マルチカスタム変数とは

 マルチカスタム変数

 Google Analytics 新機能に登場したマルチカスタム変数
 ユーザー定義を拡張したものらしいのですが、自分へのメモとして整理。

 こちらに詳しい情報があります。
 Custom Variables – Google Analytics – Google Code

 

マルチカスタム変数の書式

 現行のユーザー定義は値が1つしか入れられない変数のような
 ものでしたが、マルチカスタム変数とはどのように使うのでしょうか。

 書式例としては次のとおり。

pageTracker._setCustomVar(
   1,           //スロット番号(1~5まで設定可能)
   ”Section”,     //カテゴリー名
   ”Life & Style”,  //値
   3           //スコープ値(1:ビジターレベル、2:セッションレベル、3:ページレベル)
  );
pageTracker._trackPageview();

 イベントトラッキングのように、値を4つ設定できます。
 ちなみに、多分3つのスコープで5スロット=15スロットまでは設定できません。合計で5スロットまで。
 ちょっと自信ないですが。

 

スコープとは

 マルチカスタム変数は、何がマルチでカスタムなのかというと
 それがスコープです。<何のこっちゃ。

 マルチカスタム変数、Google Analytics新機能

 例えば、ページレベルスコープでは「ファッションページのブルーを選んだ」
 と定義しても良いでしょうし、

pageTracker._setCustomVar(
   1,           // 1番目のスロット
   ”Fashon”,     // カテゴリー名
   ”blue”,  // 値
   3           // スコープ
);
pageTracker._trackPageview();

 また、セッションレベルスコープでは「ログインしているのか、そうでないのか」
と定義しても良いでしょうし、

pageTracker._setCustomVar(
   2,           // 2番目のスロット
   ”UserType”,     // カテゴリー名
   ”member”,  // 値
   2           // スコープ
);
pageTracker._trackPageview();

 さらにユーザーレベルスコープでは「メンバーは男性」
 と定義しても良いでしょうし、、、。

pageTracker._setCustomVar(
   3,           // 3番目のスロット
   ”Memberstatus”,     // カテゴリー名
   ”male”,  // 値
   1           // スコープ
);
pageTracker._trackPageview();

 というわけで、いろいろとユーザーを多岐に分類できそうな。

 ところで、ユーザーレベルのスコープが、クッキーで判断される模様。
 5つまで個別の訪問者スコープを作成することが出来るようです。

 リアルアクセス解析さんでも、詳しく言及しています。ご参考に。
 アップデートされた「GoogleAnalytics」の機能と活用方法 : 1年前と比較して「有料アクセス解析サービス」にどこまで近づいたのか? – リアルアクセス解析

 

関連メソッド、その他もろもろ

 

 _deleteCustomVar()
 記述例:pageTracker._deleteCustomVar(1);
 (指定されたインデックス割り当てを削除)

 Tracking API: Basic Configuration – Google Analytics – Google Code

 あと、推奨されていることとかあります。

 「ページレベルで取れることは、ページレベルでとって」セッションレベルを
 使わないようにとか、イベントトラッキングで出来ることは、そちらを推奨しますとか。
 Custom Variables – Google Analytics – Google Code

 まあ、5つまでインデックス設定できて、それぞれにカテゴリーと値を設定
 できるけど、スコープをしっかり決めてね!
ってことでしょうか。

 あとは、これをどういうメニュー操作で、レポート表示してくれるのか楽しみ。

 でも、あれ?
 ちなみに、今までのsetVar()も使ったら・・・6個!?
 またいろいろ試したらレポートします。とりあえず以上!