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Googleアシスタントアプリアナリティクスの見方と公開データ事例

「オッケー!グーグル」のGoogleアシスタントアプリもじつはアナリティクスが見られます。利用状況を把握して改善に役立てたいですね。

本記事では、Actions on Google で見られますGoogle Assistant Analyticsをご紹介します。

>>人気の「グーグルアシスタント」最新一覧はこちら。
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Google Assistant Analyticsとは

Google HomeはGoogle Assistant

ところで、グーグルの音声アプリはGoogle Homeがないと使えない、という認知が多いかもしれません。しかし、グーグルアシスタントの専用デバイスがGoogle Homeとも言え、スマホでも普通にGoogle音声アプリは使えます。

Google Assistantアプリを使ってみたいという人は、Google Assistantアプリをスマホにインストールして、こちら(上図)から定期的に最新アプリを探すと良いかと思います。Google Homeがなくても使えるのです。
>>最新 | Google アシスタント

グーグル音声アプリのアナリティクス

グーグルアシスタントアナリティクス(GAA)は、Google音声アプリがどのように利用されたか、というデータを知ることができるレポートです。
>>Actions on Google

Google音声アプリの開発環境である Actions on Google の管理画面から見ることができます。

それでは早速、どのような利用状況がデータとしてわかるのか、見ていきましょう。

グーグル音声アプリのアナリティクスの見方

基本画面の操作方法

グーグルアシスタントアナリティクスの基本画面はシンプルです。画面情報にメニューがあり、メイン部分に集計されたグラフが表示されます。
>>Google Assistant| Google Developers

アクティブユーザーなどグラフ上に、1日、7日、28日とグラフの区切り期間が選択できるものもあります。

フィルターは、Googleアナリティクスのセグメントのように高度にカスタマイズできるものではなく、一般的なディメンションでフィルタリングするだけです。

USAGE:アプリの利用状況

グーグルアシスタントアプリがどれくらい利用されているかがわかります。例えば下の「Average conversation length」のグラフでは、会話にハマりさえすれば伸びていることがわかります。

HEALTH:アプリの稼働実績

おもにアプリの稼働実績やクラウドでの反応速度など、稼働状況の健全性がレポートされます。

DISCOVERY:発見ルート

トラフィックルートがわかります。一番気になるところですが、私はまだデータが貯まってないようで、見られません。Google検索の結果にアプリ表示させるみたいに、表示してくれると増えそうなのですけども。

DIRECTORY:ディレクトリでの反響

Googleアシスタントアプリが紹介されていますGoogle Assistant ポータルサイトでの露出や試用ボタンから呼び出しなど実績がわかります。

サードパーティ製解析ツール

Googleアシスタントアプリの公式ドキュメントには、サードパーティ製の分析ツールも紹介されています。
>>Analytics and Monitoring  |  Actions on Google  |  Google Developers

上記の指標だけでは知りえないデータや、より細かく分析したいときなどには、検討してみると良いでしょう。

Google Assistant アプリは、ノンプログラミングで作れて公開やクラウドも無料、しかもアナリティクスまでわかる、といういたせりつくせりの環境が用意されています。KPIなども設定しえると思います。

アプリ公開後のデータ

それでは私が公開しましたGoogle Assistant アプリのデータをご紹介します。レースゲームのコースに迷ったとき、ゲームタイトルを言うと、ランダムでコースを提案してくれる音声アプリです。
>>
おまかせレース | Google アシスタント

CTRは22%~ディレクトリの露出が強力

4月10日に 461 PV で、呼び出しが 101回です。CTR(コールスルーレイト)は約22%という感じ。ただ、アシスタントポータルの新着での露出がなくなると、とたんに下がります。まだ今は1日くらい効果がもつ感じですね。

それなりに拡散したつもりですが、それでもGoogle Assistantポータルの新着は効果が高いですね、今のところ。あと、ほとんど自分なのではないかという疑いはあります。

会話平均33秒~中断率はバラバラ

初動の盛り上がりは自分の可能性もあるので、別な日を抽出してみました。4月27日 会話 18、メッセージ 54、会話平均 33秒、という感じでした。中断率などはバラバラで、これらの指標の期間内平均や合計値などの小計もアナリティクスで表示されると良いと思いました。

たまに5分くらい会話しているときもあるのですが、同業者やレビュワーさんなどが試しているかもですかね。会話の中断率はバラバラですね。このあたりは音声UIを突き詰めますと、改善されると思います。

エラー率 0%~稼働実績ログが見られる

HEALTHメニューでは、Google Assistantアプリの反応速度などが見られますが、Googleクラウドを利用して公開した場合は、リンクがありクラウドのログを実際に見ることができます。

まあ私のグーグルアシスタントアプリの起動回数が少ないため、エラー率は0%でしたが、自前のクラウドなどを用意し、それなりのトラフィックがありますと、このあたりは要チェックかもしれません(自前サーバーのときはどう連携するのかはわかりません)。

ホーム起動率わずか3%~起動端末の比較

まあ使っていますのが、私だけだからという仮説はあるのですが、アナリティクスを見て意外だったのは、音声アプリであっても起動はスマホのほうが多い、という点です。

アナリティクスで30日中、Google Home端末での起動が、スマホでのGoogleアシスタント起動よりも多かった日は、たった1日です。

もっとも多かった公開当初ですと、スマホ起動 223件に対しホーム起動はわずか7件です。ホーム起動率3%という少なさ。これはやはりポータルでの認知が大きいとは思います。

アマゾンエコーとよく比較されますグーグルホームですが、グーグルアシスタントアプリはスマホを使った外出先での利用なども考え、設計することも重要なのかもしれませんね。

・ ・ ・ ・ ・

ぜひ皆さんもGoogle Assistant アプリを開発されてみてはいかがでしょうか。

短めの呼び出しアプリ名は早いもの勝ちです。またSNSで拡散して、スマホで気軽に試せてもらえるグーグルアシスタントアプリは、公開後もグーグルアシスタントアナリティクスを見て楽しめます。

これからどんなアプリが登場するのか、期待が膨らみますね。

おもしろまじめなAIスピーカーアプリをつくろう -Google Home(アシスタント)&Amazon Echo(Alexa)音声アシスタント開発 | 松浦 健一郎, 司 ゆき


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関連情報リンク

Google Assistant デベロッパー、公式Twitter。このあたり充実させているのはGoogleが本気な証拠。
>>Actions on Google(@ActionsOnGoogle)さん | Twitter

Googleが目指しているのは、ここですよね。アマゾンエコーとの比較はあまり意味が無い気がする。
>>AIアシスタントの賢さを比較!Googleがトップ、Siriは残念な結果に – iPhone Mania

やっぱり今後も音声検索や音声認識、そしてAIと広げてきますよね。
>>「Googleアシスタント」が人間のように電話して店を予約可能に – CNET Japan

ドラフトでいろいろ試せるようになりました。
>>「Googleアシスタント」、アプリ開発者向けに多数の新機能 – CNET Japan

勝手に起動するのは困りますよね。
>>Googleアシスタントを勝手に起動させない設定方法 | ナベブログ

アシスタントアプリは、Googleホームと違い画面なので、絵文字での返答などもあります。
>>Android版のsiri!?Googleアシスタントの面白い会話と機能 – NAVER まとめ

アシスタントアプリ開発の参考になります。音声UIの勉強にもなる。
>>Googleアシスタントとしりとりしてみる – Qiita

申込み後2ヶ月ほどで届くそうです。楽しみ。
>>Google Home アプリをリリースして Google Assistant Tシャツをもらいました – niwasawaの迷子センター

まとめ

Googleは、YouTubeアナリティクスもそうですが、こうしたアナリティクスを積極的に公開してくれるので、とても助かります。

いっぽうでドキュメントが英語だけなど不便はありますが、それ以上にグーグルアシスタントアナリティクスを見ると、わかることがあり楽しいです。

音声UIはまだまだこれからの分野です。おそらくAIやVRといった先進技術にも関わるジャンルだと思いますので、今後もキャッチアップしていこうと思います。

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