アクセス解析界で有名な清水さんが、ブックを出版されたと聞き、早速購入してみました。ブックとは言え税込494円、安い!
商談に結びつける 売上をあげるためのBtoBデジタルマーケティング入門 – 増井達巳 / 清水誠 – 電子書籍ストア BookLive!
電子書籍について
Booklive!さんのリーダーで読んでいるのですが、標準よりも少し小さめの大きさにすると良い感じ。電子書籍らしく目次と見出しがリンクしています。
「気軽に読む」を目指したというこのシリーズですが、この画面サイズ換算ですと、だいたい220ページくらい、しっかり値段の分ありますよ。一方、図版やリンクだけのページもありますので、それほど負担を感じることなく読み進められます。
企業Web担当者さんにオススメ
内容は、(1)キャノンMJさんの事例(対談形式ですが)(2)清水さんの事例(3)キャノンMJさんとの対談、という構成になっています。最初はちょっと違和感を感じましたが、最後まで読むとその構成が、逆に効果的だとわかりました。
キャノンMJさんの事例では、商品の属性分析やポジショニング、戦略のお話で、企業Web担当者であれば是非とも知っておきたい、B2BのWebマーケティングの基礎が、事例とともにすんなり入ってきます。
そして、清水さんの事例で、実際のウェブ解析設計やKPIの設計、どう組織でドリブンしていくのか、という具体的な手法や事例が紹介されていきます。コンセプトダイアグラムという清水さんの十八番と呼べる手法も、図解入りでわかりやすく紹介されています。
そして、最後にキャノンMJさんとの対談。「これか!」と思わず膝を叩いてしまいました。
何か、解析ってどうも小難しいイメージじゃないですか、でもそれを聞くのって何か臆してしまう。でも、清水さんの事例のあとに実際の現場の人が、読者に替って質問してくれてるんですよ。正直「やられたー」って思いましたね、こういう読ませ方もあるんですね。
そして、そのことで理解も深まり、また最初を読み返そうという気になりました。この値段で何度でも楽しめる構成ですね、こりゃ凄い。
清水さんのKPI設計の重要性、コンセプトダイアグラム、実際の数字など、解析関連の手法を学ぶのにもオススメな内容になっています。
一方、清水さんの事例は既にネットでも読めるものもあります。とは言え、それがブックという形式でまとまっているだけでも、この値段であれば価値があるものと言えます。
◆その他、清水氏のアクセス解析関連記事や連載
実践CMS*IA
ブログです、Googleアナリティクスやタグのことなど、具体的なことも丁寧に書かれています。
【連載】清水誠のWeb解析ストラテジー:第1回 レポート分析のプロトタイピングで意思決定フローを作る (1/3) – ITmedia マーケティング
ASCII.jp:清水 誠の「その指標がデザインを決める」
連載です。それぞれターゲットが違いますが、参考になります。
また、書籍中で紹介されているリンクもとても参考になります。
Impress QuickBooksとは
Impress QuickBooks(インプレス・クイックブックス)
インプレスさんが電書に特化して立ち上げたレーベルです。凄いですね、公式がFacebookという割り切りっぷりです。サイトのほうもhatenablogを使っていて、本当にFacebookが公式メインサイトのようです。
ブックの出版に特化しているようですが、今後もぜひ、ブックならではの、出版スピードや表現を追求して欲しいですね。
Booklive!以外でも販売されています。既に利用されているストアで検索されてみて下さい。電子書籍として気軽に読め、かつアクセス解析の実際の設計構築を学べる良書です。オススメですよ。
商談に結びつける 売上をあげるためのBtoBデジタルマーケティング入門 – 増井達巳 / 清水誠 – 電子書籍ストア BookLive!
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