Vineの個人利用によるリスクと問題点

Vineの個人利用のリスクと問題点

Vine、来てますよね。でも使い方には当然リスクも。

みなさんは、Vine使ってますか?もしくは、見たことはありますか?「ないよー」という方も、6秒のループ動画で、女子高生が超早口でディズニーランドあるあるを暴露する動画をみたことがあるのではないでしょうか。当時、Twitterやfacebookなどソーシャルで拡散され話題になっていました。

このエントリーでは、そんなブレイク中のVineに潜む個人利用のリスクと問題点を、考えてみたいと思います。

Vineの日本での普及

2013年12月に日本語化がされ、使い勝手も向上し普及に拍車をかけました。

とりあえず、以下の記事で紹介されていますVineアカウントをフォローして、タイムラインを眺めれば、雰囲気がつかめるかと思います。

>>6秒動画共有アプリの「Vine」が日本語に対応して使いやすくなった♪ – iPhone女史
>>[話題の微動画] 特殊効果で作られたVine動画、おすすめ15本がすごい! | 微動画ナビ

現在日本では、中高生を中心にVineがブレイクしているようです。母数は少ないですが、人気動画を見てみますと、概ねそんなかんじの普及だと実感できます。

>>JC・JKが夢中になるVineの「6秒動画」 素人投稿者にフォロワー数十万 (1/2) : J-CASTニュース

リビジェン(東京・港区)が2014年1月7日に発表した動画配信・共有サービスに関する調査結果によると、Vineの認知度は10代:22.5%、20代:6.5%、30代:4.2%という結果で、10代が飛び抜けている。スマートフォンのアンケートアプリ利用者から得た、500のサンプルを元に分析したもの。

そして、日本語化に合わせたように、2014年1月9日に日本テレビ系の情報番組「ZIP!」で紹介され、ブレイクした模様です。

すでに国内でも35万人のフォロワーをもつ、人気Vinerがいたり、ポカリスウェットのような大手企業の公式アカウントをも登場したりなど、広がりをみせています。

Vineの魅力とは

「Twitterの動画版」ともよく言われますが、たしかに、Vineは6秒のループ動画の共有アプリと言えます。一方で、Vineは単なる魅力は動画ツイートばかりではありません。

多くのユーザーに受け入れられた背景には、その先進的な使いやすさがあったと考えられています。

手軽に動画が作れるUI

画面を押しているときだけ録画され、話すと停止。この繰り返しで、いわゆるコマ撮りアニメーションのような動画が手軽に作れるのです。今までの録画アプリとは一線を画す簡単さです。

また、簡易編集機能も実装しており、シーンを入れ替えるなどして、逆送りアニメや、瞬間移動なども簡単に作れるのです。

スクロールで再生開始

UI(使い勝手)の気持ちよさは実際にタイムラインを見て頂くと、よくわかります。ぜひ、Vine公式アカウントをフォローして、そのタイムラインを眺めて下さい。

スクロールしますと、画面内に入った動画はすぐさま再生されます。そして、画面から上に消えると停止、次の動画が再生される。

つまり、スクロールで気持よく、6秒動画を延々と気持ちよく再生できるのです。このUIは凄いです。

かつては、動画編集は難しさから一部の利用者に使われる程度でしたが、こういった先進性や簡単さが、動画編集の敷居をさげ、普及に拍車をかけたと言えます。

Vineの個人利用によるリスクと問題点

>>Apple、編集部のオススメにポルノが表示されたVineを、App Storeのオススメから削除 | TechCrunch Japan

一方で、海外ではすでに問題も出始めています。

Vineで増加しているマイクロポルノとは

前述のように、スクロールですぐに開始されてしまいますので、マイクロポルノと呼ばれる迷惑投稿が増えているようなのです。

日本でも、2chで顔出しをせずバストや性器画像をアップするスレッドやまとめが散見されますが、それに近いかもしれません。Vineでマイクロポルノ投稿者はでも延々と不適切な投稿している、とのことです。

その投稿料は、アップルが、VineをオススメAppStoreセクションから外したことからも、相当量の投稿がなされていると伺えます。

ポルノには国境が無いとはいえ、Vine運営側や一般ユーザーは、しばらくは対応に苦慮しそうです。

悪質な拡散手法、タグスパム

>>マイクロビデオアプリのVineやInstagramで横行するマイクロポルノとは? – GIGAZINE

また、こちらの記事では、マイクロポルノがVineで拡散する過程を紹介しています。Vineで人気の動画についているハッシュタグを、ポルノ動画にも付けて拡散するのだそうです。

また、たまたま偶然間違った投稿をしてしまうこともゼロではありません。なんと、アプリ内の「編集部のオススメ」にハードコアポルノが人的エラーによって掲載されてしまった事例もあるからです。オススメで紹介されますと、ユーザーアプリ側では数日は残るということですから、たまったものではありません。

Twitterで起こっているような問題も、いずれ露呈するかもしれません。また、違法アップロードも増える可能性もあります。

気軽に投稿したものもネットには残る

気軽に投稿したお笑い動画(Vineでは、とくに海外では、#LOL(Laughing Out Loudで大笑いの意味)といったタグが人気なほど、Vineではやはり、お笑い動画が人気です。)が、ネット上に永遠に残ってしまうというリスクも、当然あります。

もちろん、Vineに限らずブログやツイートでも同様なのですが、国内のVine投稿では、大人になってから見られたら恥ずかしいものも多数見られます。
しかし、すでに、Vine動画ダウンローダーといったアプリは多数存在し、また、YouTubeではVineまとめ動画がアップされるなどします。

気軽に投稿できてしまう反面、そういう意識をせずに投稿してしまうリスクも、他のソーシャルメディア同様存在します。

いずれ改善へ向かうはずだがしばらくは自己責任

>>Twitterの新サービス「Vine」、早くもポルノ問題が浮上 – CNET Japan

ポルノ問題はすでに昨年の1月から顕在化しており、先日Vineを始めた知人は、そういった動画はまったく見ていないようです(ただし、いわゆる派生サイトなどVine動画をいっき見できるようなサイトでは、まだまだ不適切動画が散見されます)。

また、最近では大手のブランドがスタイリッシュな動画やニュースなどを配信しており、相対的にお笑い動画などは目にする機会が減り、あとあと自分で見て恥ずかしくなるような動画は投稿しなくなるかもしれません。まだ、過渡期ゆえ自浄作用が効き始めるまでは、もう少しかかりそうです。

新しく爆発的に広がるメディアでは、その新規性を楽しく一方で、自己責任を意識するといった慎重さ求められるのは、Vineも他のソーシャルメディアと変わらないのかもしれません。
 

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他のソーシャルメディアと同様のリスク。