アクセス解析事例~ユーザー定義を使った利用者像想起

 Google Analyticsのユーザー定義を使いますと、経路分析とまはいかないまでも、その訪問者のニーズや属性を推し量ることが可能です。

 今回は、Google Analyticsを使ったアクセス解析活用テクニックを紹介します。

 カスタムレポートを使い、ディメンション(縦軸)に「ユーザー定義」、指標(横軸)にコンバージョンを含むいくつかの指標を設定します。(カスタムレポートの作成方法は以下を参考に)

 カスタムレポートを使って都道府県別セッションを調べる | カグア!

 項目名にあるコンバージョン名をクリックします。
 コンバージョン数の多い順に並べ替えられます。
 コンバージョンの高いユーザーの特徴を調べ、勝ちパターンを見つけるのです。

 A.のユーザー定義では、PHPにより訪問者のホスト名やIPアドレスを記録しています。こうすることで、同じプロバイダを使っていても、ある程度の利用者の絞り込みが可能です。

 B.で、セッション数が1、
 C.で、新規セッション率100%、

  つまり、これらの訪問者は、ほぼ「新規+1人の訪問者」と考えることが出来ます(1つのディスプレイを2人で覗いている場合もあるかとは思いますが)。

アクセス解析事例1
アクセス解析事例その1

 では、12ページビューも見てくれている8番目の訪問者をクリックし、ドリルダウンしましょう。
 すると、「analytics コンサル」という検索キーワードで来ていることがわかります。
 また、この訪問者は一般プロバイダからのアクセスということも、ユーザー定義を見るとわかりますので、

 個人(小規模企業)が、アナリティクスのコンサルを探していると、仮定することが出来ます。

アクセス解析事例その2
アクセス解析事例その2

 「アナリティクスのコンサルを探している?」
 「アナリティクスのコンサルを始めるのに価格を調べている?」
 「社内で現在使っているGoogleAnalyticsを活かしてくれるコンサルを探している? 」
 「グーグルアナリティクスのコンサルになりたい?」

 など、いろいろな訪問者像が想起できると思います。
 そこで仮説を立て、ページに何らかの施策を施し、また検証する、とすれば良いのです。

 検証例として・・・、
 ・アナリティクスのコンサルティングサービスを掲載し、滞在時間が増えたか?
 ・「コンサル料金はこちら!」というページを作り、そのページのPVは滞在時間は増えた?
 ・「コンサルティングの無料資料ダウンロードはこちら!」などとしてPDFを掲載、ダウンロード数は増えた?

 あくまで仮説ですが、こんな活用方法はいかがでしょうか。
 ご参考までに。