Instagramでは、動画投稿がフィードに内包されたり、リールになったりと、いま再編が進んでいますよね。かつてのIGTVはなくなり、Instagram側も今後はリールに集約させたいようなアップデートがつづいていますが、それでも2022年1月時点でPCからInstagramリールへを指定して投稿はできません。
Instagramへ動画投稿はクリエイターツールでできる
2022年1月4日時点では、Instagramの親会社であるメタ社が提供するクリエイターツールを使いますと、PCからInstagramへ動画投稿ができます。
しかし、現状では、かつての動画投稿フォーマットであるIGTVへの投稿と、フィード投稿とがわかれています。上図にありますように、いずれ投稿される見通しですが、それでも、Instagram リールの説明はありません。
クリエイターツールは、Instagramを提供しているメタ社(Facebook)のアカウントがあれば利用できるようになります。
Instagramをクリエイタースタジオにリンクする | Facebook Businessヘルプセンター
https://www.facebook.com/business/help/428687951269163?id=203539221057259
なお現状では、クリエイターツールと、ストーリーを投稿できるクリエイタースタジオでは別画面になりますので、注意してください。これくらい、まだMETA社側でも統一感がありません。
Instagramリール専用のPC投稿ツールはない
ですので、前述のように、Instagramリール専用の投稿ツールは存在しません。
インスタ、15分以下の動画をリール動画としてシェアするテスト – Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1367445.html
Instagramは、15分以下の動画についてリール動画としてシェアするテストを日本とインドネシアで始める。このテストにより、15分以下の動画でリールの編集ツールを一部使えるようになるほか、リール専用タブに動画が表示され、より多くの利用者に再生される可能性がある。
昨年末の時点で、まだインドでテストがはじまったばかりです。ですので日本という小さい市場で、本格的にInstagramリールをPCから投稿できる、という機能についてはかなり先とみられます。
今後、15分以下の動画はフィードではなくリール動画として統合される見込みですが、15分を超えるとInstagram動画扱いになるなど、前述の動画投稿フォームがなくなることはないと思われ、そこにInstagramリールが追加されるかというと、ちょっと未知数と見るのが自然ではないでしょうか。
先行しているTikTokでも楽曲利用はできない
ショート動画で先行しているTikTokではすでにPCブラウザからの動画投稿に対応しています。
PCからログインしますと、PCから動画をアップロード投稿できます。しかし、上図のように動画や概要欄といくつかの機能オンオフしかなく、最低限の動画投稿にとどまっています。
ショート動画ならではの、フィルターやエフェクト、楽曲の指定もありません。
フィルターなどはスマホの画面ありきで設計されていると思われますし、楽曲についてはPCの画面で付加するのには著作権的に難しいのかもしれません。
先行しているほうでさえこうなので、おそらくInstagramでもリール動画の投稿も、シンプルな機能提供にとどまると見られています。
実際、クリエイターツールでも、上図のように、InstagramでPCから動画投稿する場合は、設定できる項目は限定的であることがわかります。
ですので現状では、PCからInstagramリールの投稿ができる可能性は、非常にひくいと考えるのが自然ではないでしょうか。
とくにInstagramリールでつかう音源の利用については、権利関係も絡むためなかなか、実装は難しいのではないかと思います。YouTubeショートでもそこは、PCアップロードの場合、対応していません。