スマートウォッチはAndroidからブレイクしそう。
>>スマートウォッチ用「Ingress」アプリがもうすぐ登場–Apple Watch版は予定なし – CNET Japan
ついに来ましたね。
スマートウォッチとはいえ、スマホデバイスには違いありませんので、普及にはキラーとなるコンテンツやアプリが必要です。既存の時計がステータスやファッションのためにつけるものであり、時刻把握のためのものでないとすると、時刻アプリはキラーにはならないわけです。
一方、メール受信やアラートなどもわかれば助かりますけど、それに何万円もかけて・・・という意味では、キラーになりうるほどの力強さ持ち合わせていないと言えます。
しかし、ここに来てついにキラーが登場です。それは、世界中で大ヒットしていますingressというゲームのアプリです。
この記事の目次
Android WEAR で実現するIngressアプリ
上記記事によりますと、以下のIngressのユーザーアクションを補助する可能と報じています。
・HACK
・DEPLOY
・RECHARGE
・FIRE XMP
さらには今後は、声による操作や、心拍数などの情報を取り込んだ展開なども目指すとのこと。期待が高まります。
また、スマホ版にない機能としては、一度ハックした後のカウントダウンが表示されるとのこと。うっはー!これはワクドキですね((o(´∀`)o))。
単体ではゲームのすべてを操作できるわけではないとしながらも、これさえあればいつでもIngressできるので盛り上がりそうです。
リリースは3月中を目標に開発が進められている模様。待ち遠しい!!!
なぜキラーになりえるのか
さて、なぜAndroidウォッチのキラーになりえるかと言いますと、そもそもキラーコンテンツには、いくつかの要素が必要です。
・お金を払ってでも、その課題を解決してくれる。
・身に付けるものなので、バッテリーや機能、ファッション性などが制限される。
これらすべてを満たすのがIngressアプリです。
熱狂的なファンがすでにいる
Ingress(イングレス)は世界的にヒットしているGoogle製のゲームです。屋外でプレイする特殊なジャンルのゲームです。国内大手では、ローソンがポータルに参加するなど、ビジネスも動いているほどです。
Googleトレンドでも安定的に急上昇キーワードとして認知されています。
>>Google トレンド – ウェブ検索の人気度: ingress – 日本, 過去 12 か月間
いちいちスマホを出さなくて済む
ここがポイントです。
Ingressは熱狂的ゲームユーザーが屋外でスマホを出してプレイするわけですが、これが時計で済めばそれにこしたことはないわけです。そして、そのパケットは限定的なデータ量でも十分でしょう。
さらにファッション性という点では、Ingressという仮想現実的なバーチャルなイメージからは、スマートウォッチというガジェットはぴったりのアイテムです。
ゲームにはお金を払う
熱狂的なユーザーが自分の欲求のためにお金を払う、ということは自然なことです。
まして、ゲーム上でうまく機能すれば、それが成果として出るわけですからますますメリットを感じることでしょう。
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すでにスマートウォッチでもファッショナブルなものも登場していますので、Ingressのためだけに買っても、決して恥ずかしいという気持ちになることはありません。
スマートウォッチならではの機能を取り込める
かつて記事にも書きましたが、新しいハードウェアが広がるといっても、結局ITということでは、入力・処理・出力という流れにそわないとイケナイと書きました。そして、このIngressアプリは心拍数などとも連動した展開とのコメントもあるように、新しいインプットデバイスにより処理され、展開が変わっていく(出力)という新しいユーザー体験が得られる可能性があるわけです。
これほど親和性のあるコンテンツはないかと思います。そして、それがすでに世界中に下地が広がっていますので期待できそう、というわけです。
Googleの底力を感じる
さすがGoogleと言わざるを得ませんね。
Ingressという圧倒的な魅力を持つコンテンツを生み出し、AndroidWEARのキラーにしていく。ここまで華麗に戦略の導線を敷いてくるあたり、恐怖すら覚えますね。
最初は、Ingressユーザーだけかもしれませんが、そこから端末数を増やしていけば、アプリ開発者も普及している端末に向けた開発をすることは、自然なことなので好循環サイクルになるでしょう。
アップルウォッチは最上位機種がものすごく高額と聞いてますので、おそらくそちらのラグジュアリーセグメントを取っていくほか無くなると思います。
そして、いろいろなAndroidWEARが出てくれば市場も活性化してくるはずです。
すでに時刻を知るというキラーアプリが目減りしている現状において、腕につけるガジェットの新しいキラーはゲームから始まるのかもしれません。
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