ページ滞在時間の把握が出来ます。読了ポイントも変更可能。
jQueryとJavaScriptで動きますので、タグ追加で簡単に計測できます。MITライセンスとしますので、商用利用でもお気軽にどうぞ。
読了か否か、という本当の意味での直帰率の把握や、訪問キーワードと読了時間の分析等にお役立て下さい。※Google Analytics では、ページ滞在時間を次頁との時間差により算出するので、直帰の場合、正確なページ滞在時間が分からないのです。
1.まずはデモをご覧下さい
以下のリンクをクリックしてみて下さい。別ウィンドウでサンプルページが表示されます。スクロールさせ読み進めると、読了ポイントでアラートが出ます。このアラートを、Google Analytics のイベントトラッキングに置き換えています。
jQueryではスクロールを検知できるので、それを利用しています。読了ポイントは、タグに id=”end” といったid設定して頂ければ簡単に実装できます。ちなみに、当ブログでは記事後の「こちらの記事もオススメです」に入れています。
タグがスクロールして表示されますと・・・、
・そのページのURL
・読了までの時間(秒数)
・リファラ
をイベントトラッキングに記録します。したがって、記事ごとの読了時間を把握したり、訪問キーワード(ユーザーの期待感)とのギャップを推測したり活用できるかと。
Google Analytics では、コンテンツ>イベントのトラッキング>カテゴリ>finishと辿って下さい(カテゴリー名にfinishと命名しています、変更可能です)。イベントトラッキングで計測していますので、PV数には影響を与えていません。
2.GA Read2End 設置方法
jQueryを使用しています。いやホント便利ですね。スクロールをイベントとして検知できます。
まず、jQueryの読み込み、そして以下のJSファイルを任意の場所にアップし参照して下さい。WordPress利用でトップに置いたならば src=”<?php bloginfo(‘url’); ?>/gar2e.js などとすると良いでしょう。
ダウンロード
◆非同期トラッキングコード用>> gar2e.js
◆ga.js用>> gar2e-gajs.js
※jQuery は別途ダウンロードされるか、以下をそのままお使い下さい。
<script src="http://ajax.microsoft.com/ajax/jquery/jquery-1.4.2.js" type="text/javascript"></script> <script src="gar2e.js" type="text/javascript"></script>
そして、読了ポイントにidなどで「end」と記載して下さい。この#endが表示されると「読了」と判断しイベントトラッキングに記録します。
例:<h3 id=”end”>こちらの記事もオススメです</h3>
以下、注意事項です。
・イベントトラッキングを使用していますので、非同期コードの場合は問題無いですが、予めGoogle Analytics のトラッキングコードが読み込まれている必要があります(<HEAD>内にトラッキングコードを設置など)。
・ブラウザによって、読了ポイント以後3〜4行表示されて反応するものと、表示後すぐにカウントされるものとあります。ご容赦下さい。
・読了はページ読み込みにつき1回にしていますが、再読込されるとリセットされてしまいます。
・直帰率が激減しますので、気をつけて下さい(ある意味正確な直帰が分かるのですが、チームで分析している時などは、認識がずれないようシェアして下さいね)。
・ゼロ秒は、ミリ秒を四捨五入で算出しているので、0.5秒未満の可能性が考えられます。
3.Google Analytics での分析例
計測結果としてはこんな感じに出ます。値に秒数を入れてますので平均値が、読了平均秒数となります。
平均読了時間で並べ替えると課題が見えてきます。
URLをクリックするとリファラが分かります。キーワードは、とりあえずセカンダリーディメンションで紐づけて見られるので、デコードし検索文字列が分かるようにしている程度です。
イベントトラッキングには、カテゴリー名や値など、4項目も入れられるので、他に良いアイデアありましたら教えて下さい。
最期に、このプラグインが有用とお感じ頂けましたら、ブックマークして頂けると開発の励みになりますので、嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。
追記 ga_scroll.jsというプラグインも既にあったんですね。こちらはカスタム変数内に記録しているようです。
日経BPコンサルティング
売り上げランキング: 192480