無料版Googleアナリティクスには、1日に計測URLが5万を越えると、(other)という表記にまとめられてしまうという制限があります。
とくにECサイトや携帯サイトで、ユニークのIDなどがアクセスの度に付与される場合や、会員番号や商品番号を追加パラメーターとしている場合には、5万は意外とすぐに越えてしまいますよね。この制限に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
さて、とは言え、ビッグデータの扱いをこれほどまでに高速に解析してくれるのがGAのウリです。これは勿体無い!ということで調べてみました。
追記2015年6月20日 上限を超えるプロパティがある場合は、措置が厳格化されました。詳しくは以下。無料版を使い続けたい場合は、自分でサンプリング調整する必要あり。
>>【速報】月間ヒット上限が厳格化、Googleアナリティクス規約改訂
5万URLを越えるHACK
これホントに分かるそうです、いやはや、こんなHACKがあるとは。
Google Analytics troubleshooting for (Other) problem in Content Report
やり方は簡単。アドバンス セグメントで、00時、01時・・・23時と、ようは全ての時間帯の絞り込みをかけるというもの。当然絞り込みはされず、全てのデータが見られることになります。実際スクリーンショットでは、10万を超えるURLが表示されています。
ただ、記事と違い、今のGoogleアナリティクスのアドバンス セグメントでは、正規表現一致がありませんので、今後は無理そうですね(というかもとよりサンプリングされるし)。以降の2つが正攻法かと思います。以前のバージョンでお試して下さい。
追記 10:07 新バージョンでも「時」というディメンションがありました、正規表現も使えます。Thanks:@hibukuroさん
カスタムフィルターでURLをまとめる
以前、石本さんが発表されていました。まずハイレベルサイトマップで見たいURLを絞り込み、それに基づいてカスタムフィルターでURLを書き換えて集計する、というもの。ハイレベルサイトマップ用にプロファイルを作り、4割もの削減に成功されています。
大規模サイトにおける Googleアナリティクス導入から成果まで | MOL
大規模サイト運営者の方は、必読のエントリーです。
プロファイルを分けてワークシート上で合算
以前、紹介したGoogle Apps Script を使います。これでそれぞれのプロファイルからワークシートに数値を取得すれば、合算はたやすいでしょう。
>>【GA】簡単にGAから数値を取り込めるAppsスクリプトとは(修正版) | カグア!
事例まとめの記事にありますような大手サイトは、軽く5万URLを越えると思いますが、どうされてるのでしょうね。ぜひ、a2iさんのサミットなどでプレゼンしてもらえると嬉しいです。
そもそもサンプリングして取得する
公式ヘルプで書かれている手法です。以下のメソッドをトラッキングコードに入れると、サンプリング数を制御できるそうです。追記 2012/4/9
_setSampleRate()
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ただ実は私の関係するサイトでこの制限を超えるサイトがありません・・・。というわけで、5万URLを越えるサイトの管理者の方、ぜひ試してレポートしてみて下さいw!
なお正攻法としては、やはりGoogleアナリティクスの有料版を使うことをオススメします。
>>Google Analytics Premium – Google Analytics
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