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ショート動画SNSでのアナリティクス比較

ショート動画アナリティクス

ショート動画SNSのアナリティクスをまとめてみました。現状では、YouTubeもInstagramも、TikTokには及ばないという印象ですが、それぞれで囲っているユーザーとのシナジーがどう弾けるか今後に注目です。ただ、じつはTwitterもかなり充実しています。

本記事の執筆は、ゲーム実況歴4年目のカグア!(@kagua_biz)によるものです。なお、情報は2020年12月時点でのものです。ご注意ください。

[kanren]

ショート動画の仕様比較

本記事の投稿者のわたしのショート動画投稿実績は、各SNSをご覧ください。

とりあえずTikTokとYouTubeはおかげさまでフォロワー数は1万をこえています。いちおうは語る資格はあるかなと考えます。

さらにフォローしていただけると、とてもうれしいです。

なお、規約上YouTubeではアナリティクスの公開が認められていません(規約からはそう解釈できます)。

ですのでほかもふくめグラフなどキャプチャは、今回の内容的にはそれほど影響ないと判断し、きほん割愛させていただきました。

企業のコンテンツマーケティング担当者さまの、運営指標やプラン構築の参考になれば幸いです。

TikTok YouTube

Instagram Twitter

BGMの提供

BGM提供がないプラットフォームでは自身で用意する必要があります。

投稿可能な動画の長さ

じつは一番長いのはTwitterです。

BGM合成機能

現状もっとも大きな残念な点

他のSNSでも著作権侵害コンテンツは多くありますが、ショート動画は他の人の動画の音源を利用しやすくできてしまう仕組みがあり、それを権利者本人しか通報できない仕様が多いことが拍車をかけています。

ただ、TikTokでは有名人やトップTikTokerも、多くの著作権侵害とおぼしき音源を利用しています。他のインフルエンサーも使っているから、という点で著作権意識が緩んでしまいがちなのかもしれません。

機能がもっとも充実しているだけに、TikTokのその点はより残念に見えます(逆にそれが軽視されたから急増したとも言えるが、ほめられたことではない)。

※そもそも提供楽曲も、アーチストには収益が入らないので、そこも問題だとは思いますが。調べるとどうやら、販売サイトでいうお試し聴きの扱いらしいです。

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TikTokで知名度をあげて、YouTube広告でマネタイズする、という流れを構築できるアーチストはまだましというのが実態です。

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ショート動画SNSのアナリティクス比較

TikTok

ショート動画に特化したプラットフォームですので、インサイトはとても充実しています。インプレッションは出ませんが、TikTokではタイムラインで表示されれば再生がはじまりますので、実質、再生数はインプレッションと考えて問題ないと思われます。

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チャンネル全体としてはさらに以下のインサイトもわかります。

すでにユーザーが自分の動画のPRに利用できる動画広告もはじまっています。そこでは、以下のこともわかります。

TikTokでは表示と同時に再生がはじまりますので、閲覧数が実質的なインプレッションとみられます。

もちろん、検索ではさすがに再生されませんが、おすすめでの圧倒的再生数に比べれば誤差の範囲と考えます。とにかく、TikTokはレコメンドが圧倒的なのです。

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Instagram Reels

2020年に実装されたInstagramのショート動画リール。ディスカバーでも推しがはげしいと評判です。リールタブというトップ露出という優遇っぷりです。ただ、なぜかそのReelsにはインサイトがありません(IGTVにはある)。

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ですので残念ながらわかることはデフォルトの投稿画面でわかる数字のみです。Instagramではインプレッションもトラフィックソースもわかりません。

SNS媒体のなかでは、もっとも評価しづらい媒体といえますが、2020年においては公式のリール推しが続くと見られますので、フォロワー数獲得には不可避かもしれません。

YouTube Shorts

現在、動画作成機能においてはもっとも劣る(BGMが提供されていない)YouTubeショーツ。ただ、アナリティクスとしてはYouTubeのものがそのまま使えます。このあたりはさすがGoogle、といったところです。

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トラフィックソースで注目スべきは、広告の種類も動画投稿者側でわかることです。以下はわたしの動画ですので、他にももっとあるかもしれません。アプリだけでなく、PCブラウザやテレビでの視聴を考慮されている点は、他のSNSと大きく異なる点です。わたしのゲーム実況動画ですと、約3割がテレビ視聴になっています。

なお、YouTubeのオーディエンスは、親のスマホを使っていると見られる動画の場合は、あてになりません。

Twitterの広告対象になっていなければ、現在ショート動画で唯一マネタイズができる媒体となっている点も注目です。実際、わたしのような弱小チャンネルでも、収益を出しているショート動画もあります。

ポテンシャルとアナリティクスはやはり圧倒的です。

なお、DataPortalには連携をしますが、ショート動画のみ抽出といったフィルタが使えるのかは未検証です。

Twitter

じつはショート動画で、もっともインサイトが充実しているのがTwitterです。リツイートや返信(コメント)などがわかるほか、プロフィールクリックまで出ます。

最近のトップツイートでは、以下のような数字になっています。また、これが、GIFアニメですとさらに上がる傾向があります。

ただ、トラフィックソースやオーディエンスはわかりません。また、再生も同一ユーザーをはじいているのかは不明です。

今後、動画広告も一般ユーザーに開放されるとの噂もありますので、マネタイズ先としても有力な媒体になるかもしれません。

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媒体をこえて面を取りにいく必要性

音声配信とブログも運営しているものとしては、年々ユーザーが媒体ごとに異なることを実感しています。

たとえば、音声配信で言えば自動車メーカーのコンテンツマーケティングがとても盛んです。

また、同じ動画でもそもそものユーザー属性がまったく異なります。それは投稿をつづけていきますと、再生数などですぐにわかります。属性の違いは、カルチャーもありますし、運営側のレコメンドチューニングによるところもあり、さらにその差別化は広がっていくと見られます。

ウェブやテキストにあったブランディングももちろんあるでしょう。ただ、安易に知名度だけでコンテンツマーケティングをするリスクは、年々高まっているように感じます。みなさんは、どう思われますか?

まとめ

どこもより詳細なログは見られないのですが、どれももともと用意されていて有料でしかみられない、というプラン分けはありません。

投稿のハードルが低いショート動画が、企業のコンテンツマーケティングでも今後拡大が見込まれる分野だと思われますので、今以上にアナリティクスが充実することを願いたいですね。

それではみなさま、よいお年を。

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