支援戦略を長期で考えた〜実は1次災害さえ半ば、笑顔を送り続ける為に次に出来ること

避難生活はの方々は、こちらの記事によると52万人だそうです。

asahi.com(朝日新聞社):死者4800人超、避難52万人 東日本大震災 – 社会

しかし、自宅が幸いにも家が残り、そこで生活はしているが、水が無い、電気がない、という方もいると聞きました。

何の根拠も無いですが、とりあえず倍で考えれば、100万人の生活困窮者となります。ちなみにこちらの記事は、試算として首都直下型の避難者数なら460万人という数字を算出しています。今見ると更に恐ろしい。

震災と安心 | 新しい「安心」を考える | 生活総研 INSIGHTOUT

いずれにせよ、支援必要者を100万人だとして、その人達が3ヶ月間では、以下のものが必要になると算出しました。何か凄い額です・・・。

・食事をする回数 9000万食(1回300円なら27億円)
 ※作るのに使う水の量も考えると実質はもっと必要かと。

・必要とするトイレットペーパー 600万ロール(2時間に1回、利用平均50cmとして)
 ※トイレットペーパーは60m巻、一般的なシングルロールを基準。ダブルだとこの半分。
 ※市販されているものは12ロールが多いので、それだと50万個・約1億5千万円

・飲料水 2リットルペットボトルで9000万本(1本150円なら135億円)。
 ※飲料水として必要と言われているのが1lということなので、とりあえず単純に2倍した。
 http://www.health.ne.jp/library/5000/w5000388.html

水と食事とトイレットペーパーだけ見、素人の私が考えてもこれほどです・・・。

ただ、これだけ見ると「絶望かよ・・・」と感じてしまうかもしれませんが、でも逆だと思うんです。そういう事実を知った上で、じゃあ少しづつでも前進しなくちゃって。そして、小さな実感の積み重ね、支援の継続が、持続的な復興のエネルギーに繋がると思うんです。何か、更に恐いのって、負の情報に負けちゃってそこから生じる負の連鎖というか。

東日本大震災の復興費用は14.6兆円以上、阪神を50%強上回る公算 | Reuters

先を知った上で積み重ねるのと、何も知らずに積み重ねるのとでは、気の持ちようが違うと思うんですよね。そう、枝野官房長官もようやく休息を取り長期戦の構えです。

asahi.com(朝日新聞社):枝野長官、公邸で8時間休息 妻子のもとへは…予定なし – 政治

さて、今週前半、多くのエントリーやツイートで、「今何が出来る?」といった内容がアップされてました。ですから、あれも継続が大事だと思いました。

状況って刻々と変わっているわけですし、明らかになってくる問題も増えてきますよね。遠方の人で出来ることの中に「義援金」「買い占めをしない」などの他に「対策を考え続ける」も加えたい。いやホントそれくらいの規模だと改めて思ったわけです。支援を、不安解消行動で終わらせない為にも、今度は「次に何が出来る?」という議論、継続。

勿論、対策といっても難しいことでなくていいと思うんです。

節電に協力するぞ、じゃあ止まってる間、エレベーターどうする?で、大事なのはここから。そういったときに、ちゃんと調べて選択肢や対策を提示する、議論に「参加」する。「リーダーが決めたことに賛同します」一辺倒にしない。これも結構労力かかるんですよ、でも、それも支援「行動」だと思います。お金では無く、時間や知恵を持ち寄る方法もあると思うんです。

こういった積み重ねが無にならないような大局としての判断は、信頼する他ありませんが、現場の方々へこれからも応援や支援、そして敬意を忘れないようにしたいです。ブレイクもうまく取り込んで、私も負けないように継続します。「義援金目標金額残高メーター」みたいなブログパーツ、あれば貼るのになあ。

と、まずは自分に言い聞かせる意味でエントリーと口座まとめ(大手の義援金受付も赤十字社を結果通じて、というのも多いんですね)。

日本赤十字社(東北関東大震災義援金受付専用口座)
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阪神震災とは違う実情 (整形版)-自治体不在の孤立被災地支援
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