削除したユーザーは、ゴミ箱で復元はできません。復活させる方法もありません。
お客様のGoogleアナリティクスに、ユーザー追加してもらい共有している方も多いと思います。
そして、そのGoogleアナリティクス向けに、カスタムレポートやセグメントなど、いろいろな分析アセットやカスタムレポートを作ったとします。
しかし、その後、管理者があなたをユーザーから削除しますと、それらの作ったカスタムレポートは復活しません。注意しましょう。
今回偶然遭遇しましたので、ご参考になれば幸いです。
そのユーザーのカスタムレポートなどが消えます
Googleアナリティクスには、ゴミ箱があります。公式ヘルプフォーラムでも、よく「アカウントを消してしまった!復活できないか?」といった投稿が散見します。それを解決すべく、消したアカウントやビューなどを復活する機能として、実装がされました。
しかし、上図のように、「ユーザー」は復活対象に入っていません。たとえば、管理者が「あー、このメルアド何かなー?わかんないから消しちゃえ!」としますと、そのユーザーは復活はできない、のです。
人事異動などで担当者にそういう引き継ぎが行われませんと、キレイにしたくなる衝動にかられて、知らないユーザーは消してしまってもおかしくないですよね。コンプライアンス的にも、データを見られる人は少ないほうがいい、となりますもんね。
まあ、削除されたユーザーの側が必要がなければいいのですが、そのときに作ったカスタムレポートやセグメントが、力作だったりしますと他でも使いたい、という人もいるのではないでしょうか。
ユーザー削除で消えるもの
管理者が、追加したユーザーを削除するとどうなるのか。
削除されたユーザーが作った、セグメントやカスタムレポートなど、そのユーザーの作成した分析ツール(アセット)が完全に消えます。
まあ、そもそもそのレポートにアクセスできなくなりますので、当然と言えば当然ですし、そもそも必要もないといえばそれまでですが、作った分析ツールが消えるというは、結構ショックだとは思います。
セグメントなどはアセットとして共有リンクを控えておけば、別のアカウントでも再現できますので、大切なセグメントなどは随時保存しておくと良いです。カスタムレポートは、カスタムレポートサマリーから1つ1つ共有リンクを発行すればOKです。
ある程度つくりこんだレポートや、偶然発見した汎用性のあるセグメントなどですと、他にも使えるでしょうから、そういった資産は適宜、共有リンクを控えておきます。
ちなみに、そのユーザーが作って共有リンクを発行してもらい、そのリンクをクリックして、別なユーザーに保存されたカスタムレポートやセグメントなどは消えません。ようはディメンションとメトリクスの組み合わせなので、URLクリックで再現した後、そのユーザーのデータに保存されるからです。
セグメントやカスタムレポートなど、レポートで使えるツールやアセットはユーザーに紐づくわけですね。
なお、セグメントは、あえて設定をしなければ、「すべてのビューで自分がセグメントを適用」されるため他のビューから転用ができるかもしれません。ただ、そこでセグメント作成時に限定的にしている場合は、ユーザー削除とともに、そのセグメントも消滅します。
カスタムレポートなどを復活させる方法
管理者が変更履歴を見れば、このようにどのユーザーアカウントを消したかがわかります。それと同じメールアドレスで、再度、ユーザー追加してもらいましょう。
運が良ければこの方法で、作成した当時のカスタムレポートやセグメントが当時の状態で復活できます。運が良ければというのは、複数のケースで確認(すべて30分以内に同一ユーザーの再追加)はしていますが、とくに公式ヘルプにそういうくだりがあるわけではない、からです。あくまで自己責任でお願いします。
いずれにせよ、アカウント管理はごちゃごちゃになりがちですが、コミュニケーションを密にとって適切に扱いたいものですね。
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