インタビュー:青森県企画政策部広報広聴課(1)

 青森県公式ホームページ

都道府県として初のTwitterアカウントを発表した青森県。実は、サイト運営もGoogle Analytics を使われるなど、ネットを駆使した情報発信を展開されています。

今回は、広報広聴課の方にインタビューをすることができましたので、2回にわたってお届けします。

ウェブによる情報発信、そしてGoogle Analytics 導入

--「はじめまして。そもそもウェブは広報広聴課のほうで担当されているのですか?」

「はい。県庁の広報セクションの中で私が担当しています。県のいろいろある広報媒体の1つとしてウェブを扱っています。」

--「現在のような形になったのはいつくらいからですか?」

「以前は、情報システム課の管轄だったのですが、使い勝手の面などを考慮して2005年に広報部門に移動、2008年7月にCMS化をし、全体の見直しをしました。」

--「リニューアルのタイミングで、Google Analytics を導入された?」

「一番初めに入れていたのは2007年8月だったと思います。CMS以前は各部署から上がってきた原稿(HTMLソース)を広報がチェックしアップしていました。そのタイミングでトラッキングコードを全部入れていました。CMS以後は、テンプレートにコードが入っていて、部署ごとにページを更新しています。」

--「Google Analytics 導入はすんなり行きましたか?」

「以前も、アクセス解析は取っていましたが、「Google Analytics ですと、ユーザー層や離脱ページなどもわかりますので、今までよりは使い勝手も良くなります」と伺いを立てたところ、とくに問題もなく決まりました。無料というのも大きかったとは思います。」

アドバンス セグメントで特定のコンテンツを見る

--「Google Analytics はどのように使われてますか?」

「去年の11月から新しく変わったので、使い勝手が良くなりましたよね。アドバンス セグメントで絞り込んだり、特定のコンテンツだけ分析したり。」

--「例えば、どんな点をよく見ていますか?」

「Yahoo!から来たのかGoogleから来たのかなど流入経路でしょうか。あとは、最初にどのページが見られているか、などでしょうか。」

--「流入元をよく見られているのですね。」

「はい。サイト運営の担当者以外は、トップページに来てカテゴリーをクリックして・・・、と閲覧されていると思いがちですが、そうではなくて、検索して特定ページにいきなり来て・・・という内部資料を作成し、そういうバックエンドのデータを取るのに役立っています。」

--「たしかに、そういう認識多いですよね。」

「最近は、「TVCMで、××で検索してね!というの多いですよね?」というと、ああそうね、と分かってもらえる場面も増えてきましたけど(笑)。その上で、検索経由で何割です、というとわかってもらえます。」

--「検索経由が多い?」

「1年前は検索経由が5割くらいでしたが、先月1ヶ月では6割にもなっています。」

--「増えていますね。ページの作り方も変わってきましたか?」

「はい。検索で見つけてもらった場合、そもそも「前のページを見た」という前提が無いので、そのページで情報を完結させる、もしくはこの情報はこちらです、と示すようにしています。」

--Twitter導入の経緯など、後半に続きます!!