「ページ解析」3つの本当の実力~Google Analytics 新機能

グーグルアナリティクス、ページ解析

 グーグルアナリティクスに機能アップがなされました。

 以前は「サイト上のデータ表示」というメニューで、
 クリック率がわかる機能でした。

 それが今回、「ページ解析」と名前を変え刷新。・・・果たして進化の程は。

 

1.新機能ページ解析、機能の概要

 ・以前は別ウィンドウが開きクリック率などが分かったが、
 オーバーレイが継続してしまった。それは若干改善

 ・スクロールすると、クリック率が減っていく様子がリアルタイムで表示

 ・リンク先が同じだとクリック率が同じ、という仕様はそのまま

 ・その場ですぐに絞り込み可能、リピーターのみにするとか。

 ・表示項目を切り替えられる。例えば、アドバンス セグメントで、
 新規とリピーターをチェックしてたら、切り替えられるとか。

 ・クリック率0.1%以上のみ表示するとか出来る。またクリック、収益、
 トランザクション、CV1、CV2・・・とも切り替えられる。

 ・左サイドにページ詳細が表示される。

 まとめると、絞り込みやすくなり、詳細もすぐに閲覧可能、という感じ。

 

2.ページ解析、実際の操作例

 1.アドバンス セグメントで、新規ユーザーとリピーターを選択。
 2.コンテンツ>>ページ解析
 3.メニューで切り替え比較
・・・という感じ。すぐに切り替えられ便利。
 グーグルアナリティクス ページ解析

 さらに、画面左に3項目あり、それぞれクリックすると
 隠れていた詳細が表示されます。

 例えば「コンテンツの詳細」を表示させると、このページでの、
 新規:リピーターが一目瞭然。いやあ便利ですね。
 Google Analytics ページ解析

 そして更に、気になった項目があればクリックしてみましょう。

 すると、すぐにアドバンスフィルタとして適用され、その項目での
 絞り込みが始まります。解除したい場合は、画面右上の「クリア」です。
 Google Analytics ページ解析 使い方

 

3.リンク元とリンク先を見てみよう

 さらに、「リンク元」をクリックします。すると・・・、

 10件以上表示されます

 以前は、ページ詳細から「ナビゲーションサマリー」とすることで、
 そのページの前後の遷移を10件まで辿れたのですが、ページ解析では10件以上、
 しかもクリック数付
です。嬉しいですね。
 ページ解析の使い方

 ですから、ここで更に気になったURLがあればクリックすることで
 遷移し、そのページがまた解析されます。

 勿論、画面内のリンクをクリックし、移動しても解析を続けられます。
 わかることがちょっとだけ増えましたね。

 

4.上下におけるページ全体でのクリック率の算出

 スクロールすると、画面下にオレンジ色で、全体のクリック率の何%
 その部分までで占めるか、という数値が表示されます。
 ページ解析

 これはスクロールを進めると、どんどん小さくなっていきます
 (ま一般的にページ下になればなるほどクリック率は下がりますよね)

 しかし!ここで止めてはいけません。

 例えばブログなどの場合、「関連記事」といってPVを増やすために
 関連リンクを本文下に掲載していることも多いと思います。
 関連記事といっても興味のあるものは・・・

 この中で、どれがクリックしたのか。ページ解析ではこれが一目瞭然ですね。
 関連記事の中でも、やっぱりiPhoneネタでライトなのがいいんだぁ~、とかわかります。
 (とはいえ、これは前のバージョンでも出来たんですけどね。)

 

5.ページ解析の本当の実力

 ですから、グーグルアナリティクス新機能、ページ解析の本当の実力は、

 1.アドバンス セグメントを2つ以上チェックして、見よう!
 2.リンク元とリンク先を徹底的に追おう!
 3.(前も出来たけど)ページは諦めずに最後まで見よう!

 、とすることで、より理解が深まることでしょう。
 いやはや、また凄い機能が実装されましたね。