わかっている範囲で、ホワイトハット的なSEOで。
SEOに詳しい方には、すでにご存知のことばかりかとは思いますが、実践可能で具体的な作業としてのSEOのまとめを、自分用にアウトプットします。ご意見、ご指摘などありましたら嬉しいです。
この記事の目次
サブドメインでwikiを作る
例
>>ニコニコ大百科トップページ – ニコニコ大百科
>>ピクシブ百科事典 – 同人・漫画・イラスト・二次創作に関する辞典
現在のGoogleは構造化をしたサイトを好む傾向があります。そのため、ビッグワードで上位表示させるには、wiki(構造化が好まれる)を作り、それらから内部リンクを使い、トップにビッグワードで戻るリンクを張ります。
まあ、サイトによってはサブディレクトじゃなく、ダイレクトにそういう構造にしてもいいかもしれません(アフィリエイトで「保険」を狙ってるなど)。
ランサーズで記事を依頼する
>>ネーミング・ライターの発注 – フリーランスのライティング依頼料金・実績一覧
2013年現在、ランサーズでの記事相場は、「フリー文章」であれば、だいたい400文字程度で100円くらいですかね。イメージとしては、タイピング速度100文字(早い人でも漢字変換するとこれくらいになる)くらいの人が、フルフルに1時間ライティングして、時給1200円を超えるくらいを設定した価格が多い印象です。
SEO対策のための Webライティング実践講座 : 鈴木 良治
もっと安いのもありますし、専門性が増せば、1記事700円くらい(グルメや医療などパイが大きいテーマは200円くらい)にはなるかと思います。このあたりは、難易度や文字数を上げると応募数がとたんに減るので、そのあたりはいろいろ試して、パフォーマンスを調べるしかないかと思います。
いずれにせよ、ブログなどで記事追加するイメージではなく、ビッグワードに派生する(内部リンクを貼っても不自然でないような内容)記事を、「他社よりもある程度高速に(あまり大量だとSPAMになる?)」継続更新する必要があります。また、SEOの情報収集などをするためにも、記事生産の費用対効果は注意していなくてはなりません。
そのためには、記事外注が基本かと思います。
ちなみに、nanapiさんのクラウドワークスでは、以下らしいです。
登録されている総数で3,500人くらいだけど、アクティブなのは20〜30人くらいですね。
nanapiはなぜ”取材”をしないのか? けんすう流メディア運営の秘密に迫る!(1/3):サイラボ|cylab
とは言え、スパム記事の量産は絶対にしてはいけません。
まとめサイトを自前で構築するカテゴリーページはNAVERまとめで作る
追記 2013年10月18日
>>SEO業者がNAVERまとめを作ってる件について – SEO日記 一喜一憂 (仮題)
こちらの記事でもありますように、ユーザーのためにならないような、価値の無いまとめはしないようにして下さい。とはいえ、Yahoo!検索結果ではNAVERまとめが標準で掲載されますので、サイトの公式まとめアカウントとして1つ取っておくと良いでしょう。
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション | 松尾 茂起, 上野 高史
まとめサイトを自前で作り、良いコンテンツとしてまとめを提供し、地道にドメインパワーを上げていきましょう。
NAVERまとめがSEO上強いことは既知かと思います。一方で、後述しますが、WordPressは構造化に重要なカテゴリーページの柔軟な運用が苦手です。
ならば、いっそのこと、NAVERまとめに自分で、中カテゴリー、小カテゴリー、第4、第5・・・とまとめを作ったほうが良いかと思われます。
ユーザーが目次ページを見つけやすくなる、ということは利便性の上でも悪いことではないはずです。ならばそれくらい柔軟に考えても良いかと思います。もちろん、自社サイトからそちらにリンクを貼り、外部にリンクを逃がす必要はないですが。
追記:2016年4月2日
2015年後半くらいから、自分のブログの更新情報をNAVERまとめでつくり、指名検索において検索結果の1位と2位を狙うという手法が、散見されるようになりました。
RSSのように、定期的にまとめページを更新しますと、そもそもNAVERのSEOの強さも相まって、強力な援護射撃になるというものです。
結果として、検索結果の、1位と2位とを見方のサイトで狙える、ということで、一部の有名ブログが取り入れているのを見ています。
タグの基本は抑える
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書 : 渡辺 隆広
・H1はひとつでなくても良い。 <HTML5からそうみたいです。
>>艦隊これくしょん (かんたいこれくしょん)とは【ピクシブ百科事典】
・グローバルをCSSを使って無理に下に持ってこなくても良い。
<構造化されていればGoogleは認識するそうです <上に本文がくるにこしたことはないでしょうけど。
・パンくずは必須
>>リッチ スニペット – パンくずリスト – ウェブマスター ツール ヘルプ
・記事URL内にURLやカテゴリーは含めなくて良い
<カテゴリーを頻繁にかえる際にも、URLが変化しないので301リダイレクトでリンクを引き継がせる手間がいらない
例
>>yurieさんのページ | nanapi [ナナピ]
・そもそもドメイン名にさえ、ビッグワードは必要ない
>>読書メーター – あなたの読書量をグラフで管理
・記事中小見出しは、サジェストで出るテーマが良い
参考:関連語検索
>>【goodkeyword】Yahoo/Google関連キーワードツール
ブログは毎日更新する、は重要ではない
前述のように現在のSEOは、構造化が重視されます。
もちろん立ち上げて数ヶ月は記事数増加とPVがほぼ比例します。しかし、それはGoogleハネムーンといい、新規サイトへのボーナスのようなもので、Googleが意図的に新規サイトを優遇し、クリックなど成績が良ければ残すし、そうでなければ優遇は終わる、ということです。
>>消えては現れるGoogleインデックスの怪 | 海外SEO情報ブログ
ですから、それ以上に、量産した記事ページを、常に構造化の状態にインデックスされるよう、カテゴリーページも量産するスキームも重要です。
いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方: 安川 洋, 江沢 真紀, 村山 佑介
WordPressはサブカテゴリー作成など構造化に向かない
WordPressは、カテゴリーページに中カテゴリー、少カテゴリーなどを見やすく表示させるなど、構造化ページを作るのには、あまり機能がありません。
ですから、カテゴリーページのコードをカスタマイズしたり、以下のプラグインなどは最低使ったり、固定ページで手作業でカテゴリーページを作ったりなど、ちょっと工夫が必要です。
>>WordPressカテゴリーページのURLからカテゴリーベースを取り除くプラグイン |ウェブシュフ
>>固定ページ内に指定したカテゴリの記事一覧を表示させる | WordPress(ワードプレス)とプラグイン
>>Breadcrumb NavXT – WordPressにパンくずリストを表示するプラグイン- ネタワン
>>Tweet old post – ツイッターで過去記事をランダムにツイートできるWordPressプラグイン- ネタワン
あとは、特定ワードにリンクを貼るプラグインや、記事ごとにnoindexを設定できるプラグインなど、入れると良いかと思います。とにかく、ページネーションで後ろに行ってしまう記事を、構造化できちんとリンクを辿られやすくする、ということです。
高速化は基本中の基本
これはGoogleも公言していますよね。Amazonはおおむね2秒台での表示です。表示速度はこちらのブックマークが便利です。ここを見て、私も最近、関連記事プラグインを外したり、なんとか1秒台までこじつけました。
>>【これは便利】あなたのWebサイト表示のどこが遅いかを一発で調べるブックマークレット | Web担当者Forum
とくに、WordPressをそのまま使っていますと、サーバーによっては、タグをどんなにシンプルにしても、データベースがネックになることがあるので、キャッシュ化、そして、より高速なプランにすると良いでしょう。
>>広告やSEOにたくさんお金掛けるより、サーバ移転のほうが画期的な効果があるかもよの巻 | More Access! More Fun!
いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り| 宗像 淳, 亀山 將
ソーシャルは必須だがプラグインは遅くなる
とくに、いいね数やツイート数を表示させるプラグインは、そこで表示速度が遅くなるので、ボタンだけあれば良いと思うときは、ハードコーディングしちゃったほうが良いと思います。
一方で、古い記事をツイートさせるプラグインなど、ソーシャルはひと目につくという意味でも、重要かと思います。派生サイトの中には、リンク価値のあるものもあったり、グノシーやはてなで話題になる、などの可能性もはずすわけにはいきませんし。
直接は被リンクにはならないですけど、サイテーション上必須かと。
>>Googleマップの上位表示要因、「サイテーション」とは | 海外SEO情報ブログ
OGP設定、セルフブックマーク程度は行う、あたりは必須かと。
あと、何気に個人的には、楽天ソーシャルニュース、いいですね。Twitterやfacebookとは違う層にリーチしている気がします。
>>楽天Social News – ソーシャルニュース:どこよりも早く新しいニュースを – 楽天Social News (ソーシャルニュース)
ちなみに、被リンクですけど、競合の被リンクを調べるのに、たしかに link:〜 は、全然使えないんですけど、たまに
“www.aaa.jp” -site:aaa.jp
とかはやります。あとは、フェレット+さんとかのツールですかね。
>>WEBマーケティングポータルサイト Ferret(フェレット)
追記 2015年2月12日
WordPressですとソーシャルプラグインキャッシュというのもあるみたいです。
>>シェア数を高速表示!WordPressプラグインSNS Count CacheのDBキャッシュはAPIより速い
カテゴリーページをまめに量産する
前述しましたように、今のGoogleは、構造化、まとめページが強い傾向にあります。ですから、TOPページの内部対策を支援する記事の量産は重要ですが、その一方で、カテゴリーページ内で一覧される記事数がページネーションにより、2ページ目などに行ってしまうと、リンクパワーをもったリンクが後ろに行きかねません。
そのあたりをGoogleアナリティクスで注視し、常に第3カテゴリー、第4カテゴリー・・・など、ページネーションしないように(もしくは少なくとも第何十ページならないように)、下位のカテゴリーを量産し、構造化を進めることが肝要です。
>>勇気・愛情・努力、辻先生が教えてくれた実践的SEO【CSS NITE LP24 InHouse SEO】 | SEM MYSELF:Webマーケ人の戯言
TOP、カテゴリー、記事、それぞれにタイトルを変えるなど、細かなチューニングの積み重ねが重要というのは言うまでもなく。
>>ユーザーのためが最強のSEO!nanapiのSEOで何をしているか – nanapi社長日記 @kensuu
その他、情報収集
SEOのそもそもの基本としましては、辻さんもオススメしていました渡辺さんの本は、必須かとは思います。あとは、以下の本が売れてるみたいです。
Google公式の情報は必須として。
>>Google ウェブマスター向け公式ブログ: 検索エンジン最適化 ( SEO ) スターターガイドを更新しました
>>Google ウェブマスター向け公式ブログ: ウェブマスター ハングアウト、始まりました!
SEOの情報源としては、海外SEOさんは鉄板として、運営堂さんのメルマガもオススメです。
>>海外SEO情報ブログ – 海外のSEO対策で極めるアクセスアップ術
運営堂さんは、SEOに限らずWebマーケティングの厳選リンクが毎日送られてきています。私の中での最強グノシーですw。ここから、気に入ったブログを見つけRSSやソーシャル登録などされると良いかと思います。ほんと、今時のニューカマーも網羅してくれるので助かっています。
あとは、nanapiさん、pixivさん、cookpadさん、読書メーターさんなどをモニタリングして、チューニングに参考にしていけば、良いかと思います。
>>nanapiが人力でやっている細かすぎるが効果的なグロースハック #on_lab – NAVER まとめ
でも、こういった構造化のSEOって、結果としてロングテールも狙えるわけですから、ホント最強ですよね・・・。
重複コンテンツを避ける
※追記 2013/07/08 10:20
noindexを使ったり、WordPressであれば、メインの記事だけindexさせ、archiveや月別archiveなどはインデックスさせない、といったところ。
>>WordPressの「次のページ(page 2)」にnoindexを追加する方法 – レンタルサーバー比較のカルマ
あと、ネットショップなどで多店舗運営をしていますと、同一商品ページなどの場合も、これも重複コンテンツらしい。
>>「重複コンテンツ・重複URL」のおさらい | 海外SEO情報ブログ
外注で記事を量産したとしても、NG出せたり、内部対策のリンクをチューニング出来たり、SEOの最新ノウハウが不可欠。
まとめ、その他雑感
構造化をして、トップページにビッグワードリンクを集中させる、というイメージかと思います。その際、タグ、カテゴリページによる丁寧な階層構造化、ソーシャル、Googleアナリティクスやウェブマスターツールでの監視、など。
・トップへの圧倒的な記事数によるビッグワードリンクを集中させる構造化とスキーム構築
・構造化を促進させるカテゴリー作成スキームの構築
・サイトの高速化
・被リンクや露出のための最低限のソーシャル機能
・重複コンテンツを避ける
・無駄なリソースを疲弊しないためのまめな情報収集
>>Sphinn Japan スピン・ジャパン – 検索マーケティング専門ソーシャルニュースメディア
あと、Googleアナリティクス、ウェブマスターツールは必須というのは言うまでもないかと思います。
なお、GRCなど順位チェックツールは、基本的には順位確認のためにGoogleにアクセスしトラフィックを使っているので、ホワイトハット的にはどちらかと言えばグレイかと思いますので、詳しくは紹介しませんでした。
あと、高速化という点では、最近はWordPressのwp-login.phpへの総当りが、ほんと激しくなってきてて困りますよね。WordPressを使っているサイトは、今まで以上にセキュリティ対策に頭を悩ませることになりそうです。
>>総当たり攻撃 – Wikipedia
>>WordPress › フォーラム » wp-login.php へのアタックが多くなってきているので……
あとは、各種SEOツールなどで他社をベンチマークして、具体的な記事数など閾値を、KPI設定しチームを回していけば良いかと思います。
まあビジネス全般そうなんでしょうけど、前述のように記事外注などする規模ですと、やっぱり資金をどれくらい調達できるか、も重要なんですね、今のSEOは。資金力とコンテンツを適切にマネージメントできる知識、とですかね。
>>「nanapi」運営のロケットスタート、3億3000万円をVCから調達 – ITmedia ニュース
ホント、ブログの1記事のコストパフォーマンスって変わりましたよねえ。あと、ホワイトハットSEOって、ようはGoogleアルゴリズム最適化ってことで。お互いがんばりましょー。
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