献本ではなく、買ってきました~、そしてたしかな満足。
この記事の目次
これはGoogleアナリティクス本の新定番だ
できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応: 木田 和廣, できるシリーズ編集部: 本
※重くて大変だー、という方はKindle版も出ていますよ。
ユニバーサル アナリティクス、タグマネージャーにも対応した最新のGoogleアナリティクス本が登場しました。おすすめの1冊に仕上がっています。
Googleアナリティクス公式ヘルプフォーラムNo1アンサリストである木田氏が書かれた、2015年3月現在もっとも新しくて最新、かつ、使い方からタグマネージャー、さらにはEXCELや他ツールとの連携、TIPSなど、もっとも詳しい書籍が登場です。
私も、おもわず線を引く箇所が満載でした。
初心者には「できるシリーズ」の親切丁寧な編集が嬉しい。矢印や手順、キャプチャなど満載。
上級者もうならせるTIPSや「マジ!」も盛りだくさん。そして、普段から徹底活用している木田氏だからこそ、Googleアナリティクス(ユニバーサル アナリティクス)以外での使い方も紹介。嬉しすぎます。
全382ページながら、辞書的なコンパクトさで、持ち運びも苦になりません。そして、ページ余白にはしっかりノンブルが印刷されていて、逆引き辞典としての使い勝手の良さはパーフェクトです。
Webアナリストはもちろんのこと、企業のWeb担当者やリスティング関係の方々、とにかくGoogleのツールやサービスをWebまわりで扱う方、全員におすすめできる内容に仕上がってます。さすが木田さんです。
ユニバーサル アナリティクスにも完全対応
本書は、ユニバーサル アナリティクスとタグマネージャーをベースに書かれており、現時点は間違いなく国内最高濃度の情報量をもつ1冊です。Googleアナリティクス本の新定番といって過言ではないでしょう。
さて、著述をした木田さんとはこんな方です。
1989年早稲田大学政治経済学部卒業。
豊田通商の南米駐在員として自動車販売に従事。株式会社カービューに転職し広報・マーケティング兼営業としてiモードサイト構築等を担当。その後、ネットショップ店長を経て、アクセス解析の世界に入る。
とっても明るくて気さくなアナリストさんです。プリンシプルという会社で、WEB解析をメインとしたコンサルティングに従事しています。その豊富な知見から、公式フォーラムでもつねに適切な回答をされることでも定評があります。
Googleアナリティクス公式ヘルプフォーラムでもNo1アンサリストとして、日々Googleアナリティクスの普及と啓蒙に努められている人格者でもあります。
>>Google Analytics Japanese – Google プロダクト フォーラム
また、WEB解析で近年わだいになっていますBIツール。Tableau解説本の著者としても有名です。Tableauは、分析にかかる時間を短縮し、高度な分析を可能にする、分析者の競争力を高めるツールとして人気です。
WEBマーケターのためのTableau入門(操作編) 電子書籍: 木田 和廣: Kindleストア
興味のある方はこちらもオススメします。
「できる逆引きGoogleアナリティクス実践技240」目次
こんな方におすすめ
・タグマネージャーを使っている人。
・メルマガやリスティング広告などの効果測定を「しっかり」したい人。
・チームの分析リテラシーをあげたいメンバー。
・具体的なTIPSやレポート方法をステップアップさせたい人。
・分析に閉塞感を持っている人。
とくに、最後の停滞感を持っている人には目から鱗だと思います。分析って、とくにWebマーケティングですと、だいぶノウハウが成熟してきて、解析が入り込む余地ってあんまり無いよな、と冷めてしまったWebアナリストの方!
そんなあなたはとくに目から鱗のテクニックに驚愕することでしょう。ここまで使いこなせるのか、と。その一部を紹介しますね。※伏せ字は書籍にはちゃんと書いてあります。
・utmパラメータの「xxx」のみで「mail」でも「e-mail」でもダメ。
・メルマガのパラメーター着地後のダイレクトアクセスで直接効果を測る方法。
・天気や気温との販売数の相関を確認する。
これは本の一部です。すでにソーシャルメディアはWeb解析界隈だけでなく、広告関連やSEO関連に明るい方々の好印象ツイートが散見しています。
基礎から応用、トラブル対応まで網羅した240技
さて、気になる目次はこんな感じです。9章の高度な分析は、木田氏の知見が満載の珠玉の内容です。Googleとも密に問い合わせをし正確かつ広範囲な内容を実現しています。
まえがき
目次
画面メニュー別インデックス
本書の読み方第1章 基礎知識
001 Webサイトの目的を理解する
002 Web担当者はアクションを提案・実行することを心がける
003 Web解析でサイトを改善するプロセスを知る
・・・他含め計10技第2章 導入
011 Googleアナリティクスのアカウントを開設する
012 トラッキングコードをサイト内の全ページに挿入する
013 タグマネージャについて理解する
・・・他含め計15技第3章 設定
026 アカウント、プロパティ、ビューを理解する
027 特に重要な設定項目を確認する
028 トップページが「/index.html」と「/」に分かれないようにする
・・・他含め49技第4章 用語の理解
075 「ユーザー」を正しく理解する
076 新規ユーザーとリピーターの違いを理解する
077 「セッション」を正しく理解する
・・・他含め19技第5章 レポートの分析
094 Googleアナリティクスの画面構成を理解する
095 新規ユーザーとリピーターの振る舞いの違いを知る
096 ビジットカウント別にユーザーの振る舞いの違いを知る
・・・他含め35技第6章 機能の活用
129 対象期間のデータを同期比で比較する
130 ショートカットキーで操作時間を短縮する
131 レポートの表示項目を興味の対象だけに絞り込む
・・・他含め17技第7章 組織での共有
147 フィルタやセグメントを適用したレポートをすばやく表示する
148 短時間でサイトのパフォーマンスの概況を把握する
149 マイレポートの作成方法とウィジェットの種類を理解する
・・・他含め19技第8章 成果の改善
166 KGIとKPIを適切に設定する
167 メディアサイトにおけるKPIの設定方法を考える
168 コーポレートサイトにおけるKPIの設定方法を考える
・・・他含め39技第9章 高度な分析
205 ステップメールをマルチチャネルの視点で改善する
206 アトリビューションモデルからチャネルの貢献度を比較する
207 デバイスが異なっても同一のユーザーとして捕捉する
・・・他含め18技第10章 トラブル解決
223 Googleアナリティクスからのお知らせに対処する
224 Googleアナリティクスの障害情報を確認する
225 レポートの用語や使い方を画面上で調べる
・・・他含め18技索引
どうです?この内容。まさに「Web担当者必携の新しい逆引き」といえる内容ですよね。
少なめなのはAPIやアプリ解析など高度な要素のみ
Measurement ProtocolやAPI、またアプリ解析などはそれほどページが割かれていません。ただ、「Web解析の現場で使える」と表題にあるように、Web解析においては、もう今後数年はこれだけの内容のものは出せないのではないかと思うくらいのボリュームです。さすがに、そこまで必要な人は限定されますので、まったく問題ないでしょう。
しかし、ユニバーサル アナリティクスのコホート分析など、最新機能もしっかり網羅さられいるあたりは感服です。また、タグマネージャーの最新画面での解説も多いため、買ってすぐに陳腐化するということも最小限かとは思います。
かつてのできるシリーズよりも、以下の点でパワーアップしていると思いました。
・チームで分析したりデータ取得したりする知見が豊富。
・タグマネージャーでより簡易な操作で高度なデータを取得するTIPSが多い。
・分析においても最新の外部サービスとの連携について言及。
さすが、国内屈指のGoogleアナリティクス認定パートナーの著述であると、うならざるを得ませんでした。
出版社サイトから無料版もダウンロード可能
ここまで書かれていて価格は2200円(税別)という、2千円前半でおさめるチャレンジ価格です。ただ、それでも躊躇してしまう・・・という方は、出版社であるインプレスの公式ページから無料お試し版がダウンロードできますので、それを一読してから購入するのも良いでしょう。
>>『できる逆引きGoogleアナリティクス』発売&試し読みできる無料PDFを提供開始
さらに、リフロー型(画像ではなく文字データで検索可能な)の電子書籍もインプレス、Google Playブックスから発売されています。タブレットなどで持ち運びも出来て便利です。クライアント先で見せるのにも役立つでしょう。紙と両方買うのがオススメですね。※Google PlayブックスはiOSでも使えますよ!
>>できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応 – Google Play の書籍
Googleアナリティクスを知っている方も、前から順に読んでいくだけでスキルアップ確実の書籍。初級者の方ももってて安心の1冊。
Googleアナリティクスのおすすめ書籍の決定版、と胸を張って紹介できる本の登場に心強く思った週末でした。
できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応: 木田 和廣, できるシリーズ編集部: 本
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