独立するときは、誰でもすごく不安があると思います。私など零細企業では今でも不安がありますがw・・・。まあ何だかんだで、もうすぐ12年になりますので、体験談などを少し書こうと思います。
この記事の目次
Q1.収入の不安は無いのか??当面の話
ごめんなさい。独立といっても、最初は、当初勤めていた会社とフリー契約して、個人事業主とて開業したのが始まり。
ちょっとズルっこな感じ。
とはいえ、その会社を看板にして営業したことは無かったので、まあそれはそれで大変でしたけど。(看板の話はまたいつか、屋号も結構大事だったりする)
で、何でフリー契約したかっていうと、企業に属してると、したい活動も当然制限がかかるので。とはいえ縁を切るほど悪い関係でも無かった。
なので、福利厚生を失う代わりにちょっとの自由時間を貰った、というのが実態。
まずは食いぶちを見つけてから、いろいろ考えましょう。<当たり前か。
Q2.安定が無いのは不安じゃないのか?
いや不安、ものすごくありますよ。未だに、突然仕事が無くなる夢で目が覚めます。
あと、私の場合、非常に割りの悪い商材ですから。
・継続してお金がもらえるわけではない
・別に無くても生きていける
ということ、だからです。<消費財で生活必需品などが提供できるわけではないですが。
なので、常に突破口は考えて試行錯誤はしています。とはいえ、突破できずにもう11年(泣)。そううまく行くものでもありましぇん。
でも、まあ気をつけることは、必ず提案をすることでしょうか。セミナーなので、あまり同じ人ばかりですと、やはり集客する側も厳しい(マンネリ化っぽくなるので)ので、さじ加減は難しいのですが、タイムリーなネタや難しい事象があれば、メールくらいはします。
安定が無いほうがデフォルト!と言い切れる面の皮と、理解してもらえる家族次第でどうとでもなる、と言った感じ。何とか生きてます。
Q3.結婚できる?
いや、これもたしかに、大変でした。
相手の親にしてみれば、ただでさえ不況なのに、どこの誰ともわからないフリーの男連れて来たっ!てなりますよ。
で、結果としてどうしたかというと、確か、安定した保守案件を1件取ってきて、それで評価してもらったというか。言葉や愛情じゃなくて結果ってことです。<いやこれは言いすぎかw。
そりゃ共に生活するパートナーとしては一番それが心配ですからね。がんばりました。ひぃー。
で、本人に納得してもらえたら、あと親御さんにはコツコツと、足しげく通って信頼関係を。がんばってPRしました。今ではお陰さまで良くしてもらっています。本当にいつもありがとうございます。
Q4.健康面でのリスクは感じないの?
えっと、これは常に感じています。体という資本が無くなったら本当におしまいですので、毎日筋トレは欠かさず。
本当はウォーキングもしたほうがいいんですけど、そこまではなかなか。
知り合いのフリーランスでは、仲間内で共同戦線を張っている人もいます。
その中身は、「最悪、俺が死んだらこの顧客は頼んだぞ」といったもの。実際、私も出張に出るときは、万一のために、保険証書とクライアントの連絡先一覧を書置きして出てきます。
そういう健康リスク管理は必要になります。
ちなみに、海外では「事業継続性」という指標が取引先として重視されると聞きます。まあ、そこまで出来ないしろ、万一の準備は必ずするのがフリーランスです。
ただ、予防が一番安い医療コストですね。
Q5.家とか買えるの?
これも苦労しました。というか独立して、始めて知りました。まあおめでたい性格なので、
「あーこういうのを「壁」って言うんだー!いやホント越えられないや!くそぅ。」ってw
とまあ、私はそれくらいにしか思ってなかったのですが、さすがに妻のショックだった模様。
以下のブログに詳しく書いてありますが、どうやら「三年以上の黒字確定申告」など事業として安定していないと、銀行が相手にしてくれないのだそうです。
とはいえ、個人事業主としては節税対策として、ギリギリの経営をすることが多いと思います。私もそうでした。ですので、私たちが出した結論は「頭金を貯めること」でした。
とりあえずがむしゃらに働いて2人で必死に貯金と節約をしました。
それで、ある程度の額になって、世の中が不景気になってきて、良い業者さんと出会え、銀行さんを紹介してもらい、審査が通ったという顛末です。
おそらく自分で銀行にいっていたら、今回もダメだったかもしれません。そういう幸運も手伝って、住宅ローンが無事組めました。
住宅ローンなど信用に絡む多くの社会的制度は、サラリーマンや公務員をベースに制度設計されています。働き方改革と言っても、それらまで改革されるわけではない、というのは承知のうえで活動するようにしましょう。
Q6.子育てが不安じゃない??幼児期
子育てしたことある方は、わかるかもしれませんが、子供が小さいときに大変なのは「人手」で、大きくなって大変なのは「お金」です。
まず、「人手」ですが、我が家は幸い車で30分くらいのところに、妻の実家があり、義母義父に、結果ものすごくお世話になっています。
子供が出来て、いろいろと手がかかるようになって、始めて「サザエさんってほんと理想だよな」という目で見るようになりました(笑)。あんな頼り甲斐のある親戚のオジサン(カツオ)が、いつも遊んでくれるなんて、タラちゃん最高すぎですw。
ですので、自分も嫁さんも、両家ともに実家から遠い、という場合はどうしたらいいのか?
ちょっと、facebookで海外の知人に聞いてみました。大体、兄弟・・・みたいですねえ。やっぱり親族なんですよね。で、日本人の知人にも何人か聞いてみたところ、まれに24時間託児所という答えが。
そういえば、知合いの転勤族はどうしてるんだろう?。<社宅トモとか?!
やっぱり、一番困るのは、親が病気になっちゃうことなんですよね。親は休めないんです。となると、やっぱり、そんな親を掛け値なしにフォローくれるのが、ジジババなんですよねえ。
よく、「お鍋が冷めない程度の距離」とは言いますが、あまり近すぎてもお互い良くないこともあるようですが、遠けりゃ遠いで、大変なんで。
前述のローンとともにどこに住むか、結構大事だったりします。
Q7.子育てが不安じゃない??高等教育
えっと、これ小生、今でも不安です?。知り合いのフリーランスも苦労をよく吐露してます。
学費年100万だとすると、4年で400万、入学金とかでプラス100万ですか。んー、子供二人だと1000万。<ん?こんなもんか?
例えば、それよりはお金がかからない小学校、中学校の9年間で貯めるとすると、1000万/9年=約111万 まあ月10万貯蓄ですよ。
まあ、実際には、生まれた頃から学資保険をかけて、月々ちょっとづつでも貯蓄するしかないです。それよりは、次です。
Q8.50代の生命保険料はこんなに上がるぞ
ライフネット生命でシミュレートできます。そもそもいくらに設定したらいいの?に答えてくれるコンテンツまであり、オススメです。
例えば、1985年生まれで現在25歳。これから5000万円の死亡保険に入るとします。25-35歳までは、毎月の保険料は4,650円です。安いですね。でも、保険というのは統計医療なので、若いときは安いんです。
ですから、少し年齢を上げてみます。1975年生まれで現在35歳。同じく5000万の死亡保険に入ると、月額7,820円。まだ1万円しません。
さて、今度はもう10年あげてみます。1965年生まれ、45歳、5000万円で10年間、さていくらでしょうか。18,615円。30代の倍以上です。掛け捨てじゃなくて、積み立てタイプのですともっとです。ま、それだけ死亡リスクが統計的に多いということです。
とくに稼ぎが不安で、教育費もかかる50代に最も高額。毎月2万円も安定支出です(泣)。
これが終身保険ですと、もっと上がります。 <終身保険など保険の種類はまたいつか。
これを回避するには、掛け捨ての場合ですと、契約年数を長くするという方法があります。先ほどのシミュレーションで契約期間を30年にすると、30年間ずーっと8,240円です。
通常は、更新タイプを勧められて、都度見直す方が得ですょー、などと言われるわけですが、さすがに5000万組んでおけばいいでしょ、とも。
Q9.50代になっても食っていける??技術
まず技術についていくことですが、私、今でももう付いてイケてないとは思います(笑)。でも、お金になる技術とそうでない技術とあると思います。
それよりは、例えばWebデザイナーさんでしたら、広い枠組みの技術を持つことが肝要かと。それは年齢があまり関係ない本質的なものというか。
例えば、ある営業先で「Webなんか誰も見ねえよ!」と断れれたら、「じゃあ、新聞の折込チラシ作りません?」というような。
やっぱり、Web屋さんって見られるのは稀で、デザイン屋さんっていうポジションを獲得するのが良いのではないでしょうか。・・・と知り合いのデザイナーさんが言ってました。
ちなみに、カグアも実はすごーく狭いターゲットから始まってます。Webマーケティング>アクセス解析>Google Analytics 、っていう。
でも、個人でやるには、これが限界。というか最近はもう1段階実は下げてるかも(笑)。
そうして、自分の得意ジャンルを常に築き、オンリーワンになれればいいなあ、と妄想。あとは、ついていく技術をいろいろわき見しない、くらいでしょうか。
Q9.50代になっても食っていける??稼ぎ
技術的についていくことと、食っていけることは別とはいえ、50代が現役20代とバリバリ勝負するのも、想像し難いですよね。で、企業にいる場合、たいていの場合、50代の稼ぎが増えるからくりはこうです。
1.出世する出世をして部下がたくさん付けば、自分の何倍もの仕事をこなすことが可能です。
2.スペシャリストになる「この人に辞められたら困る」というポジションが築ければ、ちゃんと年齢に応じた配分はもらえるはず。
3.実績者になるこの人が居たからあの取引先があるみたいな、すごい実績のある人はやはり優遇される。※転職のさいには評価されるかもしれませんが、直接的なマネーになるかというと微妙。
3.マネジメント層や経営層になる。たぶんこれが一番ベスト。
企業に属していても、人口比率的にはピラミッドにならないとあまり健全ではないわけでして、上記3つ以外の人はおのずと、リストラや子会社へ転籍などとなります。<業績良好なら別ですが。
でも、ここにヒントがあります。フリーでも、とにかく人脈作りがうまい、何かの技術がとんでもなくずば抜けている、何らかの実績ホルダーになる、・・・のいずれかになれば良いのです。
実績ホルダーというは、具体的には不労所得の仕組みを持つことです。
Webサービスを立ち上げ100社契約、保守契約を10社獲得、で毎月安定収入といった感じ。
実際、CMSの営業をして独立した人がいて、聞いたところ不労所得が月間100万を越えるそうです、すごい。やっぱり毎月の安定契約は強いですよね。年齢関係ないですもんね。
フリーランスの醍醐味はおそらくこの、不労所得だと思います。とくにデザイナーの方でしたら、ブログ立ち上げで、それ以降も保守契約を結ぶ、ようはWebをリース契約にする、という営業がありえるかもしれません。
フリーは大変だと思う方へ
おそらくどっちも大変だと思うんです。企業に属していても、それなりには大変でしょうし、上に行かないまでも、50代をどう切り抜けるかも含めると。
で、結局、どちらが性に合っているか、だと思うんです。同じ辛いなら、全て自己責任でやりたいようにやれる、そんなフリーの道の方が、たまたま私には向いていただけ、だと思います。
一方で、私は企業に属していたときに、ちょうど山一證券が倒産するというニュースを目の当たりにしました。そのとき思ったんです。「安定は自分の中にしか無い」と。
稼ぎが少なくて、「ごめん、あとで振り込まれるから今月分割にして」とか、カミサンに頭下げたこともあります。取引先に「すみません、風邪こじらしたので日程変えてもらえませんか?」とか泣きついたこともあります。でも、誠心誠意やったら、後は天に任せるのみです。
ですから、ここまで見放さず付き合って頂いてるクライアントは、本当に良き指導者です。
皆さま、どうぞこれからも宜しくお願い致します。
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