「はちま起稿・月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ」本を読んだ感想

はちま起稿の感想

人気ブログ元管理人の人生。

このレビューを書くにあたっての私の立ち位置

・2ch利用は殆ど無く、独特の文化や歴史などはあまり身を持って知らない
・はちま起稿というブログは、名指しで転載を禁じられたという程度は知っていた
・はちま起稿自体はたまにタイムラインで流れてきたものを見たことがある程度
・2chまとめブログ自体あまり読まない

という、この本のレビューを書く資格は無いんじゃないかというくらい、遠い人が書きます。読んでみると、どうもアンチな読者もたくさんいる方のようですが、もともとは著名ブログの裏側がわかればいいなあ、と思って買いました。

こちらで、受賞もされています。

>>アルファブロガー・アワード2009

結論から言うと、まとめブロガーを目指したい人、まとめブログ運営の数字に興味がある人、また、進路に悩んでいる学生にこういう考え方もある的な感じで、オススメなのかなと思いました。

まとめブロガーの数奇な運命

著者は、根っからのゲーム好きで、そして高校からブログを書き始めます。テーマは、好きなゲームやその界隈について。独自の視点でとにかく毎日書き続け、そしてある有名サイトに取り上げられ、アクセス増のきっかけを掴みます。それまでは、1日10ユーザーという時期が4ヶ月も続いたと書かれており、私自身もその苦労はわかりますので、なんだか懐かしい気持ちになりました。

そして、その後、人気ブログの仲間入りをし運営を続けていきますが、随所に進学や、人生を変えたエピソードなどが語られます。そしてついに、アルファブロガー・ブロガーアワード2009で、ゲーム部門を代表するブログの1つに選ばれます。

それから彼の人生はブログを中心に、仲間、家族、悲しみ、喜び、戦い、そして、管理人引退と道程が綴られていきます。ここまでが第1章です。

巻末資料に読者データが掲載

そして、第2章はブログ運営のコツ。具体的な作業やコツなどが書かれています。3章は著者個人への質問と回答です。「アフィリエイトブロガーとして食べていけるのか」など、興味深い質問が並びます。

第4章は雑記帳と書かれてますが、2チャンネル転載禁止の経緯についてなど、著者自身の最近のトピックについて、考えるところや、過去の炎上事案についての見解が述べられていきます。

巻末に、2013年11月に集計されたユーザーアンケートを元にした読者データが、6スライドほど掲載されています。なお、具体的な数字は書かれていますが、UUなどのアクセスデータの計測ツールに関する記載は残念ながらありません。とはいえ、著者は読者層を意識して、記事の人気を伸ばしていったと書いています。

「はちま起稿・月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ」目次

はじめに
第1章 はちま起稿と清水鉄平
第2章 元管理人が教えるすぐに役立つブログ運営のノウハウ
第3章 元管理人って何者ですか? まじめに答える清水鉄平のQ&A
第4章 炎上の裏側 元管理人の雑記帳
あとがき

読後の感想

内容的には、ある程度サイト運営をしたことがある人であれば、興味深く読めると思います。そして、数時間もあれば読めてしまうボリュームですので、通学中などにスマホで電子書籍で読むのがいいかもしれません。

進路に悩んでいる学生や、まとめブログを始めようと思っている人には、著者の人生の岐路に際しての考え方や、サイト運営の裏側を知ることができ、刺激をもらうことが出来るでしょう。

もちろん、表紙にありますように「ブログに人生を狂わされた」とは、どんな人生なのか興味本位で読むのも良いかもしれません。第1章でそのあたりの重めのことも語られています。

人気まとめブログの裏側をある程度知ることができ、かつ、元管理人という著者の人生を聞き、・・・うーん、なんかじっくりと日本酒が飲みたくなってきたなぁ・・・( ・´ω・`)ボソッ、そんな気持ちになりました。

上記あてはまる人、オススメです。

はちま起稿 月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ
はちま起稿  月間1億2000万回読まれるまとめブロガーの素顔とノウハウ

 

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運営ってホント難しいね。