ラガードマーケティングを考える

ラガード

私だけかもしれませんが、よく「アーリーアダプタ」とか「キャズム」とかは聞くんですが、「ラガード」って聞かないなあ、と。

>>ラガード(Laggard):RBB TODAY (ブロードバンド辞典)

マーケティングでは、よくイノベイター理論などと言われ、

・パイの大きい一般普及(アーリーマジョリティ、レイトマジョリティー)に働きかけるにはまず、イノベイターやアーリーアダプター(オピニオンリーダー)に気に入られ、そこで口コミを誘発せよ。
・アーリーアダプタとマジョリティには、超えがたい壁(キャズム)があり、それを越えるにはアーリーマジョリティを攻略する戦略をきちんと敷かねばならない。

などと言われ、商品普及には、イノベイター、アーリーを攻略し、キャズムを超えて・・・と言われるそうなのですが・・・、でも、まあライフサイクルやブランド寿命もあるしなあ、とも考えちゃうわけですが、

>>イノベーター理論(1) | マーケティング・コンセプト | ミツエーリンクス

なるほど、ふむふむ・・・。

ん?

そういえば、一番保守的、伝統的と言われているラガードが語られることってあまり無い!?

こんな記事を見つけました。

>>経営戦略入門: パチンコやる人は時代に乗り遅れた人

今回主張するのは、パチンコ屋の顧客はラガード(採用遅滞者)とういことである。

調べてみると、パチンコ市場は「レジャー白書2009(財)日本生産性本部)」によると、

パチンコ参加人口は1580万人・・・市場規模は21兆7160億円

>>業界ニュース – 参加人口やや持ち直す~レジャー白書2009 / P-WORLD

それに比べ、例えば「ネットショッピング市場」では、

ネットショッピング市場は21年度の6兆5744億円・・・

>>「ネットショッピング市場、26年度に倍増へ」:イザ!

(ECだけではありませんが)IT業界、比べものになりません・・・

一方でこんなエントリーを見つけました。

>>Togetter – 「モバゲーの収益源は「トラックの運転手」? 意外な利用者層が判明したブログエントリ関連のツイートをまとめました」

たしかに、モバゲーを率いるDeNA、絶好調です。

>>「ソーシャルゲームで世界1を目指す」=利益約4倍DeNA驚異の決算発表【湯川】 : TechWave

イノベイター理論とはちょっと離れますが、以下の雑誌は、ターゲットをしっかり絞り好調の様子。出版不況をものともしない発行30万部。なんと女性雑誌「non・no」(集英社)を凌駕しています。

>>「小悪魔ageha」編集長にインタビュー、世の中には「かわいい」か「かわいくない」の2つしか無い – GIGAZINE

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いろいろと考えちゃいますね。どの市場を狙って、どの顧客に向けた商品を提供するのか、と。 ま、市場やターゲットがわかったところで、そこをウチが狙えるのか、狙うのか?という自問もありますが。

私などは、つい最新技術に目が奪われてしまうのですが、「誰が何を必要としているのか」、という原点を今一度、振り返りたくなりました。

閑話休題。ラガードを間違えてリガードと検索したら、こんな結果に。

>>リガード – Google 検索

思わず、Amazonでポチりそうになりましたww。ミステイクマーケティング・・・ですか!?