GoogleAnalyticsを使って回遊されている時間帯を調べる方法

時間帯によって回遊度も変わりますよ!

よく、「サイト改善」というとUIやナビ周りに議論が集中しがちですが、新GAを使ってこんなアプローチはいかがでしょうか。まずはユーザーについて理解する、というか。

1.回遊されている時間帯を調べる、とは

時間帯によって、回遊され度はかわりますよね。そりゃ、朝の忙しい時間帯にRSSでチェックしている時には、そりゃそうそう他のページは見ないでしょうし、余裕のある時間帯にたまたま見つけたサイトで「お!こりゃ面白そう」と思われて目を引きそうなリンクが露出していれば、回遊度(平均PV)は高まりますよね。

新しいGoogleアナリティクスでは、上図のように、カスタムレポートに「閲覧開始数÷PV」という指標があります。ランディングページになっている割合がわかるわけです。ランディングはされているけれどあまり回遊されていない・・・というページは数値が高くなります。

2.カスタムレポートの作り方

ディメンション(縦軸)に「時間帯」、横軸の項目(指標)に、「閲覧回指数÷ページビュー数」を使用します。

あとは、「閲覧回指数/ページビュー数」をクリックし、並び替えれば一目瞭然です。

やはり、というか頷ける結果ですね、午後の仕事が一段落した時間帯やお昼休みなど、比較的余裕のある時間帯が上位にきています。

モーショングラフなどで確認するときも、アタリが付けやすくなりますよね。たしかに13時で見てみると、閲覧開始になっている割合も低く、直帰率も低いことがわかります。裏付けも取れますね。

4.カスタムレポートにしかない指標

あと、有名なところとしては「ドメイン」があります。アクセス元ドメインをIPアドレスなどから調べることが可能です。こちらのようにどんな大学からアクセスがあったのか、なども一目瞭然。

さらに都道府県。ユーザーメニューからたどる地域は、地域なのでshinjukuやshibuyaなどになってしまいます。都道府県を調べるには、カスタムレポートの「地域」を利用します。

ネットショップなどで地域ごとの配送料金をシミュレーションしたいとき等、役立つかと思います。