VITAのUA、PSVITA用サイトの作り方

PSVITAのブラウザは、NetFrontでwebkit。メインメモリはPSPの16倍の512MB。

PSVITA、ついに発売されましたね。すでにネットでは多くのレポートが投稿されていて、それなりに動きがあったようですね。

VITAのユーザーエージェントはPlayStation Vita

こちらでレポートされていました。ブラウザエンジンがwebkitというのは、事前情報で出てましたが、PSPのときと同じNetFrontだったとは。

>>PSVitaのブラウザのベンチマークを取ってみた – roshi.tv::blog

で、肝心のUSERAGENTはこちら。

Mozilla/5.0 (PlayStation Vita 1.00) AppleWebKit/531.22.8 (KHTML, like Gecko) Silk/3.2

ずばり、「Vita」が入ってますね。あと何気に「Vita」の前に半角空白有り。

PSVITAのメインメモリは512MB

さて、そのブラウザですが、以前はメモリ不足のためあまり使えなかった印象ですが、こんかいのそのメモリ周りはどうなのでしょうか。

>>こちらのツイートによると、どうやらメインメモリが512MB、ビデオメモリが128MB。

PSPの時には、ブラウザがすぐに「メモリ不足です」と表示してきましたよね・・・。これはメインメモリ上で動作しているためで、このメインメモリが32MBだからです(内蔵DRAMも4MB)。

>>プレイステーション・ポータブル – Wikipedia

それに比べれば、メインメモリは16倍に増えたので一般的なサイトを見るぶんには問題なさそうな雰囲気です。でもまあ、キャッシュとか無いと、それでもメモリ不足の可能性は捨て切れないですけど。やはり、こちらのページでベンチマークもされていました。

>>PSVitaのブラウザのベンチマークを取ってみた – roshi.tv::blog

すでにVITA用のサイトを作るところも

>>4Gamer.net ? PlayStation Vita用に表示を最適化した「4Gamer.net for PlayStation Vita(β)」を作ってみました。世界最速対応!(だといいな)

こちらはさすがにゲームマニア御用達のサイトだけあって、既に対応していました。PCですがUA詐称してアクセスしてみましたら、たしかにイイ感じで。VITAの解像度は960×544なので、操作性はタッチが出来る分、以前より向上していて平均PVなども期待できそうですね。

VITAはピンチインアウトには対応していますが、Webデザインする場合、横幅は960px以内にするといいかもしれません。

>>プレイステーション・ヴィータ – Wikipedia

PSVITAでHTML5は使えるか

興味深いのは、webkitを使いつつも、HTML5のAPIがあまり使えないこと。あと、PSPでは何気にFLASHが使えた(とはいっても携帯用のLite程度でしょうけど)のですが、VITAは非搭載。HTML5サイトでのテスト結果はこうでした。ちなみにChromeは343点で、VITAが66点。

SVG in text/html 使えません
canvas element OK
video element 使えません
audio element 使えません
Application Cache 使えません
Geolocation 使えません
WebSocket 使えません
Storage、Web SQL Database 使えません
Workers 使えません
Access the webcam 使えません

ちなみに私のAndroid端末でテストしたところ、HTML5TESTは177点でした。どうやら、VITAにスマートフォン並のAPIバリバリのWebアプリは期待するのは厳しそうですね・・・。

>>The HTML5 test – How well does your browser support HTML5?

PSVITA用サイトをPCで見る方法、その他

ちなみに、Chromeを使ってPSVITAのユーザーエージェントを詐称する方法。デスクトップで右クリックしショートカットを作成、以下のリンクを設定します(Windows7・64bitの場合)。※参考リンク

“C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe” –user-agent=”Mozilla/5.0 (PlayStation Vita 1.00) AppleWebKit/531.22.8 (KHTML, like Gecko) Silk/3.2″

>>こちらで調べ見てると、ある一般的なまとめ記事で512KB。ユニクロの画像バリバリのトップページで約10MBですから、これだけメモリがあれば、全然普通のサイトも見られそうですね。

それと、早速、分解記事も登場ですよ。

>>4Gamer.net ? PlayStation Vitaを分解してみた。内部構造にプロセッサなど,気になるところを写真でチェック

しかし、4基のCortex-A9とか凄いですね。あとこれだけ余裕のある内部構造ならば、いずれ更に小型化されたPSVITA2とか出てきそうですね。たしかに、実際持ってみると大きさの割には軽いな、という印象でした。
ニコニコ動画なども見られるそうなので、今後も注目です。

追記 2011/12/19 15:44 ブラウザレビューが投稿されていました。FLASH搭載はいつか実現するかもしれませんが、やはりPCサイトのブラウザとして期待するのはPSP同様ちょっと厳しいかもしれません。

高速でスクロールすると、この様に灰色で表示される時があり、少しレスポンスの遅さを感じます。我慢できない程ではありませんが、少し気になりますね。

PC用のページも殆どそのまま表示可能。Vitaのブラウザはなかなか使える : Kotaku JAPAN

追記 スマートフォンUA一覧にも追加しておきました。
 

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