ここ1ヶ月の間にテレビ局から6件も出演依頼の問い合わせが入り忙殺されています。ただ、そこで一般のかたのGoogleマップに対する認識を知ることができました。
そこで、今回の記事では、Googleマップを使うさいに知っておくと、妄想旅行をより楽しめる、という点についてまとめます。
この記事の目次
Googleマップで妄想旅行とは
Googleマップをつかって、行ったことのない土地を見て、行った気になるという妄想旅行です。かつてそのテーマで、マツコの知らない世界にテレビ出演させていただきました。
https://youtu.be/yPGBpdtg6tw
かつては、教員や大学講師をしていたこともあり、Googleマップの使い方や授業での調べ学習に役立つような知見を、情報発信しています。
普段は、ブロガーやユーチューバーとして情報発信をしたり、Googleマップに投稿してGoogleローカルガイドのレベル上げなどをしていたりします。
なお本記事では、Googleマップの性能を100%引き出せるよう、記載がない限りパソコン・ブラウザ版でのGoogleマップにおける前提で解説をしています。
ご注意ください。
おすすめGoogleマップの基礎知識
Googleもさすがに危険地帯には行けない
Googleが、世界中の道路やスポットをストリートビューの撮影しようにも、やはり危険な場所や許可されていない場所にはいけません。
- 大自然が険しすぎて危険な場所(アフリカ奥地など)
- 社会情勢として危険な場所(中東など)
- 政治的に許可されていない場所(中国やロシアやドイツ・韓国など)
- 安全保障上いけない場所(軍の近くや国境近くなど)
Googleマップで画面下にあります、黄色いペグマンをクリックします。すると、ストリートビューで可視化されています地域が青くなります。そこでズームアウトしますと・・・、上記のように、じつは見られない地域の方が世界的には多いのですね。
見れない地域のほうが多い
このことはもっと知られていてもいいかなあと思います。
いっぽうで、渋谷駅前などは毎年更新されるなど、タイムマシンデータの充実ぶりには目をみはるものがあります。
定番スポットであれば過去に遡るのはたやすい、という感じです。いっぽうで、Googleのおひざもとである米国でも2009年からまったく更新されていない土地もあるため、このあたりはけっこうアバウトだなあとも思います。
また、広島原爆ドームの内部や、中国の一部の歴史的スポットも、管理する側の思惑があって、Googleも許可されるわけです。普段いけないところを、Googleが取らせてもらえる理由を考察しながら、妄想旅行をしますと、また違った味わいを感じられます。
スマホでVRっぽく見られる
Googleマップアプリですと、ジャイロ機能が使える最新スマホであれば、VRのような体験ができます。
Googleマップアプリである地点を長押しします。すると、画面左下にストリートビューの画像が小さく表示されます。それをタップしますと、ストリートビュー画面に変わります。そこで、画面右上のコンパスをタップしますと・・・!
スマホを見ながら、向いた方角の景色が見えるようになります。あたかもその場所にいるかのような、360度視点を体験することができます。
また、Googleアースのほうのアプリでは、3Dグラフィックスになった地形を見ることができます。お城や世界遺産を3Dで、鳥の視点で俯瞰できる醍醐味は、格別ですよ。
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ネットの情報は古く公式ではないことが多い
とくに面白画像系で、Googleマップへのリンクがないところは、たいていはもうその画像はありません。
Googleマップが出はじめの2000年代には変な画像もたくさんあったものですが、Googleマップは常に更新がされていますので、もうそのほとんどは見ることはできません。
また、2013年頃にネットで話題になりました2本足の白猫が歩いている画像。これなどはフェイクです。Photoshopで合成されたジョーク画像だそうです。
>>なんじゃこりゃああああああああああ Googleストリートビューに新種の二足歩行猫が映り込んでネット騒然 – ねとらぼ
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また、ストリートビューにはユーザー投稿ができます。ですから、面白画像として残っているものでも、たいていはGoogle公式の撮影ではなく、ユーザー投稿のケースが多く、メディアで使うさいには許可が必要になります。
>>同じオッサンを360°楽しめる秋葉原のストリートビューが話題に | ニコニコニュース
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残念ながら面白おかしくストリートビュー画像を投稿することは、規約違反ですので、面白いからといって見つけても拡散しないようにしましょう。規約違反を幇助する行為として、拡散者も批判されることと思います。
このあたりの、疑問はGoogle公式のコミュニティで日々議論されています。一度もご覧になられたことがないかたは目を通しておくと良いと思います。
>>マップ Community
サイトで詳しく見る
妄想旅行の楽しみ方
ですから、わたしが提案するGoogleマップでの妄想旅行の楽しみ方は次のとおりです。最近は、Instagramのハッシュタグ巡りなど、おおくのスポット情報で溢れています。
以下がすべてではありませんが、わたしはGoogleマップならではの楽しみ方として、次のように、日々妄想旅行に楽しんでいます。
タイムマシン機能
一度訪れたことがある地域でも、Googleストリートビューが更新されていることがあります。そうしたとき、当時の様子が振り返れたり、無くなっていた建物に思いを馳せたりできます。
>>未来へのキオク
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じつは、Googleマップのタイムマシン機能は、日本の東日本大震災がきっかけとなっていることが知られています。上記のサイトでは、2011年までの様子を、見やすい形で当時のストリートビューを見ることができます。
震災が起きて当時の記録として残しておこう、というGoogleジャパンからの提案が世界のGoogleに広がったと言われています。
自分の親やジジババといっしょに、地元のストリートビューを見て、時間をこえた妄想旅行をいっしょにしてみるのは本当におすすめです。自分の知らない親の一面を見ることができますよ。
とにかくぶらぶら青いところを探してみる
ペグマンをクリックして青いところが表示されましたら、そこはストリートビューが見られる、ということです。
「今日は寒い地域を見てみようかな」「今日はフィリピンを見よう」「この国知らない!でも青くなってる」といった、自分の興味関心で、世界中を見て回るのはいかがでしょう。
ただ、もちろんそれらは観光地でないことも多く、見ても意外とつまらないかもしれません。
でもそれこそが現地の日常
Googleマップは、現地の空気を伝える地図です。ですから、観光地のように楽しめることは少ないかもしれません。しかし、「なぜ電線がないのだろう」「なぜこの人達は道路に座っているのだろう」「なんでこんなに犬がいるのか」など、生活者目線で、その地域のことに思いを馳せると、また違った国際理解につながるはずです。
自分がその国に移住する、という視点でGoogleマップを見てみると、違った妄想旅行が楽しめます。
天気がよく見応えのある瞬間を探す
Googleストリートビューで見られる風景は、基本撮影したその日の天気を映し出します。ですから、Googleマップを紹介して、よくあるのが「思ったほど感動しない」です。
たとえば、船に乗った水上ストリートビューは、聴こえは良いのですが、天気が曇りだったり、岸辺の風景が遠くだったりすると、なんかごく普通の船上の景色にしか見えません。
残念ながら、Googleストリートビューの撮影で何日もかけられるのはまれです(オーロラをとるなど明確な狙いがある場合は別)。ですから、そこに期待をしてはいけません。
ですから、逆に、この絶景で、この天気、サイコー!というスポットを見つけますと、それはとても感動します。
>>Pitkajarvi lake – Northern Lights viewing area – オーロラ
サイトで詳しく見る
>>竹田城跡 – 雲海
サイトで詳しく見る
>>ピトケアン諸島 – 晴れた空と絶景
サイトで詳しく見る
Googleマップストリートビューチームのかたがたは、重たい360度カメラをかついで撮影をしています。ストリートビューカーでも、くまなく地域を撮影するのには骨が折れます。
そうした苦労も含め、天候など貴重な瞬間のスポットを探す、という楽しさを体感していただけると、Googleマップの妄想旅行がまた楽しいものになると思います。
ぜひ、みなさんもおすすめのスポットを見つけましたら、共有URL付きでぜひ拡散してください。
くわしく学ぶ世界遺産300<第2版>世界遺産検定2級公式テキスト | 世界遺産検定事務局, NPO法人世界遺産アカデミー
まとめ
- Googleマップ関連の面白情報は古いことが多い
- アプリ楽しいよ
- 妄想旅行を楽しむためのコツを理解しよう
Googleマップは、Googleが圧倒的な利益を生む事業として展開しているビジネスではありません。ですので、日々彼らの手の内で私たちは楽しめています。
そのことを理解すると、逆に妄想旅行が楽しめるようになります。世界中のあらゆる場所、まして宇宙などにも行けるGoogleマップ。ぜひみなさんも楽しんでみてください。
そして、おすすめスポットがありましたら、ぜひ共有してくださると嬉しいです。
・・・と、こんな感じの父親目線で、SNS、ドライブ、ゲーム、生活防衛ネタが多めでブログ記事を2009年から書いています。よろしければLINE@をフォローしていただけると更新情報を受け取れますのでおすすめです。記事を気に入ったというかたはぜひ。
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