タイトルだけ見ると、コンバージョンって何ぞや!?って思いますよね。
というわけで、早速始めましょう。
この記事の目次
1.コンバージョン(CV)が示す意味
コンバージョンとは、グーグルアナリティクスで言えば、
ホームページ運営の目標のようなものです。
サイト運営の目標にはいろいろありますが、
運営をするからには何かしらのゴールがあってしかるべき、という考え方です。
目標例
・サイト経由で問い合わせをもらいたい
・自社ブランドに長い時間接触してもらい、マインドシェアを広げたい
・ネット通販の売上を増やしたい
これらのビジネス上のゴールをGoogle Analytics ではコンバージョンといい、
そのカウントが出来る設定が、可能なんです、グーグルアナリティクスでは。
ですから、英語圏のGoogle Analytics では、
「ゴール」というメニューがあるくらいなんですね。
※日本では「コンバージョン」というメニューがそれです。
サイト運営するからには、成果をちゃんとカウントして、
その成功要因をきちんと把握・分析して、ノウハウにしよう、という考え方です。
2.コンバージョン設定のすすめ
Google Analytics では、Analytics設定というメニューで、CV設定をします。
つまり、最初にGoogle Analytics のタグをサイトの全頁に貼った後、
また更に、設定をします。
ですから、実は・・・、
「Google Analytics は使ってるけど、コンバージョン設定なんてしてないよぅ!」
という方は多いのも事実で、概ね次のようなケースが多いようです。
・とりあえず使えればイイからっ!
・管理権限を代理店に握られてるから
・そもそもそんな設定面倒だから
・タダでさえシステム部にスクリプト申請通すの大変だったのに、また設定かyo!
・コンバージョン測ってどうするの?
・そんな指標を測っても、査定には影響ないし!
・外部にクリエイティブを頼んでいるけど、余計なことまで頼む必要はない
このような壁が存在し、その壁を苦労して乗り越えてまで、
また新たな設定をすることは、労力以外の何者でも無いと・・・。
でも、こう考えてみてはどうでしょうか。
「問い合わせが増えた(減った)」・・・なぜ??
それがわかったら嬉しいと思いません?
自分で分析できたら嬉しくありません?
でも実は、上記疑問、ある程度は解決するんです!しかも設定せずに!
では、早速以下に紹介しましょう。
3.設定無しで成果分析!
成果(良くも悪くも)を分析するために、行うコンバージョン設定。
Google Analytics の場合、具体的には、
特定ページにアクセスされたかどうか、のカウントを取ります。
(他のコンバージョンもありますが、また別の機会に)
つまり、「問い合わせが欲しいサイト」の場合、具体的には、
問い合わせ完了ページにアクセスされたかどうか、をカウントすれば、
問い合わせ数という目標達成数を把握できるだろう、という考え方です。
では、実例で解説しましょう。
たとえば、このページにアクセスされたら成功!とします。
//www.kagua.biz/seminar
次に、Google Analytics にログイン。
コンテンツメニュー>上位のコンテンツ、とたどります。
そこで上図のように、seminar と検索します。
すると、前述のURLが表示されるはずです。
そうしましたら、そのページ名をクリック!
すると、そのページのアクセス詳細がわかります。
そうしましたら、分析メニューから「ページ別の参照元」を選びます。
すると、そのページへ導いた経由元がわかります。
なに!成果を出したのは、feed経由とGoogle経由か!
feedというのは、ブログを便利に読むソフトでRSSリーダーというものがあり、
それ経由という意味です。
更に、Google経由とありますので、
さらにセカンダリーディメンションというメニューをたどります。
「キーワード」を選び、どんなキーワードが成果を出しているのか・・・!?
すると、こんなキーワード経由が成果を出しているのかー!!
、とわかります。
このように、詳細ページにありますいろいろなメニューをクリックしましょう。
成果を出したアクセスの傾向などが分析できます。
4.成果分析から次の一手を考える
このように成果を分析しましたら、そこからまた新たな一手を考えるわけですね。
「このキーワードで成果が出るなら、Yahoo!経由でもこのキーワードで成果が出るかも!」
>>Yahoo!のリスティング広告を検討してみる。
「Googleではこれらのキーワードが成果を出しているのか・・・。」
>>今月は他のキーワード広告の出稿を試験的に見直してみようか?」
「自社サイトからの成果はゼロだな・・・」
>>自社サイトにもどんどんリンクを貼ろう!キャッチフレーズをもっと見直そう!
などなど、いろいろと仮説を立てて検証するための修正をして、
PDCAサイクルを回す。
そんなサイト運営の重要な指標がコンバージョンなんですね。
設定をしなくとも、ここまでは標準で出来ます。まだの方は、まずはぜひ試して下さい。
そして、もし興味わいたら、コンバージョン設定をしてみて下さい。
5.補足:URLコンバージョンは記録されてないとそもそも取れない
補足です。
上記のような、ある特定ページをゴールとするときには、そのページがそもそも
記録が取れていないとコンバージョン設定は出来ません。
記録できていないページの成果は測れないんですね。
したがって、コンバージョン設定をしようという方も、
今一度、そのURLがそもそも記録されているか、「上位のコンテンツ」メニューで
検索してみて下さい。
見つかれば、その記録されているURLをそのままコピーして、
コンバージョン設定ページで貼り付ければ、確実に設定が出来ます。
お試し下さい。