ヨドバシカメラで店内スマホ・撮影OKになったとのことで、早速そのショールーミング戦略を見てきました。
こんにちは、カグア!です。ヨドバシ全店で展開しているというから、ここ最近のヨドバシのAmazon猛追は凄いですね。
実際、バーコードを読み取ってすぐに商品ページが出るのは感動しますね。これにGoogleアナリティクスが仕込まれてたら!?と妄想するとちょっとトキめいちゃいますね。ご参考になれば幸いです。
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この記事の目次
ヨドバシカメラのショールーミング対策とは
ヨドバシカメラが、2015年9月16日に全店で、無料のWi-Fi提供と、店内でのスマホ利用を広げる発表をしました。
実店舗は、これまでショールーミングに悩まされてきました。リアル店舗で商品を見て試すものの、買うのはECサイトという、店舗をショールームのように利用する消費者行動をいいます。これでは販売店はたまったものではありません。
しかし、今回のヨドバシカメラの発表は、実際の商品を見てください、そしてヨドバシのネットショップで買って下さい、というショールーミングを逆手にとった販売手法です。新たな一手として注目を集めています。
>>ヨドバシ.com – お知らせ「ヨドバシカメラ全店で 無料インターネット接続Wi-Fiスポット
「ヨドバシ フリーWi-Fi」サービスを開始します」
店内すべての商品に付けられたバーコードをお客様ご自身のスマートフォンで読み取り、~SNSのご利用など、高速Wi-Fi環境の中、お客様ご自身のスマートフォンで快適なショッピングをお楽しみいただけるようにいたしました。
店舗撮影での注意
無料Wi-Fi、スマホOKになったといいましても、注意が必要です。
引き続き法律・マナー・公序良俗に反する使用、他に迷惑のかかる利用方法、個人利用目的以外での店舗内撮影はお断り致します。
個人利用にかぎり撮影やソーシャルでのシェアもOKと読めます。ですから、アフィリエイト商材として撮影するなどはNGと思われます。もちろん個人アフィリエイトというむきもあるかもしれませんが、それはモラルの点でもいかがなものかと、ということですね。
店舗内でスマホが使いづらいという雰囲気に1石を投じた施策と言えるでしょう。ネット通販に対抗するためにリアルの小売は出来ることを模索しています。
>>ネットもいいけどお店もね 買い物最新事情 - 放送内容 - サキどり↗ - NHK総合 (魚拓)
ヨドバシカメラAKIBA店のショールーミング
さて、それではヨドバシカメラが実際にどのように無料Wi-Fiやバーコードを設置しているのか、見ていきましょう。
1.無料Wi-Fiは超快適
見てください!「高速Wi-Fi環境の中、お客様ご自身のスマートフォンで快適なショッピングをお楽しみいただけるように」とうたっているように、超高速です。これがユーザー登録無しで店舗に入ればすぐに使えます。
2.店内にはいたるところで告知
店内のいたるところで、無料Wi-Fiをアピールしています。エスカレーターを降りて最初に目につくところはもちろん、天井からも、レジでも広範囲でアピールしていて、店内でスマホを使うのに後ろめたい雰囲気はまったくありません。このあたりの徹底ぷりはさすがです。
無料Wi-Fiだけでなくちゃんと、アプリやスマホOKといった別のポスターも貼ってあります。実際、スマホを使いましても、じろじろ見られるという雰囲気はまったくありませんでした。
3.商品ぜんぶにバーコード
店内の無料Wi-Fiに接続して、商品にあるバーコードを専用アプリで読みますと、ほんとうに速攻商品が表示されます。激速です。
ヨドバシのこの戦略がうまいなと思ったのは、バーコードを読み取るところに専用アプリを用意しているというところ。もちろん物流やポイント還元などのアドバンテージを用意したうえで、これですからまったくひっかかりがありません。
>>【経済インサイド】ヨドバシ・ドット・コムが王者アマゾンを猛追 年商1000億円へ 驚異の成長力のヒミツは?-産経ニュース
まさにo2oのお手本のような戦い方ですね。
4.ユーザーは安心してスマホを使える
ヨドバシが凄いのは、アプリも読み取りだけなら面倒なユーザー登録を不要としたところ。ダウンロード後すぐに使えます。ここでメアド登録して・・・などと欲を出しますと、まず「スマホ利用の雰囲気をつくる」という最初でつまづいてしまうでしょう。
リアル店舗がAmazonに勝つためには、Amazonが苦手とするところを攻めることです。ヨドバシはそこをしっかりキャッチアップし、さらに物流でも高速化を図り、Amazonがあまり積極展開していないポイント還元でもビシバシ攻めてきます。
こういった思い切りから、ユーザーは安心して店内でスマホを使えるようになっています。そして、そのユーザー体験こそ、国内でリアル店舗を持っていない最高のプレゼンスになるわけです。
5.ショールーミング対策の仕方~QRコードの作り方
ご興味がある方はヨドバシとあと、こちらのお店も行かれると良いと思います。こちらもショールーミング化の対策として、リアル展開しているネットショップです(画像出典:以下URLより)。
>>大都/二子玉川ライズに実店舗2号店「DIY FACTORY」|流通ニュース
ネットショップを用意したうえで、その商品ページのURLをQRコード化して、店舗に掲示するだけです。QRコードは以下のサイトで簡単に作れます。
>>QRコード作成&活用のススメ 【無料でカンタン!自作QRコード】
また、Googleアナリティクスで計測しやすいように、パラメーターを以下のようにしたURLでQRコード化すると良いでしょう。
http://aaa.jp?utm_source=shibuya&utm_medium=qrcode&utm_campaign=realshop
o2oを展開しオムニチャネル構築を考えている方はMakeShopがおすすめですよ。
>>オムニチャネル導入なら【MakeShop for オムニチャネル】
ASPとしても使いやすいですし、サポートもとても丁寧です。ECとリアルの会員情報を連携させて本格的なCRMが実現できます。お申し込み時には、kyouzaidc というキャンペーンコードを入れて下されば無料お試し期間が長くなってお得になります。よろしければぜひご利用ください。
まとめ
今回はヨドバシカメラAKIBA店を見てきましたが、全店舗で実施されているそうです。
CMソング, 桜井順, 大嶋繁, 夢野萌, 伊藤アキラ, 山川啓介, 新井隆司, ヤマダ電機とゆかいな仲間たち, 藤沢昭和 : エレクトリックパーク – 音楽
ネットショップが利便性や安さを追求しユーザー志向を目指すのであれば、リアル店舗でもネットにできないユーザー志向を提供すべきとなるのは、自然の流れと言えます。
今では当たり前になっている書店でのイス。これはゆっくり試し読みができるようにと書店側のサービスですが、当時は賛否両論あったものです。しかし人口減少市場である国内市場では奪い合いの局面が多いことは間違いなく、その戦況では強みを活かしたサービスの追求が不可欠。ただ、ヨドバシほど思い切った舵取りはなかなかできるものではありません。その大胆かつ緻密な一手にはあっぱれというほかありません。
日本のEC化率はまだ5%程度とも言われており、95%はリアル店舗でお金が動いているのですよね。5%の狭いなかで奪いあうのか、リアルも取りに行くのか。企業のさまざまな一手が試されています。
前回の記事から思いますけど、ほんとリアル連携がホットですよね。
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