新規ユーザーの直帰率を下げて、多くのページを見てもらいたい、と願う人は多いのではないでしょうか。
当ブログでは、グーグルアナリティクスの解析結果を見て、常にいろいろと試していますが、
直帰率を下げるのに効果があった、そう思われる改善策があり
今回シェアしたいと思います。
1.話題のテーマで記事を連投する
2.圧倒的な即効エントリー
3.「つかみ」はもの凄く大切
新規ユーザーの直帰率が下がった
当ブログは、以前紹介したフィルターを使って新規ユーザーを絞り込む方法を使ってログ分析をしています。
新規ユーザーの、今週と先週の直帰率の推移です。
多くの数値で、軒並み良い結果でした。※1
直帰率 -13.46%<週の平均で、13%も下がってます
セッション +40.39%
ページビュー +45.18%
平均ページビュー +3.41%
平均サイト滞在時間 -9.96% ※2
いろいろな要因はあるかと思うのですが、思い当たることがありました。
話題のテーマで記事を連投する
先週から今週にかけて、Google Analytics関連の超ホットなトピックとして、
Google AnalyticsAPIの公開がありました。
これについて、速報も含め、じつは3本も連続投稿しました。
SEOのみに興味のある人、プログラミングに興味が無い人、
いろいろな読者がいる中で、同一テーマ、しかも開発者向けのネタを3連投!
さすがに、どうかと思いましたが、さすがに矢継ぎ早に3つも投稿をしますと注目されるようで、
結果としてブックマークされ、
新規ユーザーが増え、他のAPI関連記事が読まれ、直帰率が下がる結果に。
連投したことにより、当ブログの「最近のエントリー」にも露出してましたし。
(取り上げているブログもまだ少なかったというのもあるかとは思います)
圧倒的な即効エントリー
とにかく最新のネタを、というのはブロガーにとって基本かと思います。
しかし、ここで言いたいのは「圧倒的な」即効エントリーということです。
どれくらい圧倒的かと言うと、有名ブロガーさんよりもすぐに書く、というスピード感です。
先週、発足記念交流会のあった「アクセス解析イニシアチブ」さんの記事を、
会が終わった後、すぐにエントリーしました。
どれくらい即効かと言いますと、終了後1時間しないでアップしました。
会場を出て、目の前にスターバックスさんがあったので、そこで記事を書きました。
すると、わずかの差で、リアルアクセス解析さんが紹介してくださり、
その後、いくつかのエントリーで取り上げていただくことに。
幸運でした。
嬉しいのは、これらは単なるバックリンクではなく「好意的な紹介」という、強力な誘導になっている点です。
そしてこれが、次につながります。
「つかみ」はもの凄く大切
前述の「好意的な紹介」から影響を受けるのですが、
閲覧開始時に良い印象が与えられる、ということは大切だと思います。
記事を読み進めるための強力な源泉になりうると思うんです。
「好意的な紹介」も、「読者がすでに読む気になっている」という点では、
「つかんでいる」読者とも言えます。
他ページも興味深く読んでくれている、そんな姿が想像できます。
また、この週から漫画を導入しました。※3
画像や動画の単なる追加は、SEO的には弱いかと思いますが、あえて踏み切りました。
創作コストもそれなりにかかるのですが(泣)。
とにかく「つかみ」をとりにいきました。
さらに、「前の漫画も読みたくなるのでは?」との仮説から、
「前の記事へ>>」というリンクも目立つところに配置。
このリンク、直帰率ダウンに奏功したのかというと・・・、
どうやら、それなりにクリックされているようです。
報われました・・・。
(Google Analyticsのメニューから、コンテンツ>サイト上のデータ表示、とすると、ページ上の全リンクのクリック率などを表示させることが出来ます。)
とはいえ、あまり効果の無かった施策も
いっぽうで、あまり効果がなかったのが、記事末にある「読んだよ!」リンクでした。
クリックにご協力して下さっている方には、大変申し訳ないのですが、
どうもあまりクリックされなかったようです。
(クリックして下さってる方々、本当にありがとうございます。助かっています。)
直帰率 -2.48%。わずかに2%程度減っただけでした。
ちなみに、その方法。
リンクタグに、以下のタグを追加します。
<a href=”~” onClick=”pageTracker._trackPageview(‘/out/yondayo.html’);”>読んだよ!</a>
※<>は全角にしてます。※/out/yondayo.htmlは任意のURL
こうしますと、クリック時 /out/yondayo.html にジャンプした、とカウントされます。
これで、非直帰となる算段でしたが、そう甘くはなかったですね。※4
ちなみに、こちらのテクニック、
応用しますとPDFなどファイルのダウンロード数などもカウントでき重宝します。
以上、当サイトの事例で恐縮ですが、参考になれば幸いです。
※1
無論、単純に直帰率を下げることが良いこととは限りません。それぞれの事情や商材、目的にあった数値を目指すべきだとは思います。
※2
平均サイト滞在時間は、00:02:38が00:02:22に減っただけなので、問題ないかと思います。
※3
画力は全くありませんが(泣)。
※4
上記3つの施策も、それで本当に効果があったのかは、外的要因、ユーザー像、多面的に吟味しなければわからないとは思います。ですのでタイトルも「改善したと思われる・・・」なのですが、短く端的に表現するほうを優先しました。
追記 2009/4/30 20:11
よくよく読み返してみますと、13%下がっただけなので、「新規ユーザーの直帰率を13%も改善した」とは大げさだと感じ、タイトル修正しました。
◆正確な滞在時間を計るため、
宜しければこちらをクリックして下さい。→→→読んだよ!
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