードにも障害の旨が表示されていました。
この記事の目次
2月9日のGoogleアナリティクスのデータが反映されていないことを確認
こちらが問題のビュー。見事に2月9日だけGoogleアナリティクスが計測されていません。とくに、トラッキングコードをいじったり、設定を変更したりなどはしていません。ちなみにこちらはユニバーサルアナリティクスのトラッキングコード。
同じユニバーサルアナリティクスでも無事なサイトもありました。
ただ、こちらは全く問題なし。こちらはGoogleアナリティクス。
時系列で詳細に状況を確認、2月9日だけが欠損
時間で拡大してみました。2月9日0時になった瞬間にデータがない状態に。そして、何事もなかったかのように、翌日には復活しています。
ほんとうにとくに何もしていません。
ステータスダッシュボーでも報告なし
Googleアナリティクスをはじめとして、Google提供のサービスはその稼働状況をしらせてくれるページがあります。アップすステータスダッシュボードといいます。障害などがあればここにでます。Googleアナリティクスではないですが、過去に障害報告を見たことはあります。
しかし、今回このステータスダッシュボードにも障害の報告はありませんでした。
公式のGoogle+アカウントでも報告はありませんでした。
>>Google Analytics – コミュニティ – Google+
ネットで上も多数報告がありました
2月9日には、Googleアナリティクスの障害の声が多数よせられていました。
Googleアナリティクス 2月9日のデータが消えるバグが発生中 http://t.co/dGEszQpCPb pic.twitter.com/tkpjmbABTc
— あっきぃ (@appstars_aki) February 12, 2015
Googleアナリティクス、謎のバグ出現。
2月9日のアクセスが全然なかったことにされている。
昨日まではいつもと同じレベルのアクセスで表示されていたのに。データ取得ミスかな? pic.twitter.com/Ry8poWwv5m
— 鮪の缶詰 (@canned_seachick) February 12, 2015
こちらの記事では、データが後になって消えたとしています。
前日までは2月9日のデータが正常に記録されていたこと。
数値まではわかりませんが、グラフの谷がなかったのは覚えています。
つまり、昨日の夜見た時は2月9日のデータは正常だったのです。
今日見てみると、3日前の9日のデータが極端に減っていたと。
出典:[F]Google Analyticsの調子悪い?リアルタイムの遅延と某日のデータが何かおかしい・・・
公式ヘルプフォーラムでも話題になっています。
>>1日だけ、後からデータが0に近い数字に変わった。 – Google プロダクト フォーラム
対策はないの?データは戻るの?
とりあえず、障害報告をして待つしかありません。
画面右上の歯車マークをクリックし「ご意見を送信」として、報告して待ちましょう。
数日後にレポート上でのデータが変わると事象はかつてもありましたので、もしかしたら復活(というか反映漏れ?)することも可能性としてはゼロではありませんので、フィードバックをしておきましょう。
対策としては他ツールを入れるくらいしかない
Googleアナリティクス利用規約を見てみましょう。
いちおう知っておいたほうが良い下りをまとめてピックアップしてみました。
>>Google Analytics利用規約
※2015年2月12日時点
・ 1アカウントにつき1ヶ月あたり1000万ヒットを上限として、無料でお客様に本サービスを提供します。
「ヒット」とはGoogleアナリティクスを呼び出す行為をいいます。ページビューだけでなくイベント送信など、Googleアナリティクスのサーバーに対して何らかのシグナルを送る行為をヒットといいます。その上限は無料版ですと1000万/月なのですね。超えたからといって請求がくるわけではなく、正確さが失われる、といったくだりをどこかで見たことがあります。
・個人を特定するデータ(氏名、Eメールアドレス、請求関係の情報等の個人情報)又はGoogleが当該情報に合理的に関連付けることが可能なその他のデータの追跡、収集又は格納をしない
ようは個人情報はGoogleアナリティクスに送信しないように、ということです。まあこれはそうですよね、漏洩などのリスクは可能な限り減らすべきですから。
・プライバシー・ポリシーにはお客様が、データの収集のために cookie を使用していることが示されなければなりません。
これ、結構やられていないサイトは多いのではないでしょうか。当ブログでも右下に書いてありますが、データ取得のポリシーをどこかに明言してね、ということです。とくにcookieの扱いなどは近年注目されていますので、しっかり明言してください。文章などの下りがわからないという方は、当方のものを参考にしてくださっても結構です。
なお、データ保証については、利用規約上にはそれらしい項目は見つかりませんでした。
無料版はサービスレベル保証はありません
ただ、サービスレベル保証という項目については、公式情報がこちらに資料があります。
>>Google アナリティクス プレミアムの機能一覧 – Google アナリティクス
こちらは有料版Googleアナリティクスとの比較表です。こちらによりますと、有料版であるGoogleアナリティクスプレミアムにはサービルレベル保証があります。つまり、無料版には無いと考えられます。
ですので、今回のようなリスクはある程度想定して、Googleアナリティクスを運用することが望まれます。
代替の解析ツールを入れておく
万が一のときのために、代替ツールを同時に実装し、併用して運用するということが考えられます。以下に、ピックアップしておきます。
◇Yahoo!プロモーション広告アカウント必須ながら無料で使える安心感。
・Yahoo!アクセス解析
◇無料版は広告表示されるも、トラッキングの老舗ツール
・無料アクセス解析|忍者アクセス解析
◇有料ながら国産ツールの安心感。
・Visionalist(ビジョナリスト) マーケティングROIを加速するVisionalistシリーズ|NTT コムオンライン
◇スマートフォンに特化。
・無料スマートフォン解析ツール PCガラケーも対応
◇上限はありつつもヒートマップ機能が秀逸。
・スマホからPCまで解析できるヒートマップ解析ツール|Ptengine
◇Googleアナリティクスプレミアムとよく比較されてます。エンタープライズ向け。
・Webアナリティクス、マーケティングデータの分析とレポート | Adobe Analytics
今後もデータ障害のリスクを想定しつつ、各自で管理運用していくほかなさそうです。
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